Netflix「恋慕」第12話あらすじと見どころ:父王の愛!女人姿のパク・ウンビンと秘密を知って目が点のロウン

2021年11月17日08時00分ドラマ
Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中!

イ・フィ(パク・ウンビン)が父王の命令で廃世子とされてしまう!そしてついにジウン(キム・ロウン/SF9)がフィの秘密を知ることに…韓国時代劇「恋慕」第12話が11月16日(火)韓国KBSで放送、Netflixを通じて独占配信開始された。毎週月・火曜1話ずつ更新される。

「恋慕」は、王位継承者だった双子の兄の死により、男装して王となる運命を背負った女性が、自分の正体、そして秘めた恋心を誰にも明かせないまま、波乱の人生を歩んでいくフュージョン時代劇。
【「恋慕」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや各話の詳しいあらすじ、豆知識など紹介している。



■第12話
世子イ・フィの廃位の声が高まる中、王は「世子を廃位する」と伝える。廃位の理由が叔父チャンウン君のためかと問う世子に、違うと答える王は、昨夜東宮殿に出向いたといい、「お前が女だと知っていた」と衝撃の告白。実は王は、病床の妻とイ・フィの会話を聞き秘密を知ってしまったのだ。なぜ今まで黙っていたのか、これまでこの日を怯えながら想像してきたというフィに、「恨んでいるか」と問う王。「世子として王を恨んだことはない。ただ、王宮に生まれた者として恨みました。私は親に愛されたかった平凡な子どもでしたから」と涙を流し、「再び、わたしが生まれた日に戻れたら、同じことをしますか?王命がなければ別の選択をしましたか」と世子。それには答えず、「王宮を去って己を人生を生きよ」と目を潤ませていう王。れまで一度も自分の人生を生きたことがない世子は「去れというのが父王の望みなら去ります」と静かに部屋を後にする。

フィの危機を知り、再び王宮にやってきたジウンは、宮庭に一人佇むフィを見かけ後を追い、緑雲閣(ノウンガク)へ。ジウンに気づき振り返るフィを抱きしめるジウンは、一人にしたことを謝り、何があってもそばを離れず、自分が守ると約束。静かに口づけし、一緒に温陽に行かないかという誘いを断るフィ。ジウンが何ひとつ変わっていないことを喜びながらも、それぞれ自分の道を進もうというフィに、「私が世子をお守りします」と繰り返すジウン。ジウンにも幸せになってほしいと潤んだ目でほほ笑むフィはジウンの手をほどく。
※温陽(オンヤン):「太陽を抱く月」第7話など多くの時代劇で王族が静養地として登場するのが温陽。忠清南道牙山市温泉洞にある韓国国内でもっとも古い温泉がある。

その頃、ジウンの父チョン・ソクチョはサンホン君ハン・ギジェに領議政チャンチョン君の私兵についての報告をし、それを裏付ける物資の流れを記した帳簿を渡す。そして、知らせを受けたら江華(カンファ)に発つ世子を連れ戻すよう命じる。
※五台山(オデサン):領議政の私兵がいる場所として報告された場所。韓国北東部の 江原道 にある山並の総称。

翌朝、イ・フィは異母弟チェヒョン大君を呼び、東宮殿に移る準備をするよう促す。涙を流して謝るチェヒョン大君に、「劣等感のためにお前を遠ざけてしまった」と言い、「王宮では常に堂々と気丈にすべき。たった一人の弟のお前ならできる」と慰める。その後、世子は康寧殿を訪ねるが、父王は会おうとせず、世子はその場で別れの挨拶をする。世子の立ち去る気配を静かに感じる王は、内禁衛将ユンにこれからは世子を守ってくれと頼む。王を偽ったことを謝るユンに、秘密を黙っていてくれたことに礼を言う。王宮を離れる廃世子フィを見送るサンホン君は、ソクチョに世子を守れと命じる。一方、ホン内官は護衛カオンの姿が見えないことが気になる。
光化門光化門 ©navicon※康寧殿(カンニョンジョン):景福宮(キョンボックン)にある王の寝殿。
※光化門(クァンファムン):景福宮の城門。1394年に初めて建設されたのち、何度かの焼失・移動・復元を経て、2010年8月に最新の門が一般公開された。


王宮を後にするイ・フィは行く先々の木々にフィの好きな赤い花のような布が結ばれているに気づき、ジウンの仕業だと頬を緩めそっと自分の腕にも巻く。遠くで見守りフィと視線を絡ませたジウンは、傍に刺客たちが潜んでいるのに気づく。その時、随行しているヒョンが不意に休憩を言い出す。そして、キム尚宮とホン内官を世子から遠ざける。不満を口にするソクチョを制したとき、刺客がフィの耳元に何かを囁き連れ去る。ヒョンは心配するキム尚宮たちにフィは無事だと告げる。

