世界各国の映画賞を獲得した、観る者の心を震わせるドキュメンタリー映画『リトル・ガール』冒頭映像解禁!

2021年11月19日16時00分映画

まだ幼く自分の身を守る術を持たない彼女の幸せを守るために奔走する家族とサシャの“ゆずれない闘い”を映し出した心震えるドキュメンタリー『リトル・ガール』!第70回ベルリン国際映画祭パノラマ部門、第33回東京国際映画祭ユース部門などに正式出品し、世界各国の映画祭で受賞!2021年11月19日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにてロードショー!主人公のサシャが、数少ない“本当の自分”でいられる貴重な時間”を描き出した冒頭映像が解禁となった。



サシャは2歳を過ぎた頃から自身の“性別の違和感”を訴えてきたが、社会は彼女を“他の子ども”と同じように扱えずにいた。サシャは7歳になってもありのままに生きることができない、不自由な日々を送っている。家族はそんな彼女の個性を支え、周囲に受け入れさせるため、学校や周囲へ働きかける……。本作はさまざまな社会の壁に阻まれながらも、まだ幼く自分の身を守る術を持たない彼女の幸せを守るために奔走する家族とサシャの“ゆずれない闘い”を映し出した心震えるドキュメンタリー映画だ。

本作の監督を務めたのは、これまでも社会の周縁で生きる人々に光をあてた作品を撮り続け、カンヌやベルリンを始め、世界中の映画祭で高く評価されているセバスチャン・リフシッツだ。トランスジェンダーのアイデンティは肉体が成長する思春期に芽生えるのではなく、幼少期で自覚されることについて取材を始めていた過程で、サシャの母親カリーヌに出会い、この作品が生まれた。

世界中で様々な映画賞を受賞、また、コロナウィルス感染の影響により劇場が封鎖されたフランスでは、2020年12月にTV局ARTEにて放送され、視聴者数1,375,000人、その年のドキュメンタリーとしては最高視聴率(5.7%)を獲得した。オンラインでも28万回以上の再生数を記録するなど大きな反響を呼び、ドキュメンタリストとして確かな地位を築いたリフシッツ監督の洞察に満ちた繊細なカメラは、家族の喜びの瞬間、直面する多くの課題を捉え、幼少期の“性別の揺らぎ“に対する認知と受容を喚起する貴重なドキュメンタリーとなっている。

この度解禁された冒頭の映像は、社会でありのままで生きることができないサシャの、数少ない“本当の自分”でいられる貴重な時間”から始まる。ヘアバンドやヘッドドレス、スカーフ、キラキラのヘアアクセサリー・・・お気に入りのアクセサリーや洋服に囲まれた自分だけの“お城”でささやかなファッションショーを開くサシャ。そして続いてゆく家族との幸せな日常の時間だ。

■作品情報
監督:セバスチャン・リフシッツ
2020年/カラー/フランス/フランス語/85分/原題:Petite fille/英題:Little Girl/字幕翻訳:橋本裕充/字幕協力:東京国際映画祭/後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本/配給・宣伝:サンリスフィルム/

映画『リトル・ガール』公式サイト
映画『リトル・ガール』冒頭映像 YouTube