NHK「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」第3話あらすじと見どころ:キム・ソヒョン、ついに自分の正体を知る|全22話

2021年11月13日19時10分ドラマ
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NHKBSプレミアムにて日本初放送中のキム・ソヒョン×ナ・イヌ主演の「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」、11月14日放送の第3話のネタバレなし/ありのあらすじと見どころ、豆知識を紹介、番組サイトで予告動画とメインキャストのインタビュー映像など公開している。
※ドラマ本編[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:韓国語)| 字幕放送有り]
※20話版を視聴してあらすじ紹介しているので、あらすじや見どころが前後している場合もあること、ご理解ください。



「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」は、三国時代の高句麗(コグリョ)を舞台に、国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語。

全30話版のネタバレあらすじや、時代背景や、押さえておくべきキャストについては【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】で詳しく解説している。ドラマの見どころは5つの見どころで詳しく紹介している。

■キャスト相関図
ピョンガン/ヨム・ガジン[カジン]:キム・ソヒョン(声:合田絵利)
オン・ダル[タル]:ナ・イヌ(声:三木眞一郎)
コ・ゴン[コン]:イ・ジフン(声:河西健吾)
へ・モヨン:チェ・ユファ(声:甲斐田裕子)
オン・ヒョプ:カン・ハヌル<特別出演>(声:阪口周平)
 ほか

■第3話あらすじ
ケガが回復するまでタルの家にいたピョンガン/カジンは、刺客の仲間から、父からの伝言を聞き驚く。父は養父で、「実の親を捜せ」というものだった。国王の暗殺失敗後、養父は刺客の頭に捕らえられていた。養父を救うために頭に会いに行ったピョンガンは、自分が本当は何者か教えてほしいと訴えるが…。ピョンガンに何か起きたと知ったタルは、すぐに刺客のアジトがあるという山へ向かう。

■以下、第3話ネタバレ
ケガが回復するまでタルの家にいたピョンガン/カジンは、刺客の仲間タラ・ジンから、父からの伝言を聞き驚く。追いかけてきたオン・ダル/タルは立ち去るというピョンガンに木の彫り物を渡して、「自分は味方だ。ケガするな、大切な命だから」といって立ち去る。ピョンガンはアジトの家に戻るが、そこに養父ヨムの姿はなく、頭に会いに行ったピョンガンは、養父の解放を条件に警備の厳しくなった都・平壌(ピョンヤン)でもう一度王の暗殺を命じられる。自身が何者か教えてほしいと訴えるピョンガンは幻覚剤で眠らされ洞窟の牢に投獄される。

一方、幽霊谷の少女ウォルから、ピョンガンが父親を助けるために高句麗に恨みを持つ殺し屋集団のチョンジュ房に戻ったと聞き、村長サ・ウナムの制止もきかず彼女を助けに行く。一方、タラ兄妹はピョンガンと養父ヨムを会わせてやろうと、ピョンガンの両親を探す手がかりとなる緑色の首飾り(青玉・守護石)を探し出してピョンガンの元へ向かう。途中遭遇したタルの協力を得て、獄中のピョンガンは養父と再会を果たす。養父から、頭が連れてきた記憶を失くしたピョンガンを娘として育てることになったいきさつを聞き、形見の青玉の首飾りを受け取る。

その頃、頭のトゥ房主の元にコ・ウォンピョから女刺客の首を差し出せと連絡が来る。だが、どうしてもピョンガンの手でピョンウォン王を殺させようと考える頭は、刺客を辞めたがっている彼女をもう一度洗脳することに。タラ兄妹に養父を託して、タルはピョンガンを連れて逃げる。危険な平壌に行くのをやめて、山奥でひっそりと暮らせというタルに、「どんなに怖くても自身の素性と悪夢を見る理由を知るまで、何も始められない」というピョンガン。「今日、明日、そして未来のことを考えればいい。両親や故郷など過去を失っても人はいくらでも生きていける」というタルにも事情があると察したピョンガンは、事情を聞きだそうとするがタルはごまかす。お互い憎まれ口をたたきながらも二人は結局、平壌を目指すことに。

王宮の警備を任されたコ・ゴン/コンは、慰霊祭の日に王の命を狙った女刺客の似顔を描かせるが、あえて特徴を描ききれていない似顔絵を手元に置く。そして女刺客に剣を渡した男を王宮内で見かけて尾行するが、薬草店近くで見失ってしまう。そこで消奴部のへ・ジウォルの養女で、美しい店主へ・モヨンと出会う。

