「相棒20」水谷豊と反町隆史がついに妖怪まで追いかける?!第6話ネタバレと第7話予告動画

2021年11月18日10時08分ドラマ
@テレビ朝日

川で溺れた少年は“かわおとこ”という妖怪にひきづりこまれたのか?同じ川でおきていた溺死事件との関連は?杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)がついに妖怪狩りにでかけてゆく!2021年11月24日(水)よる9時からテレビ朝日「相棒season20」第7話「かわおとこ」を放送!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)がどこにも属さないことを活かして活躍する「相棒season20」の第6話が11月17日に放送された。第6話「マイルール」では、ベストセラーミステリー作家・福山光一郎役の菅原大吉の一人芝居が話題となった。小説の最終回を舞台化したようなシーンで、犯人を追い詰める刑事が犯人の自殺をみて、自らも燃え尽きるというシーンだ。

殺された福山光一郎は、22年前に娘を殺された上、自身もそのことを追求したために殺されるというなんとも不幸な話だ。22年前の犯人は少年法に守られて、自身の名前などが明かされることなく、短い期間少年院にいて出所してゆく。娘を殺された無念さを考えれば、それを小説に書き記す福山の心情は十分に理解できるものだった。

その福山が小説の登場人物の名前によって、犯人を追い詰めてゆくという設定はなかなか興味深いものだ。右京が他の本から探し出す関が原の西軍の武将、長野県の地名、ひいてはある会社の従業員名簿からとったものなど、「細かいところが気になって仕方ない」右京ならではの発見もあった。

11月24日に放送される第6話「かわおとこ」では、右京と亘が「かわおとこ」という妖怪をおいかける。巨悪な事件を追いかけることも多い、相棒だが、もともとは捜査一課などが気にもしない出来事から事件の目を見つけるのが得意な特命係。第6話はもめている親子をみかけたことから事件の核心にせまってゆく。

■前回:第6話ネタバレあらすじ
ベストセラー作家・福山光一郎(菅原大吉)が、自宅で刺殺された。福山は一人暮らしで、売れっ子作家だけに資産も多い。状況から、警察は、強盗殺人の線で捜査を開始する。

右京(水谷豊)は、現場から新作の最終回の原稿が消えていることに疑問を抱く。その新作小説『運命の来る日』の内容は、少女殺害事件の捜査にあたる老刑事が、正体不明の犯人を執念で追い詰めていくストーリーだ。右京と亘(反町隆史)は、新作の掲載を前に、福山が突然、出版社を乗り換えていたことを知る。もともと福山は気難しい作家として知られていた。もともと担当していた編集者に聞くと、福山が書いた原稿に「川上」という人物が二人でてくるのが読みずらいのでは?と進言したら怒りだして出版社を変えたというのだ。

さらに、福山は自著で、『小説が完結した時、失われた真実があぶりだされるだろう』という、謎めいた発言をしていた。捜査を進めると、22年前、福山は、ある重大事件に巻き込まれていたことが判明する。14歳だった娘の「しおり」が健一という少年に殺されたのだ。少年法が盾となり、福山は少年の名前も住所も知ることができなかった。少年は少年院に入り、更生していた。福山は執念で少年を追い続けていた。小説上で殺される少女の名前も「しおり」であり、犯人の名前を「アンノウン(unknown、氏名不詳)」としていた。まるで22年前の事件を小説にしているようだった。

実は福山は作品の中で登場人物の名前をつける際、あるルールをもってつけている。たとえばある小説は関が原の西軍の武将、ある小説は長野県の地名などだ。今回の新作も登場人物の名前にどうしてもゆずれないルールがあると右京は考える。川上が二人でてくるのもそのせいだと推理した。

右京と亘は健一が入っていた少年院を訪ねる。法務教官の三上(大川ヒロキ)に話を聞く。2年前に福山が訪ねてきたが、犯人はきちんと更生してでていったとだけいい、その後のことは教えていないといったという。

右京たちは健一のその後を調べ上げた。出所後、フレンチの修行をして結婚。妻の名前、村上を名乗り、店も出していた。村上健一に話を聞くと逃げ出そうとする。伊丹(川原和久)たちが取り調べると殺害を認める。しかし、村上の妻は健一にはアリバイがあるという。身内の証言なので正式な証言とはならないが、右京たちは妻から聞いた話から犯人は別にいると思った。福山は毎月、健一の家のポストにミステリー雑誌を入れ『運命の来る日』を読ませていた。福山には、そこに登場する人物が近所の人たちで構成されていること、そしてどんどん自分の店に近づいていることを知った。精神的に追い詰められた健一を妻は心配していた。ある日、福山が店にやってきた。健一と妻は懸命に謝罪し、これからも背負ってゆくと福山に語った。

犯人は法務教官の三上だった。三上は福山に健一の名前や住所は教えなかったが、出所後、フレンチの修行として店を出したことを教えていた。福山はそのことを元に調査して、村上と名乗っていることを突き止めたのだ。最終回が発表されてしまうと村上の名前が世に出てしまい、自分が漏らしたことがばれると考えて、福山の元に向かい、最終回をださないように懇願した。その際、もめて、殺してしまったのだ。

実は、福山の小説の最終回に村上の名前はでていなかった。レストランに行った際に二人が誠心誠意謝っていたことを考え、「アンノウン(unknown、氏名不詳)」のまま小説を終わらせていた。

■第7話あらすじ
杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)は、小学生の女の子・百花(米村莉子)が若い男に、「どこに隠したの!早く返してよ!」と詰め寄っているところに居合わせる。右京たちが聞いたところ、2人は親権を失った父親と、実の娘であることがわかった。事情を尋ねようとするが、女の子は理由も語らず、走り去ってしまう。

翌日、川で行方不明になっていた男の子が、意識不明の重体で発見されたというニュースが流れる。右京たちは、SNSにさらされている家族写真をみて昨日の女の子が写っていることに気づく。写真はネット民が無断で載せたものだ。少年の母親・千夏(黒坂真美)に対する糾弾だった。

百花が言っていた「返してよ!」という言葉から、不穏な気配を察した右京と亘は、独自に周辺を調べ始める。すると、問題の川では、近くの工場に勤める若い男性が、溺死する事故が起きていたことがわかった。

百花から話を聞くと弟の意識はまだもどらないという。そして“かわおとこ”という妖怪に連れ去られたのだと主張し始める。

テレビ朝日10月13日スタート「相棒 season20」。出演:水谷豊/反町隆史/森口瑤子/川原和久/山中崇史/篠原ゆき子/山西惇/浅利陽介/田中隆三/神保悟志/小野了/片桐竜次/杉本哲太/仲間由紀恵/石坂浩二ほか。番組公式Twitterアカウントは「@AibouNow」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「相棒 season20」番組公式サイト
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