NHK「アンという名の少女2」第4話あらすじと見どころ:叶えられぬ希望の痛ましい焦り

2023年06月12日22時25分ドラマ
© 2018 Northwood Anne Duo Inc

NHKBSプレミアムにて10月19日(月)22時より放送予定の「アンという名の少女」シーズン2(全10話)第4話では、マリラが下宿人の詐欺行為に強い責任を感じ…詳しいあらすじと見どころを紹介、番組サイトで予告動画が公開中だ。

「アンという名の少女」は、世界中で愛されるカナダの小説家ルーシー・モード・モンゴメリによる不朽の名作『赤毛のアン』をNetflixとカナダCBCが共同でドラマ化。2017年~2019年にかけてシーズン3までCBC放送、配信され、2021年現在、Netflixにて全シーズン独占配信中だ。

※シーズン1~3作品紹介は【作品紹介】で、シーズン1~シーズン2(場面写真付き)の各話のネタバレあらすじと見どころは【「アンという名の少女」を2倍楽しむ】でまとめて紹介している。



■第4話「叶えられぬ希望の痛ましい焦り」
“橋渡し”をしようと、マシューの代わりに手紙を書くアン。ダイアナは家で女性のたしなみを教わることになり、ギルバートはある出来事から将来を考える。

※以下ネタバレ。詳しいあらすじを知りたくない方は、先に「見どころ」をご覧になり、あらすじは視聴後の確認用にご利用ください。

自分たちの下宿人が詐欺行為を働いたことに責任を感じるマリラは、町の人たちへの配慮から息をひそめるように暮していた。リンド夫人はそんなマリラを慰める。

アンは毎日ギルバートからの手紙を待ちわびるが、届くのはマシュー宛の手紙ばかり。一向に返事を書こうとしないマシュー。こっそりジェニーからの手紙を読んだアンは、リンド夫人からマシューの兄マイケルが亡くなったために、マシューが一家を支えるために学校を辞めたと聞き、二人の“橋渡し”をしようと、マシューの代わりに手紙を書くことに。頻繁に手紙が来ることを不思議に思うマシューは、ジェニーの手紙の内容からアンが返事を書いていたことに気づく。「アンのした行為は間違っている。人にはそれぞれの考えがある」と悲し気にアンに注意するマシュー。大好きなマシューを傷つけ、嫌われたとショックで泣くアン。

一方、バリー家では大金を失い、ダイアナを花嫁学校に行かせられなくなり、バリー夫人が子供たちに女性のたしなみを厳しく教える。その後もバリー夫人のイライラはおさまらず、子供たちにも八つ当たり。怯える子供たちを見た夫人は夫と話し合う。夫人は、何もかも一人で抱え込む夫の態度に腹を立てていたのだ。対等な伴侶として生きていきたかったのだ。お互いの本心を吐露した夫婦は仲直りし、家族で楽しいひと時を過ごす。

一方、トリニダードの港に立ち寄ったギルバートとバッシュは、売春宿から追い出された妊婦と出会う。2人は産気づいた彼女のお産を手伝い、無事に赤ん坊を取り上げる。

マシューはジェニーに会いに行き、手紙はアンが書いたものだと説明する。ジェニーの気持ちに応えながらも、今はアンの傍にいてやりたいと本心を話す。帰って来たマシューを出迎えるアン。「愛する人と一緒にいてほしくて…」と謝るアンにとマシューは。

両親が仲直りしてまたアンと遊べることを報告に来たダイアナに、アンは行商人からもらった壊れたハートのロケットペンダントを片方ずつ持つことにする。

なぜマシューは返事を書かないのか?そんなマシューに恋談義をするアン。昔も今も恋にオクテのマシューがアンからのロマンスの質問にどう答えるのか、お聴き逃しなく。

一方バリー家夫妻の冷戦に子供たちが傷つく。やんちゃなミニ・メイのためにも、母親の期待を一身に背負うおしとやかで優等生のダイアナ。ダイアナはこのまま親の敷いたレールを歩くのか?これまでのように子供らしい遊びができないと、アンとダイアナが嘆くシーン。そこに来合わせたコールに「大人の男のたしなみ」について質問した時、コールが意味深な言葉を発する。はたして市の意味は?

そして今回、ギルバートが自分の将来を考え始めるきっかけとなる事態に遭遇。破水がはじまり錯乱状態の妊婦ルース。いくら牛のお産の経験があるとはいえ、ギルバートの勇気はすごい。それを冷静に手伝うバッシュもまたお見事。もっとも一番のお手柄はこんな環境下で出産したルースだ。

それにしても、マシューになり切ったアンがジェニーにいったいどんな恋文を送ったのか?その手紙がアンの思いやりからのものだとジェニーも理解してくれたようだ。今回、「愛する人と一緒にいてほしくて…」と謝るアンにマシューはどう答えるのか?シーズン2もまたマシューに泣かされる。


原題:Anne with an “E”
制作:2018年 カナダ

■キャスト
アン・シャーリー:エイミーベス・マクナルティ(上田真紗子)
マリラ・カスバート:ジェラルディン・ジェームズ(一柳みる)
マシュー・カスバート(R・H・トムソン(浦山迅)
ダイアナ・バリー:ダリラ・ベラ(米倉希代子)
ギルバート・ブライス:ルーカス・ジェイド・ズマン(金本涼輔)
レイチェル・リンド:コリーン・コスロ(堀越真己)
ジェリー・ベイナード:エイメリック・ジェット・モンタズ(霧生晃司)
 ほか

NHK「アンという名の少女」番組公式サイト
 2023年5月29日スタート 月曜22:00-22:45 NHKBSプレミアム
 2021年9月12日-11月21 日曜23:00-
Youtube予告動画

【作品紹介】【「アンという名の少女」を2倍楽しむ】