【最終回ネタバレ】「推しの王子様」最終回視聴率は5.1% 第11話“オシゴト”はお金より情熱がすべて!

2021年09月24日11時03分ドラマ
@フジテレビ

泉美(比嘉愛未)を失った『ペガサス・インク』にさらなる試練が!航(渡邊圭祐)と光井(ディーン・フジオカ)は泉美を取り戻せるのか!?フジテレビ 2021年9月23日(木)よる10時20分から放送された「推しの王子様」最終回第11話のネタバレあらすじを紹介!関連動画は番組公式youtubeとTwitterで公開している。FODで全話配信中。



新木曜劇場「推しの王子様」は、主人公の日高泉美(比嘉愛未)が、ある日、目の前に現れた男・五十嵐航(渡邊圭祐)を理想の男性に育てるため奮闘する“逆マイ・フェア・レディ”な日々を、胸キュンとともに描くラブコメディー。きになる視聴率(ビデオリサーチ調べ、世帯別、関東地区)は、初回から6.0%、5.0%、4.1%、4.4%、4.8%、4.5%、4.7%、5.3%、4.6%、5.3%と推移し、最終回は5.1%でフィニッシュとなった。9月23日に放送された最終回の第11話は「#推しの王子様」がTwitterがトレンド3位に浮上、「ケント様」「#渡邊圭祐」など関連ワードもトレンド入りを果たした。

仕事も住まいも何もかもを手放し、航たちの前から姿を消した泉美。実家に戻り、ぼんやりと日々を過ごす。優しい両親は静かに見守りながら「女の子に社長は無理だった」と話し合うが…泉美はそもそも「社長」をやりたかったわけでも、会社を大きくしたかったわけでもなかった。理想の「乙女ゲーム」を作りたい、仲間にそれぞれ好きようにゲームを作らせてあげたいと思っていただけ。ただ、航への気持ちを封印したとき、乙女ゲームへの愛も一緒に封じ込め、目標を見失ってしまったのだ。“推し”の存在が自分にとって大事なものだとわかっていたはずなのに…。

『ランタン』側から新社長として小島が就任。『ペガサス・インク』の刷新がすすめられた。利益重視の小島の新プロジェクトは、“細部までのこだわり”が売りの『ペガサス・インク』のゲーム制作とは全く異なるものでは、スタッフたちからの反発を買い、さらに利用者にも質の低下を指摘されて炎上する自体に…。

このドラマ、最後までお仕事ドラマとして使命も忘れてはいない。経費削減で収益アップを狙うという小島の戦略の結末に、「お金目当てで会社を始めた人で成功した人を私はみたことがありません。必要なのは、世界に自分のアイデアを広めたいという思いです。新しいことを始める時に一番大事なことは、それを成し遂げたいという強い情熱なのです」(NHKクローズアップ現代/2010)というスティーブ・ジョブズの言葉を思い出す。『ランタン』を離れることを即決した『ペガサス・インク』の仲間たちの情熱に憧れる。そして彼らと泉美が、充実した日々と夢中になれる仕事を取りも出したことが何よりうれしい。

複雑なはずの泉美、航、光井の三角関係も、お互いを尊重しあい想い続けるという新しいカタチに落ち着いたのも心地よかった。あっさりと身を引いた杏奈にも好感。“推し”への愛をもっている人は強い、それがあるだけで日々満たされるのだ。





■最終回 第11話 ネタバレあらすじ
『ランタン・ホールディングス』の傘下に入ったものの、ランタン側からの一方的な要求に翻弄されたあげく、コンシューマーゲーム化を目指した企画の大事なプレゼンで失態を犯してしまった泉美(比嘉愛未)は、光井(ディーン・フジオカ)や航(渡邊圭祐)ら『ペガサス・インク』のスタッフたちに迷惑をかけてしまったことに苦しみ、所長辞職を決断する。そして、交際中だった光井にも別れを告げると、マンションを引き払って姿を消してしまう。

それから10日後。『ペガサス・インク』は、ランタンから来ていた小島(竹森千人)が新社長に就任する。それに伴い、ゲーム制作に関する作業は、下請け会社にまるなげすることで2億円コストカットをするなど、プロジェクト・チームの刷新を指示。スタッフは、ゲーム作りに細部までこだわりぬくのが『ペガサス・インク』だと抗議するが、小島の決定は揺るがない。

一方、航は光井に、泉美の居場所について心当たりはないかと問うが、光井は泉美と別れたことを打ち明ける。「俺はそばにいたのに、彼女の本当に悩んでいる部分を汲み取ってやれなかった。支えるだけじゃダメなんだ。みんなのこともまとめられず、ふがいない」と肩を落とす。「光井さんにそんな言葉は似合わないです。会社のことは俺もできるかぎり手伝います」と航は光井を励ます。

