フィギュア・GP「スケートアメリカ」男子宇野2位、りくりゅうペアも2位表彰台!女子SP坂本4位、宮原8位、横井12位!

2021年10月24日15時10分スポーツ
@テレビ朝日

フィギュアスケートのグランプリシリーズ初戦「スケートアメリカ」の2日目が現地時間10月23日に開催された!男子シングル、ペアの順位が確定し、宇野昌磨が2位、佐藤駿が4位、三浦璃来&木原龍一はペアとして10年ぶりに日本にメダルをもたらす2位でフィニッシュした!女子シングルのショートはロシア勢が3位までを独占!坂本が4位、宮原が8位、横井が12位でのスタートとなった! 10月24日よりテレビ朝日にて放送される!10月23日からのライブ配信はテレ朝動画にて!特設サイトには関連動画が公開されている。



グランプリシリーズの初戦が現地時間10月22日からアメリカラスベガスで開催され、初日はペア、男子シングルのショートプログラムが行われた。日本勢は男子シングルフリーにショート2位の宇野昌磨、5位の佐藤駿、ペアにショート3位の三浦璃来&木原龍一が登場した。また、女子シングルショートには坂本花織、宮原知子、横井ゆは菜、アイスダンスは小松原美里&小松原尊がリズムダンスに挑んだ。

男子シングルのショートはジャンプミスが目立つ波乱の闘いとなり、平昌五輪以降の国際大会で負けなしだったネイサン・チャンが4位に沈んでしまっていた。日本勢も完璧な演技とはいかず、宇野が2位、佐藤が5位から巻き返しのフリーに挑戦した。7番滑走の佐藤は肩の痛みを抱えながらも気持ちの入った演技を行った。4回転を4つ予定していたところ、2つは加点のつく美しいジャンプで166.53を出し、4位に順位を上げた。8番滑走のネイサン・チェンは4回転を6つ入れるという鬼のような構成で臨んだが、2つが2回転になってしまい大逆転とはならなかった。それでもスピンステップはすべてでレベル4をたたき出す美しい演技で順位を一つあげ3位となった。10番滑走の宇野は前半のジャンプで生彩を欠いたが、4回転トーループ+2回転トーループを綺麗に決めてからは落ち着きを取り戻し、攻めた滑りで2位をキープした。SP1位のビンセント・ゾウは4回転を5つ入れる構成で臨み、ノーミスで乗り切って、フリーでも198.13と一位となり、総合で優勝し、涙を流し喜んだ。

そして、ペアのフリーでは、日本勢としては久しぶりの表彰台を勝ち取った。三浦璃来&木原龍一のリクリュウペアは3回転ルッツでの転倒があったもののどのペアよりも楽し気にすべり、ショート3位から順位をあげ、2位に食い込んだ。

女子シングルのショートプログラムはアレクサンドラ・トゥルソワが1位、2位には16歳のダリア・ウサチョワ、3位にシニアデビューを果たしたクセニア・シニツィナが入り、ロシア勢が3位までを独占した。4位には日本の坂本花織が入った。ダブルアクセル、3回転ルッツは坂本ならではの力強い高いジャンプとなった。コンビネーションの3回転フリップが2回転になってしまうミスがあったが、それ以外は完璧にこなし、71.51と3位とは僅差でフリーでの巻き返し表彰台を狙う位置につけている。宮原知子は持ち前の美しいスピンステップは健在ながら、ジャンプで回転不足をとられ8位となってしまったが、本人はとてものびのび演技ができたと話している。横井ゆは菜は最後のジャンプが3回転ルッツを予定していたものの1回転となる痛恨のミスのため12位に沈んでしまった。

アイスダンスのリズムダンスでは、小松原美里&小松原尊がディスコ調の楽し気なプログラムで臨んだが、レベルがイマイチ上がらず7位にとどまった。

テレ朝動画では有料でのライブ配信を実施している。詳細はテレビ朝日フィギュアグランプリシリーズ特設サイトにてスケジュールや視聴チケットを購入することができる。

■グランプリ初戦・アメリカ大会 地上波放送スケジュール
10月24日 深夜1:55~ 男女ショート
10月25日 深夜3:00~ 男女フリー

テレビ朝日フィギュアグランプリシリーズ特設サイト