大人が本気で泣くアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」特別編集版を29日金ロで放送!

2021年10月27日22時34分アニメ

「大人が本気で泣けるアニメ」として世界中で話題になった京都アニメーション制作のTVアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を、再編集した特別編集版が10月29日(金)金曜ロードショー(日本テレビ、午後9時~)に登場!番組公式サイトで予告動画など公開中だ。番組では11月5日には「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 ―永遠と自動手記人形―」をノーカットで地上波初放送する。



「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、暁佳奈によるライトノベルが原作で、『第5回京都アニメーション大賞』小説部門で大賞を受賞し、2018年1月にテレビアニメとして放送された。かつて「武器」と呼ばれた少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが、大戦終結後、相手の想いを代筆する「自動手記人形」という仕事に就き、彼女を中心に繰り広げられる群像劇。

29日放送される「特別編集版」は、テレビアニメおよび、映画『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の石立太一監督による総監督の下、物語の序盤となる第1話~第3話、名作と呼ばれる第7話と第9話、そして神回絶賛された第10話を中心に構成される。

物語は、4年間にわたる東西南北による大陸戦争が終結したところから始まる。その戦場で「武器」と称されて戦うことしか知らなかった少女・ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、激化する戦場で両腕を失い、自在に動く義手を付けることを余儀なくされる。

物語の序盤に当たる第1話~第3話は、ギルベルト少佐からヴァイオレットを託されたホッジンズが、彼女を迎えに病院に出向くところから始まる。ヴァイオレットはギルベルト少佐の下で戦場復帰を望んでいた。ホッジンズによりギルベルトの親戚の家に預けられるが、ヴァイオレットはこれを拒否して、ギルベルトが起業した郵便社に住み込みで働くことに。そして自動手記人形の代筆という仕事を知ったヴァイオレットは、ギルベルト少佐が残した「愛している」という言葉の意味を知るために、手紙の代筆という仕事に本気で取り組む。

名作と呼ばれた第7話はヴァイオレットが、酒浸りの劇作家オスカーの元に出張するエピソード。娘を失った悲しみから立ち直れないオスカーがヴァイオレットのおかげで立ち直って戯曲を書きあげる。
第9話はヴァイオレットが両腕を失い、少佐が「愛してる」の言葉を残して行方不明になる回想シーンが描かれる。重要な回。少佐の死の衝撃と戦争で多くの人の命を奪った罪悪感からヴァイオレットがひきこもってしまい、やがてドールとしてやっていこうと決心するまでを描く。
そして神回の第10話は、ヴァイオレットが重病を患う戦争未亡人クラーラの依頼を受けるエピソード。クラーラの幼い娘アンは相手をしてくれずに代筆ばかりしているのが気に入らない。だがアンは徐々にヴァイオレットを慕うようになる。そしてクラークの死後、代筆の意味を知ることに…、

物語の舞台は電話も普及しておらず、‘手紙’が誰かに思いを伝える重要な手段だった時代。現代は、電話やSNSで手軽にコミュニケーションをとることができるが、コロナ禍のために、思うように人と会うこともできない状態が1年半以上も続いている。そんな今、SNSでは伝えきれない心の想いもあるはず。本作は、友達、家族、そして好きな人へ、言葉にして伝えることのすばらしさをバイオレットを通して教えてくれる。心に響く台詞や美しい音楽と作画にも注目。

ヴァイオレットの報告文のような手紙から、行間にまで想いが込められた素敵な手紙に代わっていく過程で、真っ白な感情のバイオレットにどんな感情が芽生えていくのか?次週の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 ―永遠と自動手記人形―」ノーカット、地上波初放送の前に、本編名エピソードをお見逃しなく。

■声の出演
ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依
クラウディア・ホッジンズ役:子安武人
ギルベルト・ブーゲンビリア役:浪川大輔
カトレア・ボードレール役:遠藤綾
ベネディクト・ブルー役:内山昂輝
エリカ・ブラウン役:茅原実里
アイリス・カナリー役:戸松遥
ルクリア・モールバラ役:田所あずさ
スペンサー・モールバラ役:木村昴
オスカー・ウェブスター役:滝知史
アン・マグノリア役:諸星すみれ
クラーラ・マグノリア役:川澄綾子

■スタッフ
原作:「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」 暁佳奈(KAエスマ文庫/京都アニメーション)
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監督:石立太一
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクターデザイン・作画総監督:高瀬亜貴子
制作:京都アニメーション

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