イ・フィの手を取り走る刺客をソクチョの矢が狙った時、ジウンがソクチョの矢を斬り、親子で剣を交える。世子を王宮に戻すというソクチョの言葉に驚くジウン。

世子を連れ去ったのは王命を受けた内禁衛将ユンだった。王は世子の秘密を最後まで守れと、世子のために美しい女人服を用意していた。そしてそれには王ではなく父としての文が忍ばせてあった。「お前がこの文を読む頃は王宮では騒動が起きているだろう」で書き出した文には、自らを「愚かな父」と呼び、「フィを廃世子にし、王宮から追い出すことで守ろうとした辛い選択」が認めてあった。王はフィが娘だと知り、娘を守るために、あえて冷たい言葉で接し、後継者にすることにも難色を示した。だが、王の心配をよそにフィは強かった。だからフィを王にすることを決心し、王になったときにサンホン君の言いなりにならぬように領議政の勢力を伸ばそうとしたのだ。それでも王はフィを見ることが辛かった。「あの時の選択を長い間後悔し、(赤い花靴を履いて歩くフィを見た夜、)二度と後悔しないために廃世子を決心した。父にとってイ・フィは、世子だったたった一人の娘のお前だ」という言葉で、フィからの最後の質問の答えと、娘へのあふれる愛の言葉で締めくくっていた。フィは大粒の涙を流し、父が見立ててくれた美しい女人服を抱きしめ、「どうぞ無事でいてくれ」という父の願いを心で聞く。

王と向き合って座るサンホン君は、「娘を捨ててまで選んだ息子さえ捨てた」といい、王は「そうさせた張本人だからそなたが嫌いだ」と返す。そして先王時代の栄光を取り戻したいサンホン君には残念だが、チェヒョン大君を世子にするという王に、体に気を付けるよう不気味に言い返す。

ソクチョは消えた世子を捜していた。ジウンもまた世子を探していた。女人姿のイ・フィは内禁衛将ユンと別れて舟に乗り込むが、ソクチョは世子が女人に変装していると気づき、兵たちに見つけ出せと命じる。兵士がフィの上衣をはごうとしたとき、ジウンが現れ、フィを抱きしめる。江華について、王の計画を聞いたジウンは、仕方がないと嬉しそうな顔で、ここからはユンに代わって自分がフィを守るという。そんなジウンに、女人だと告白しようとしたとき、息子ジウンを見かけたソクチョが追いかける。早まった一人の兵の矢がフィの腕を傷つけ、振り返ったフィを見たとき、ソクチョは10年前、少女タミを射殺した日のことを思い出す。
※フィが頭からかぶっている上衣:両班の女人たちは、外出時に「チャンオッ(長服)」または、「チャンイ(長衣)」と呼ばれる服を頭からかぶって顔を隠して外出した。詳しくは「オクニョ 運命の女(ひと)」第16話で解説。

傷を負ったフィを安全な場所に連れて行き治療のためにフィの上着を脱がそうとしたとき、ジウンの手を払い、フィは自分で上着を脱ぎ…。

■見どころ
時代劇では身長差がありすぎるとも言われたジウン役のロウン(190cm)と世子イ・フィ役のパク・ウンビン(163cm)との約30センチだが、王宮の戻ったジウンが大きな体でフィを包み込むように抱きしめて口づけする姿、舟の上で兵士の視線からフィを守るためにジウンが抱き締める、ケガを負ったフィを軽々とお姫様抱っこで駆けだすなど…素敵な胸キュンシーンをいくつも作り出している。

サンホン君が用意した、美しい緑の器に入っている粉は何か?世子を見送るウォンサン君の不敵な笑みの意味は?これらが次回どんな騒動をおこすのか?

ところで、廃世子となったフィが寂しくないようにと、赤い布を当いした、気遣いの人ジウンだが、何度もフィを抱きしめながら最後の最後まで女だと気づかない鈍感男!対するぺ・スビン扮する父ソクチョは、通り過ぎた女人がフィの変装をすぐに見破った!一体何を見て気づいたのか?舟の上の少女も気づく違和感をお見逃しなく。

それにしても今回は、イ・ピルモ扮する父王の愛に泣かされる。父の娘との体面ではなく、手紙と回想で知らせる父の愛は号泣必至の名シーンだ。

※Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中

■キャスト
世子イ・フィ役:パク・ウンビン/チェ・ミョンビン
チョン・ジウン役:キム・ロウン(SF9)/コ・ウリム
イ・ヒョン役:ナム・ユンス
シン・ソウン役:ペ・ユンギョン
キム・ガオン役:チェ・ビョンチャン
ほか

■スタッフ
演出:ソン・ヒョンウク「僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~」「また!? オ・ヘヨン ~僕が愛した未来(ジカン)~」
脚本:ハン・ヒジョン「とにかくアツく掃除しろ! ~恋した彼は潔癖王子!?~」

Netflix
 2021年10月11日スタート 月・火
Youtube予告動画

kandoratop【作品詳細】【「恋慕」を2倍楽しむ】