【最終回ネタバレ】第9話「IP~サイバー捜査班」佐々木蔵之介は娘の福原遥と京都に残る!8.4%でフィニッシュ!

2021年09月17日09時53分ドラマ
@テレビ朝日

ディープフェイク画像を作っていた真犯人はメディアアーティスト・西堂牧彦(大東駿介)だった!サイバー犯罪のスペシャリスト・安洛一誠(佐々木蔵之介)を窮地に陥れ、自分の逃走時間を稼ぐために古宮山絆(福原遥)を時限爆弾をしかけた小屋に監禁!安洛が全力で事件を解決!最新話はテレ朝動画、全話はTELASAで配信中だ。



サイバー犯罪のスペシャリスト・安洛一誠(佐々木蔵之介)、人情派刑事・古宮山絆(福原遥)、元捜査一課のエリート刑事・多和田昭平(間宮祥太朗)らが京都の町で発生するサイバー事件を捜査する「IP~サイバー捜査班」最終回・第9話が9月16日に放送された。

視聴率は、初回、第2話は10.3%、10.4%と好スタートをきったものの、その後9.2%、6.5%、7.9%、9.2%、8.6%、8.5%とテレビ朝日の刑事ものとしては苦戦の数字が続き、最終話は8.4%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区、世帯)となった。サイバー犯罪専門に扱うため、最新の専門用語についていけないことや、犯罪が目に見えにくいことなどから数字が低迷したのではないかと思われている。

第8話から2話連続のディープフェイク映像の話だ。現職の警察官・永尾享二(波岡一喜)が作ったと思わせ、自殺に導いていた真犯人はメディアアーティスト・西堂牧彦(大東駿介)だった。アプリを使って画像を加工するだけではなく、警察庁から出向してきたキャリア・桐子香澄(内山理名)が調査依頼で持ち込んだパソコンに監視用のカメラなどを仕掛けて警察の動きも察知、さらには追求の手が届く前に海外に逃亡するための時間稼ぎとして古宮山絆(福原遥)を誘拐した。サイバー犯罪の手法に詳しく、爆弾も作れ、毒薬の解析までできる。やる気になったら、こんなに怖い人はいないと思わせたが、最後の最後に自分がやっていたのと同じようなフェイク動画でだまされてしまうのがご愛敬となった。

サイバー事件を捜査する安洛と絆、多和田と楡井文則(升毅)という親子の話が、捜査と並んで描かれていた。絆が自分の子供だとは知らなかった安洛が、絆からの影響を受け、0と1では割り切れない感情を理解し、最後、第9話では「お父さんを信じろ」というセリフをはくまでになっていた。この安洛の変化もドラマを見る楽しみとなった。また、父親の頼みを受け、サイバー犯罪課の報告をあげていた多和田だが、最後には自分の考えを押し通すようになっていった。2組の親子関係も楽しめたドラマだった。

■最終回:第9話ネタバレあらすじ
サイバー総合事犯係主任・安洛一誠(佐々木蔵之介)は、“ディープフェイク動画大量流出事件”の首謀者である現職警察官の永尾享二(波岡一喜)が自殺するシーンをとらえた動画が拡散されている状況に、驚く。永尾が“殉教者”となったこの動画によって、人々の内なる悪意が刺激され、ディープフェイクに関係する犯罪がさらに氾濫することを危惧したのだ。それは今までディープフェイクに興味がなかった人たちにも波及してゆく。

警察庁から出向してきたキャリア・桐子香澄(内山理名)、メディアアーティスト・西堂牧彦(大東駿介)もまた、「ディープフェイクは新たなプロメテウスの火だ」と警鐘を鳴らす。

そんな中、永尾のパソコンを調べた安洛は、永尾の最期の動画もディープフェイク映像だったことを突き止める。おそらく真犯人は、永尾を巧みに誘導して毒を飲ませた可能性が高い。永尾を操り、彼を殉教者に仕立て上げたのは、“氷の美女”と言われている桐子に疑いの目が向けられた。警察は桐子を取り調べるが、桐子は自分が犯人ではないという。

そのころ、今までのフェイク動画を調べていた安洛は、桐子と西堂が密会している動画が実はフェイクではないことを見つけた。そこで手渡されていたのは、桐子が西堂に調査依頼をした警察官の情報だった。それから、西堂からの恐喝が始まったのだ。そして、ついには桐子は西堂に言われるままに、永尾に毒を渡してしまう。毒を飲むシーンだけが永尾が写った本当の映像で、その前のシーンは西堂が話しているものを永尾が話しているように変えたフェイクだった。警察が来る寸残に永尾に薬を飲むように誘導したのは西堂だった。

西堂の逮捕に向けて調査にいった古宮山絆(福原遥)が西堂に捕まってしまう。西堂は絆を監禁し爆弾を仕掛けるという事件が発生した。絆の窮地を知った安洛は動揺を隠せない。防犯カメラに映った絆の口元の動きから、監禁場所を割り出して、自らが助けに向かう。

一方、多和田昭平(間宮祥太朗)は、安洛の警察庁への引き抜きを画策する父・楡井文則(升毅)の真の目的を知った。それは警察官の犯罪を防ぐため、警察官全員を管理するシステムを安洛に作らせようとしていたのだ。多和田自身も父に引っ張ってもらって警察庁へいけたが、自分は目の前の事件を解決するといって父の前からでていった。

そして、絆の監禁場所についた安洛はなんとか助け出した。時限爆弾は時間になっても爆発しなかったことで、安洛は西堂が時間稼ぎをしていたことを知る。西堂は海外へ逃亡しようとしていた。

空港のラウンジでシャンパンを傾けながら飛行機の離陸時間をまっていた西堂の目の前のテレビに、今から渡航しようとしている国でのテロの発生を知る。実はその映像はサイバー対策で安洛たちが作ったものだった。それに気が付かず、別の国へ逃げる算段をしているところに安洛たちがやってくる。そして、あっけなく西堂は捕まり、事件は解決した。

サイバー対策課に残ることを決めた安洛の元に、絆がやってくる。「お父さん」といわれると、安洛はその場でフリーズしてしまった。

テレビ朝日 2021年7月スタート。毎週木曜日よる8時放送、「IP~サイバー捜査班」。出演:佐々木蔵之介、福原遥、間宮祥太朗、堀内敬子、吉村界人、中川知香、高畑淳子、杉本哲太ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ip_cyber2021」。

テレビ朝日「IP~サイバー捜査班」番組公式サイト
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