実家に帰っていた泉美は、自分を突き動かしていた乙女ゲームへの情熱も、“推し”もいない今、何をすればいいのかすら、わからなくなっていた。そんなある日、泉美の前に、突然、光井が現れる。会いに来ただけだという光井に、会社から逃げ出したことを謝る泉美。光井は、「ランタンの傘下に入り、みんなのためにと頑張りすぎたことで、何が好きかがわからなくなっただけ。SNSでの“ラブマイペガサス”へのコメントは途切れてない。泉ちゃんは多くの人にとっての大切な推しを作ったんだ」と泉美をはげまし、航が今どんな無理難題がきても頑張ろうとしていることを告げ、「これからはもっと自分とむきあって、もっと自分の気持ちに素直になっていいんじゃないかな」と助言する。

そんな中、『恋森』の新イベントに対して、手抜きだというコメントが殺到し、SNSで炎上。十蔵は『恋森』の突然の不調に憤り、小島たちを責める。『ペガサス・インク』のスタッフたちも、これ以上、小島の尻ぬぐいをするのは嫌だ、ここは自分たちの居場所ではないと仕事を拒否。しまいには、逃げ出した泉美に恨みごとを口にしだす。そこで光井は、泉美がみんなの企画を通すことを条件に“ランタン”の参加に入ったことを打ち明ける。自分たちに自由なゲーム作りをさせるために買収に応じ、何よりも大切なゲームを“サ終”したと知ったスタッフは言葉を失う。

すると、航が「このままでは嫌なんです。このまま終わったらあの人に何も返せない。今を無駄にしたくない。泉さんが情熱をもてなくなったなら、俺たちの作るゲームでもう一度、乙女ゲームを好きになってもらいたい」と熱弁を振るう。

そこに杏奈(白石聖)が現れ「泉さんは乙女ゲームを嫌いになんてなってないですよ」と、鋭い考察と改善案で『恋森』の炎上を収めたのが泉美ではないかと皆に知らせる。『恋森』炎上を耳にした泉美は、久しぶりに乙女ゲームを堪能し、以前とおなじような細かい指示出しをネット上にあげていたのだ。泉美の『ペガサス・インク』と乙女ゲームへの愛が健在なことを確認したスタッフたちは、新規イベントでの失態をとりもどすべく、仕事にとりかかる。

光井は泉美に対して、「これからは恋愛としてでなく、俺は俺なりのやり方で想っていくことにする」と有栖川(瀬戸利樹)に宣言。そして、ゲーム会社で映画という新しい夢を語った。そして、杏奈は「好きなものを好きっていえる航君で居てほしい」と航に別れを告げ、ライバル会社『ゼウス』の入社を目指して就活をやり直すことに。

1週間後。泉美の携帯に「“ラブ・マイ・ペガサス”再開のお知らせ」が届く…。『ペガサス・インク』一同は、揃って『ランタン』からの独立を申し出る。そして、独立できないなら、辞職するという意志もみせる。真心のない商品は売れたとしても心に残ることはない。“推し”たちがいたから、今回の炎上事件の修正作業ができた。十蔵は、会社を去ってもなお従業員たちが共にゲームを作りたいと思っている。泉美の社長としての魅力を再認識。「顧客の気持ちの中にすべての答えがあるということだ」と全員を送りだす。

以前の事務所に呼び出された泉美の前に、ケント様の衣装をまとった航が現れる。おもわず吹き出してしまう泉美。航はスタッフ全員が『ランタン』を辞めたこと。『ラブ・マイ・ペガサス』を再開させようとしていること。振り出しにもどったが、泉美に戻ってきてほしいと訴える。そして、自分が泉美のおかげで成長できたことに感謝し思いを伝えたが、卒業しなさいと言われ、仕事に邁進したあとも、泉美への気持ちが変わらなかったことを伝える。

泉美も、自分が本当の気持ちを押し殺しているうちに、乙女ゲームへの気持ちも見失ってこと。全部をなくして、ここで一緒にゲームを作った日々だけは何にも変えられない、私の大切な時間だったことに気づいたと語り、「乙女ゲームを好きになって、あなたに出会えて、本当によかった。航君のことが好きです」と告白する。

1年後。杏奈は『ゼウス』に入社し、バリバリ働いている。『ラブ・マイ・ペガサス』がZになって再始動。光井は映画のプロデュースで賞をとり、『ランタン』は新たな事業拡大に乗り出している。そして、いつもの木曜日、自宅マンションでくつろぐ泉美と航は、ペアTシャツ姿で乙女ゲームを楽しんでいた。

「推しの王子様」はフジテレビ 2021年7月14日より毎週木曜日よる10時放送。出演:比嘉愛未、渡邊圭祐、ディーン・フジオカ、船越英一郎、白石聖、徳永えり、瀬戸利樹、佐野ひなこ、谷恭輔、藤原大祐 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@oshi_no_oji」。

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