狂言師・野村萬斎の伝奇時代劇第2弾『陰陽師II』9/20NHKBSPで放送!予告動画

2021年09月19日19時00分映画
(C)2003「陰陽師II」製作委員会/
 東北新社 TBS 電通 角川書店 東宝 MBS

明日9月20日夜9時からのNHKBSプレミアムでは、『おくりびと』で米アカデミー賞を受賞した滝田洋二郎監督と狂言師のスーパースター野村萬斎主演で制作された大ヒット伝奇時代劇『陰陽師』の続編『陰陽師II』(03)を放送、Youtubeにて予告動画が公開されている。



映画『陰陽師』は、日本のカルト界において圧倒的な人気を誇る陰陽師・安倍清明を描いたSF作品。安倍清明といえば、清明神社に祀られており、そのミステリアスな存在から今もなお、多くの人々に支持されている。彼を扱った文学作品は「今昔物語」といった古い書物に始まり、近年ではコミックや小説などでも人気の題材となっている。

映画の舞台は、魑魅魍魎(ちみもうりょう)がうごめく平安の時代。鬼が出没し体の一部を食われる事件が相次いでいた。ある日、藤原安麻呂(伊武雅刀)は娘の日美子(深田恭子)が夜な夜なさまよい歩くのを心配し、陰陽師・安倍晴明(野村萬斎)に相談する。一方その頃、都では幻角(中井貴一)という男が次々と奇跡を起こし、人々から崇められていた。そんな中、晴明の友である源博雅(伊藤英明)は、夜道で琵琶を弾く少年、須佐(市原隼人)と出会うが、その先には過酷な運命が…。

映画版の原作は清明ブームの先駆けとなった夢枕獏の同名小説。『おくりびと』の滝田洋二郎監督がメガホンを取った。第1弾は2001年に映画化され興行収入30億を超える大ヒットとなり、2003年に第2弾として『陰陽師II』が公開された。

陰陽師・安倍晴明を演じるのは前作に引き続き野村萬斎。狂言で培った声や姿勢の表現力で、スケールの大きな晴明になりきり、もはや彼以外にこの役は考えられない。劇中の彼の動きは、野村萬斎自身のアイデアとのこと。色彩豊かな装飾、華やかな衣装、ダイナミックかつ繊細なVFXで創り上げられた、壮大で美しい「陰陽師」の世界は見ごたえたっぷり。
共演は、前作に引き続いて源博雅役を伊藤英明、蜜虫役を今井絵理子が務め、深田今日子が藤原日美子役、市原隼人が須佐役に扮する。

■あらすじ
舞台は、人の世界と魔物の世界が渾然一体となっている平安の時代。2つの世界の調和を保つ役割を持つ陰陽師・安倍晴明(野村萬斎)のもとに、右大臣藤原安麻呂(伊武雅刀)から依頼が舞い込む。都では“鬼が貴人を殺して身体の一部を食らう”という、怪奇事件が相次いでいたが、この事件に一人娘・日美子(深田恭子)が関わっているか調べてくれというのだ。
日美子は男勝りな少女だが、夜な夜な夢遊病者のようにさまよい歩くという。しかし晴明の見たところ、別段あやしいところはない。そんな日美子の凛とした美しさに一目で恋に落ちる若者がいた。源博雅(伊藤英明)だ。
怪異な事件が収まる様子を見せない中、またまた奇怪な事件が起きる。今度は内裏に安置されていた秘宝・アメノムラクモの剣がひとりでに音をたてるというのだ。危険を察した晴明は、その気の正体を暴こうと呪を唱えるが反応がない。アメノムラクモの剣の故事を調べ始めた晴明は、衝撃的な歴史の姿を目の当たりにすることになる。
そして都には再び鬼が出現。しかし駆けつけた検非違使の放った矢が鬼の肩を射った。果たして傷ついた鬼の正体とは…。 

伝奇時代劇第二弾「陰陽師II」は、NHKBSプレミアムにて9月20日(月、祝)夜9時から放送。

【監督・脚本】滝田洋二郎
【原作・脚本】夢枕獏
【脚本】江良至
【出演】野村萬斎、伊藤英明、中井貴一、深田恭子、古手川祐子、市原隼人 ほか

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