【年末年始ドラマ】二宮和也、嵐休止後初ドラマで有村架純と共演!「潜水艦カッペリーニ号の冒険」予告動画解禁

2021年11月17日12時45分ドラマ
二宮和也と有村架純『潜水艦カッペリーニ号の冒険』
(c)フジテレビ

嵐の二宮和也が主演を務め、有村架純と共演するフジテレビ新春スペシャルドラマ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」が、2022年1月3日に放送されることが決定、Youtubeにて予告動画が公開された。



「潜水艦カッペリーニ号の冒険」は、第二次世界大戦中に運命的な出会いを果たすことになる、厳格な日本海軍軍人と陽気なイタリア人たちの国境を超えた友情と恋の物語。
実話に基づく、日本人とイタリア人の国境を越えた友情と恋の感動巨編で、メガホンを取るのはホイチョイ・プロダクションズの馬場康夫。馬場が「一気に引き込まれた」という実話に着想を得て、数々のヒットCMを世に放つトップクリエイターの澤本嘉光が脚本を執筆。構想から25年の時を経て、このたび、CG技術を駆使した壮大なスケールで映像化が実現する。

今作の主人公であり、厳格な日本海軍少佐・速水洋平を二宮が演じる。嵐での活動休止後、今作が初のドラマ出演作で、フジテレビドラマへの出演は2016年放送の「坊っちゃん」以来6年ぶり。テレビドラマには「ブラックペアン」(2018年/TBS系)以来4年ぶりの出演。ハリウッドデビュー作となった『硫黄島からの手紙』(2006年)で陸軍一等兵を演じた二宮が、今作では海軍少佐として16年ぶりに軍服姿を披露する。また、今作ではイタリア語のセリフや歌唱にも挑戦。長セリフでまくしたてるシーンもある中、完璧な発音でイタリア人キャストや監督を“鳥肌もの”とうならせた。2022年には主演映画『TANG タング』、『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』などの大作も控えており、俳優としてめざましい活躍を続ける二宮からますます目が離せない!

一方、速水の妹・早季子(さきこ)を演じる有村は、ドラマ、映画、舞台、CMなど多岐にわたり活躍を続ける国民的女優。二宮と有村は、二宮の主演ドラマ「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(2014年/日本テレビ系)以来、8年ぶり2度目のドラマ共演だ。今夏に公開された映画版『太陽の子』では、第二次世界大戦末期、時代に翻弄(ほんろう)されながらもひたむきに生きる若者を等身大で演じ、深い感動を呼んだ。今作では戦時下でも希望を失わない心優しい小学校教員を演じ、児童たちの健やかな成長を温かく見守る。

今作がテレビドラマ初演出となる馬場康夫が監督を務め、テレビドラマを手がけるのが初となる澤本嘉光が脚本を担当する。


【コメント】
■二宮和也
●台本を読んだ感想
戦時中のお話なのですが、人間と人間のいろいろなものを感じる話だと思いました。
●撮影を振り返って
イタリア人の方々とお芝居したことがなかったので新鮮でした。
●有村との共演について
お芝居は何年も機会がなかったのですが、バラエティー番組などでご一緒する機会がありましたので、自然と懐かしさはなかったです。
●視聴者へのメッセージ
是非、人間模様を楽しんでいただきたいなと思います。戦争というものよりも、そんな最中にこんな人間がいたのか、というところを感じていただけたらと思います。

■有村架純
●台本を読んだ感想
実際に存在したイタリア、ドイツ、日本と渡り歩いた潜水艦を舞台に、イタリア人兵士たちと日本人の間に繰り広げられる物語を全体的にポップに描いていて読みやすく、ある種漫画を読んでいるような、そんな印象を受けました。しかしながら、当時の時代の中にある理不尽さや時代が持つ狂気も感じられるので、メッセージ性のある台本だと思いました。
●撮影を振り返って
イタリア兵士を演じられた役者さんがイタリア出身の方々で、現場にはイタリア語が飛び交っていました。とても新鮮でしたし、皆さん明るく陽気で、現場に行く度に元気をいただけたことを覚えています。
●二宮との共演について
作品では久しぶりにご一緒させて頂きましたが、変わらない二宮さんがそこにいてくださり、安心して現場にいることができました。以前とは少し話せることも変わって、個人的に時間の流れを感じ、感慨深かったです。
●視聴者へのメッセージ
その時代にある社会情勢などは調べなければわからないことも、こうして作品に携わらせていただくことで学ぶことが多いといつも感じます。是非皆様もご覧になって、少しでも何かを得ることができたらうれしいです」

■監督・馬場康夫
●ドラマ化のきっかけ
25年以上前のことですが、私のイタリア人の友人からこの潜水艦の話を聞きました。その話がとても面白くて。潜水艦で潜っている間に敵と味方がひっくり返っちゃったなんて、“そんなことあったの!?”と一気に引き込まれました。しかも、食べて、歌って、恋して、人生を謳歌(おうか)する国民性のイタリア人が、よりにもよって大日本帝国海軍という厳しい世界に放り込まれてしまったというのも皮肉ですよね。そこからさまざまな方に取材し、アベーレのモデルになった方の奥様の話も聞きました。第二次世界大戦中のイタリア人がどういう生き方をして、何を考えていたのか。取材を重ねるたびに、“これはドラマになる”と確信しましたし、なにより実話がベースになっていることがこのドラマの最大の魅力になっていると思います。

●二宮さんについて
ひと言でいうと、彼はプロですね。とても頭がいい人だし、撮影中、“ここってこうするのはどうでしょうか”と提案をいただき採用したシーンもあります。二宮さんがイタリア語のセリフを言うシーンがあるのですが、すごく上手で。何よりイタリア人がビックリしていましたから(笑)。かなりの長ゼリフでしたが、完璧な発音とエロキューション(発声法)で、通訳のイタリア人たちが“完璧だよ”と感心していました。お世辞抜きで鳥肌ものです。イタリアの歌を歌唱するシーンも素晴らしいので楽しみにしていただきたいですね。

●今作の見どころについて
第二次世界大戦の途中でイタリアと日本が敵対する国同士になったという事実は案外知られていないかもしれませんし、そんな状況下での、イタリア人と日本人の交流をテーマに描く作品はあまりないのではないでしょうか。イタリア語のセリフもありますし、イタリア人のキャストも多く出てきますので、全編を通じてイタリアのカラーが出ています。そして、日本人の規律正しさや清潔さなど、海外の目を通じて日本の良さを発見する作品でもありますので、来年のお正月、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです。

■企画・狩野雄太(フジテレビ編成部)
“こんな実話があったなんて!”と、まず驚きました。この実話を発見した馬場監督の圧倒的な熱量とアイデアがどれも面白く、また澤本さんがウイットに富んだ脚本に仕立ててくださいました。“人と人が分かりあう事”、“心を通わせる事のかけがえのなさ”を中心にしながら、一部脚色を加えて制作をさせて頂くことになりました。主人公の速水は表面上は堅物の軍人ですが、イタリア人達と出会い共に過ごしていく事で、自分自身で押さえつけていた本当の内面が露わになっていきます。そんな速水を確かな演技力と表現力、そしてユーモアさも兼ね備える二宮さんに演じて頂き、スタッフ一同大変光栄に思っております。また、有村さんには、柔和な中に芯がある早季子をしなやかに、そして凛々(りり)しく演じて頂き、キャラクターに命を吹き込んで下さいました。二宮さんとのシーンも抜群の掛け合いで本当の兄妹のように見えますし、イタリア人との恋の行方にもご注目頂ければと思います。

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