テレビ東京「100日の郎君様」(全20話)第15-16話あらすじと見どころ:忘れるべき100日、忘れられない100日

2021年10月18日09時10分ドラマ
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テレビ東京で地上波放送の「100日の郎君様」(全20話)は、EXO-D.O.こと俳優ド・ギョンスが初の時代劇に挑戦した大ヒット!10月19日(火)からの第15話~第16話のあらすじと見どころを紹介、Youtubeにて2分半の予告動画が公開中だ。
※オリジナル版(全16話版)を参考に紹介しているので、あらすじや見どころが前後することもあることをご理解ください。放送後調整します。



「100日の郎君様」は、記憶を失った世子の100日間の愛を描く前代未聞の世子失踪事件を背景にしたミステリーロマンス・フィクション時代劇。タイトルの“郎君様”は“旦那様”という意味。

【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】では、韓国での評判やドラマの時代背景とモデル、豆知識や各話(ネタバレあり/なし)あらすじ、見どころ、メイキング、ファンに向けた除隊の挨拶などまとめて紹介している。

■キャスト
イ・ユル役/ウォンドゥク役:ド・ギョンス(EXO-D.O)
ユン・イソ役/ホンシム役:ナム・ジヒョン
チョン・ジェユン役:キム・ソンホ(キム・ソノ)
世子嬪キム・ソへ役:ハン・ソヒ
 ほか

■第15話
我が子の生還を手放しでは喜べない王。チャオンから、世子の義父である自分に今度手を出したらただでは置かないと恫喝され、傀儡王に戻るしかない。王妃はソウォン大君の身を案じ、王になんとかしてほしいと頼むが…。

チャオンは手下にある事実を確かめるためにムヨンを探させる。その頃ムヨンは、自分を矢で射抜いたのが世子嬪に命じられたボミだと知る。ホンシムはこれまで兄ムヨンが何をしてきて、なぜウォンドゥクが世子だと知ったのかをムヨンに確かめるが…。
鋭いホンシムの質問にムヨンはどう答えるのか?

一方、世子は、豪華な食事を目の前にしても民の貧しい食卓を思い出し箸が進まず、勉強会(書筵=ソヨン)にも身が入らず、ホンシム恋しさに彼女の幻まで見るありさま。そんな世子に異母弟であるソウォン大君は、私の欲しいものすべてを持っている世子が恨めしいと言う。そして、人が変わったような世子の様子に驚く。
若手俳優としても演技力が高く評価されているD.O.だが、本作では特にその目の演技が素晴らしい。幻のホンシムを見つめる眼差しがあまりにも切ない。また、具体的には描かれていないが、ソウォン大君は世子嬪ソヘに対して想いを持っていたのかもしれない。そう考えると、第12話での大司諫の「恋文の受取人は大君ですか?」という言葉や、大君が世子にぶつけた恨みの言葉がより意味深く感じられる。

その頃、パク・ソンドがジェユンを連れて、世子へのこれまでの非礼を詫びたいからとりなしてほしいと、チャオンに泣きついていた。チャオンは、世子から密書まで受けたジェユンがウォンドゥクの正体に気づかなかったことを疑問に思うが、ジェユンから失顔症だと聞き、2人を村に帰るよう命じる。その後、ジェユンは強引に世子への謁見を求め、ホンシムたちの安全のために村での100日間を忘れるようにと進言する。
「友ならホンシムが無事かどうかだけ教えてほしい」という世子に、「友にはなれません。邸下ですから」と答えるジェユンの言葉が、孤独な世子という立場をうまく教えてくれる。

隠れ家に、ご馳走とホンシムたちが最も必要なものを持ってジェユンが姿を見せる。そんなジェユンにホンシムはある頼みごとをする。
ジェユンがご馳走と一緒にもってっ来たものとは?そしてホンシムはジェユンに何を頼んだのか?

世子が帰還したが王宮にはまだ問題が残っていた。ソウォン大君の世子冊封を祝うために明から使節団が都に到着したのだ。記憶を失くしていた世子に後継者としての資格がないことを暴露しようと、目論む王妃一派は、使節団の接待を世子に任せるよう提案する。
記憶を失った世子を試そうとするチャオンに、「私は記憶は失ったが、知識を失った訳ではない」と、世子。文武共の完璧な世子だったからこそ言えるセリフだ。

ムヨンの傷は日に日に悪化する中、ジェユンが養父ヨン氏を連れてきてホンシムと涙の再会をする。その頃、世子は幻のホンシムから別れを告げられ、たまらず…。
ヨン氏との再会でホンシムの涙が堰を切ったように流れる。

王宮に戻った世子イ・ユル/ウォンドゥクは、ホンシムへの思いを募らせ彼女に会いに行く。なぜ戻って来たのかというホンシムに、「会いたくて。お前なしでは生きていけない」と世子。「後宮(側室)にでもするつもりですか」と冷たくいうホンシムに「できないことはない。世子だから」。「あれが愛でなければ、なんだったのだ」と力なくいう世子に、ホンシムは、ふたりの縁は終わりだと言って冷たく突き放す。
心とは裏腹の冷たい言葉で追い返した後のホンシムの嗚咽が哀しすぎる。

チョン・ジェユンは放心状態の世子に、彼が残した密書の文字「踵」のことを話し、その謎を解いて記憶を取り戻せば、敵がわかると話す。世子はジェユンにホンシムを探し出し必ず守れと命令する。一方、ムヨンはヨン氏にホンシムを育ててくれたことを礼を言い、都に行ってくるのでホンシムを連れて先に出発してほしいと頼む。

勝手に王宮を抜け出した世子に激しい怒りをぶつける王。王宮に戻ってきたのは気に入らないのですかと、口答えする世子。チャオンのとりなしでその場は収まるが、明の使節団のもてなしをチャオンの同席なしに世子が担当することに。
なんとしても世子を失脚させたい王妃はどう動くのか?

