小松菜奈の意外な素顔が分かる『恋する寄生虫』遊園地デートの本編&メイキング映像到着

2021年11月23日08時00分映画

林遣都×小松菜奈W主演で贈る世界の終わりを願っていた孤独なふたりの、切なくも美しいラブストーリー『恋する寄生虫』より、8月に惜しまれつつも閉園となった、東京都練馬区のとしまえんでの遊園地デートの本編&メイキング映像が到着した。



『恋する寄生虫』は極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に生きる青年・高坂賢吾(こうさかけんご)役に林遣都、寄生虫が好きで、視線恐怖症に苦しむ不登校の女子高生・佐薙ひじり(さなぎひじり)役に小松菜奈が扮する。抜群の演技力と人気を誇る林と小松が本作で待望の初タッグ&W主演を果たし、繊細で儚い恋物語を紡いでいく。二人の脇を、井浦新や石橋凌といった味のあるベテランが囲む。

恋する

極度の潔癖症の高坂と視線恐怖症を抱える佐薙は、一緒に過ごすことで症状が和らぐことに気付き、リハビリのためにデートをすることに。デートスポットの一つとして遊園地が登場するが、その撮影が行われたのは 1926年より94年間営業を続け昨年8月に惜しまれつつも閉園となった、東京都練馬区のとしまえん。公開されたのはそんなデートシーンの本編映像と和やかな撮影舞台裏を映したメイキング映像。



本編では、高坂が絶叫マシンに怯え、佐薙が余裕の表情で楽しむという設定だったが、実際には小松が絶叫マシンを大の苦手としている。撮影の待機中、無邪気に楽しむ子供たちの叫び声を聞いて「キャーキャー言ってるじゃないですか…」と怖気づき、いざ順番になると「怖いよ~嫌だよ~セリフ言えないよ~」と不安の言葉が止まらない小松。マシンが動き始める前に監督の説明を聞く姿にも緊張の色が見え、意を決して撮影に挑む姿が映し出されている。その隣で楽しそうな笑顔を浮かべる林の姿が対照的。ゴーカートでは体に対してやや短めのシートベルトに苦戦する林の姿、そしてエキストラの子供たちに交じり、楽しそうに乗り回す小松と林の姿が確認できる。

小松は遊園地での撮影についてインタビューで「本当は絶叫マシンに乗りながらセリフを言わなきゃいけなかったのですが、もうそれどころではなくて話せなくなってしまいました。なので何度もマシンに乗ることになってしまったのですが、最初は平気と言っていた遣都さんも途中で気分が悪くなってしまったんです。『私のせいで何度も乗ることになってごめんなさい』と謝ったら『いや、全然大丈夫』っておっしゃってくれたんですけど、大丈夫って言う顔がもう真っ青で(笑)。本当に優しい方だなぁと思いました」とエピソードを語っている。普段はクールで物静かなイメージのある林と小松だが、遊園地ではそれぞれの感情が表に出た和やかな撮影であったことがうかがえる映像となっている。

■あらすじ
極度の潔癖症で人と関わることができずに生きてきた青年・高坂賢吾。ある日、見知らぬ男から視線恐怖症で不登校の高校生・佐薙ひじりと友だちになって面倒をみてほしい、という奇妙な依頼を受ける。露悪的な態度をとる佐薙に辟易していた高坂だったが、それが自分の弱さを隠すためだと気付き共感を抱くようになる。世界の終わりを願っていたはずの孤独な 2 人はやがて惹かれ合い、恋に落ちていくが――。

■作品情報
出演:林遣都、小松菜奈、井浦新、石橋凌
監督:柿本ケンサク
脚本:山室有紀子
原案:三秋縋「恋する寄生虫」(メディアワークス文庫/KADOKAWA 刊)
主題歌:Awich「Parasite in Love」(ユニバーサル ミュージック)
製作:堀内大示、木村省悟、藤本鈴子、佐々木武彦、五十嵐淳之、鈴木貴幸 企画:椿 宜和、プロデューサー:岩上貴則、橋口一成、東島真一郎、撮影:Kateb Habib、照明:森寺テツ、美術:延賀 亮、録音:日下部雅也、田村智昭、スタイリスト:伊賀大介、ヘアメイクデザイン:井川成子、編集:本田吉孝、VFX/コンポジット:辻 高廣、VFX スーパーバイザー:山内太、音楽プロデューサー:山田勝也、小嶋翔太、助監督:八神隆司、制作担当:土田守洋、ラインプロデューサー:吉見拓真、プロダクション統括:関根真吾
製作:「恋する寄生虫」製作委員会
制作プロダクション:松竹撮影所
配給:KADOKAWA

映画『恋する寄生虫』公式サイト