チョンジュ房に王の暗殺を依頼したのは桂婁(ケル)部コ・ウォンピョと灌奴(クァンノ)部、消奴(ソノ)部ら諸加の部族長だった。刺客の首を差し出すという頭からの手紙に喜ぶ族長たちだが、ウォンピョはその前に王をもっとクスリ漬けにしようと考えていた。心を蝕まれながらもウォン太子に譲位するまで何とか持ちこたえようとする王。ウォンピョはそれを待たずして王を中毒死させるか、自ら譲位を言い出させ、幼い太子に代わって摂政をしようと企んでいた。そしてチン王妃はその太子が幼い我が子コンムであることを願っていた。
※摂政(ソプチョン):王が幼少、女性、病弱である等の理由で政務を執り行うことが不可能な場合、代わって政務を執る職。

警備が厳しい王宮に侵入するために、人脈が広く、平壌のことならなんでも知っている薬草店の店主の協力を得ようと思いついたタルは、店主への手土産代わりに朝鮮人参採りに山に入ってピョンガンと共に夜を明かす。

コ・ウォンピョの目算通り、どんどん狂っていく王は、ピョンガン王女の幻覚を見て遺品を全て燃やすよう命じる。チン王妃は、王だけでなく乳母のコンソン夫人までが亡き王女に似た宮女を見たと聞き、その宮女を探すが、見つからず、そのことをウォンピョに報告する。

へ・モヨンの薬草店が情報屋でもあると知るコ・ゴンは、刺客の似顔絵と慰霊祭の日に暗殺を知らせた文を見せ、刺客を見つけて連れ来るよう命じる。ウォンピョが王女の乳母コンソン夫人を連行したのを目撃していたモヨンは、刺客を見つける代わりに、コンソン夫人連行の理由を問うが、そのことを知らなかったコンは驚く。そこに、見知らぬ男が無許可で薬草を売っているという知らせが入り、モヨンは二人(タルとピョンガン)を連行させる。女が刺客の似顔絵に似てると判断したモヨンは、ピョンガンだけを部屋に通し、タルは人質として逆さ吊りにさせる。

ピョンガンはコンソン夫人に会わせてほしいと頼むが、モヨンは彼女に似顔絵を見せ、懸賞金がかけられていると説明し、友を助けてほしければ、コンソン夫人を探す理由と名を名乗れという。「それを知りたいから夫人に会いたい。会わせてくれたらこの身を差し出す」と答えるピョンガンの強気な態度に興味を示したモヨンは、ピョンガンを釈放し、コンソン夫人に会わせてやる。夫人と向き合ったピョンガンは、夫人から自分が王女で、生きているのを知られると殺されるから逃げろと聞かされる。

■見どころ
ピョンガン(カジン)が親友タラ・ジン(チン)に背中を押されて、タルと大接近。その後のタルの行動に注目。タラ・ジンを演じたのは、子役出身でKBS「コッチ」でウォンビンの姪コッチ役を演じたキム・ヒジョン。2015年に放送されたKBS「恋するジェネレーション(原題:Who Are You~-学校2015)」でキム・ソヒョンの友人役を演じて以来2度目の友人役で共演。本作では、「最初のころお互いに顔を見ては笑いが出てしまって、NGを出してしまった」、というほどの仲の良さをアピール。また、双子の兄タラ・サンを演じたのは「A-TEEN」シリーズでお調子者のギヒョンを演じたリュ・ウィヒョン。二人の兄弟愛にも注目。

回想シーンで、少女ピョンガンがどのように刺客に仕立て上げられたのが分かり、コ・ウォンピョとチョンジュ房の頭が繋がっていたことも分かる。頭はいったい高句麗にどんな恨みがあるのか?演じたのは「風と雲と雨」でキム・ビョンハク役を演じたハン・ジェヨン。

コ・ゴンの記憶に残る女刺客の人相。「殺気とともに高潔さも感じられる。唇は厚くしっとりしていた…」。なぜコンはもっと似せた似顔絵に仕上げなかったのか?

ピョンガンとタルのコミカルな出会いと違って、二番手カップルのコ・ゴンとヘ・モヨンの出会いからヒリヒリする。主人公カップルに負けない人気となったこのカップルの今後の展開も気になる。

今回もピョンガンのアクションがたっぷりみられる。薬売りに扮したタル相手の軽業師的なアクションに、女優キム・ソヒョンの身体能力の高さが見て取れる。

NHK「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」番組サイト
 2021年10月31日 日曜21:00~22:00 日本初放送

kandoratop【作品詳細】【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】