■第16話
世子は世子嬪と宮庭を散策中に、幼い頃ユルが「武士ごっこ」を好んでよく遊んでいたと聞く。そんな2人の様子をムヨンが見ていた。ムヨンが人を殺める仕事もしていたと察したホンシムは、ムヨンを捜しに養父ヨン氏と漢陽へ。都に入る検問に引っかかったホンシムをジェユンが助け、ムヨンを見つけるまで都のジェユンの家で暮らすようにしてやる。その頃村では、ウォンドゥクが世子だと分かり大騒ぎになっていた。

王宮に明の使節団が到着。ユルは2年前にも使節のワンをもてなしていたが、その時の記憶はない。息子ジンリンを同伴してきたワンはユルが王位継承者としてふさわしいか試すと言い出す。朝鮮の文化を知りたいというジンリンをチャオンの息子スジが市場に案内する。だが、途中でジンリンが消える。弱り切ったスジは、市場でホンシムと一緒に歩くジェユンを偶然見かけ、ジンリンを探してほしいと頼み込む。世子が窮地にあると知ったホンシムを一緒にジンリンを探すことに。
ワンと会ったことを何も覚えていない世子。失敗すれば、世子はもちろん、世子嬪のお腹の中の子の命もない。さあ、チャオンの同席なしの窮地をユルはどう乗り切るのか?一方、どう見ても女性にしか見えないジンリンは、何のために朝鮮に来たのか?演じたのは「幻の王女チャミョンゴ」「太陽を抱く月」などの作品で子役として、その演技力を絶賛されたチン・ジヒ。

スジからの報告でジンリンがいなくなったと聞き、ワンはユルに王との晩餐会までジンリンを見つけてくれと頼み、見つけられなければ、世継ぎの座とスジの命はないと取引を持ち掛ける。ユルは、ジンリンを拉致したのが王妃の仕業と見抜く。その頃、ホンシムとジェユンは、ジンリンが女性で、拉致された場所も突き止め、救出に成功する。だが、病の恋人に会うために朝鮮にやって来たジンリンは王宮に戻ることを拒否し、ホンシムは願いを叶えてやろうとジェユンを説得する。ジンリンが拉致された場所を突き止めた世子は、ホンシムが自分のために危険を冒してジンリンを救出したのを知り、そのまま王宮に戻る。
深刻な展開が続く中、ジェユンとホンシムのジンリン捜査・救出劇が何とも楽しい。それにしてもホンシム強い!ユルを諦めるしかなかったホンシムにはジンリンの無茶な愛が痛いほどわかる。「人それぞれ大切なものは違う。権力だったり、家族だったり、愛が何より大切な人も」愛を選ぶことのできなかったホンシムの言葉だ。

王宮に戻った世子は晩さん会までに戻らなければ、ワンの望み通りにすると、会を始める。陰鬱な雰囲気の中、刻一刻と時間が進み、我慢できずにワンが立ち上がったその時、ジンリンが現れる。晩さん会の後、ジンリンが愛する人の病に心を痛め、恋人に会うために朝鮮にやって来たと教えてやる。ワンは謝罪と礼を告げ、チャオンとその一派に気をつけるよう忠告する。そして2年前に2人で、あくどいチャオンについて話していたとも教える。

ワンを見送った後、ユルはジェユンにホンシムがなぜ漢陽にいるのか、いつからホンシムを慕っていたのかと問い詰める。ジェユンは悪びれることなく、世子より先だと宣言し、公的には世子の命に従うが、私的には自分の心を優先すると、宣言する。

自室に戻ったユルは、任官を命じる文書に押印を求めて来たソン内官から、古い印鑑や所持品が全て部屋から除去されたことを聞くと、燃えていないものを探して全て持ってくるように命じる。そして世子嬪ソヘの元へ行く時間だと促されて、ソへの元へ。胎教に良いとされる本を出されたユルは読み始めるが、その時、母親からイソのテンギ(リボン)を洗って返すように言われた、過去の一コマが脳裏をよぎる。深夜、ワンを呼び出したチャオンは、ノ太監に渡してほしいと小箱を渡す。
いったい、小箱には何が入っているのか?チャオンは何を狙っているのか?

ムヨンは世子嬪ヘソを待ち伏せし、なぜ自分を矢で射抜くよう命じたのかと問う。すると、ソヘは確かめたいのはそれだけかと問い返す。
この2人の間にいったいどんな秘密があるのか?

ホンシムが世子のために危険を冒したと知ったヨン氏は、漢陽に来たのはムヨンを探すためだけかと聞き、ホンシムは世子に会いたくてたまらないから来たと涙で本心を吐露する。その頃、世子はソン内官が焼却しようとしていた世子の所持品を取り戻し、その中のテンギをみて、初恋の少女イソとのことを思い出し、あることを確かめに行く。
少女イソとのことがどんな思い出と重なるのか?世子は何を確かめに行くのか?

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 2021年9月29日スタート 月-金8:15-9:11
Youtube「100日の郎君様」予告動画

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