フィギュア・グランプリシリーズ第6戦「ロシア大会」友野一希3位表彰台!三浦璃来&木原龍一ファイナル出場!

2021年11月28日08時52分スポーツ
@テレビ朝日

11月26日より始まったフィギュアスケートのグランプリシリーズ第6戦「ロシア大会」!男子シングル総合で友野一希がジョージアのモリス・クヴィテラシヴィリ、ロシアのミハエル・コリヤダに続き3位!田中刑事は9位!表彰台に上がった!女子シングルは脅威のスコアをたたき出したカミラ・ワリエワが1位、エリザベート・トクタミシュワ、マイア・フミロフとロシア勢が表彰台を独占した!松生理乃は8位!男女フリーの模様は11月28日にテレビ朝日にて放送される!11月26日からのライブ配信はテレ朝動画にて!関連動画がテレビ朝日フィギュアスケート公式Twitterに公開されている。



6カ国を転戦するGPシリーズの成績上位6名のみが「GPファイナル」に進出し世界一の座を争うグランプリシリーズの第6戦ロシア大会が終わり、ファイナルへの出場者を確定させた。男子シングルはすでに出場を決めていた鍵山優真、宇野昌磨、ビンセント・ジョウ、ネイサン・チェンにつづき、ロシア大会2位のミハエル・コリヤダとアメリカのジェイソン・ブラウンが切符をつかんだ。日本の佐藤駿は出場を逃した。しかし、ロシア大会で3位に食い込んだ友野一希とともに選手層の厚さを感じさせた。女子シングルは、まるでロシア国内大会に日本の坂本花織が招待されたかのような布陣となった。アンナ・シェルバコワ、カミラ・ワリエワ、エリザベート・トクタミシュワ、マイア・フミロフ、アリューナ・コストルナヤのロシア勢5人と日本の坂本花織の6人での戦いとなる。

そして、ロシア大会の結果により、日本のペアが10年ぶり、日本人同士のペアとして初めてグランプリファイナルに出場を果たす。三浦璃来&木原龍一がポイントで6位に入り込み、12月9日から大阪で行われるファイナルで演技を披露できる。

男子シングルはショートで1位となった友野一希はフリーの「ラ・ラ・ランド」の曲に乗ってスタートし、冒頭の4回転トーループ+3回転トーループは見事に決めたが、次の4回転サルコウでミスがでてしまった。その後のジャンプにも小さなミスがでてしまい、1位を守ることはできず3位となった。本人は「これが僕の実力」という言葉を残したが、同志社大学の卒業論文で4回転サルコウの研究を進める文武両道の理論家スケーターはまだまだ成長が期待できる3位となった。田中刑事は冒頭の4回転が3回転になってしまったものの、次の4回転サルコウは加点をもらうジャンプとなった。「攻める」を忘れないような演技で9位となった。トップにたったのはジョージアのモリス・クヴィテラシヴィリだ。4回転を1つは転倒してものの、2つ決めて他もほとんどミスなく表彰台のてっぺんにたった。地元ロシアのコリヤダはショートで少し出遅れたものの冒頭2本のジャンプミスの後の盛り返しは見違えるものがあり、なんとか2位に食い込み、ファイナルの切符をつかみ取った。

女子シングルのカミラ・ワリエワの演技のすごさには誰もが目を見張る。ジャンプがものすごいのは周知のことだが、バレエ大国のロシアで鍛え上げた表現力もあり、総合で272.72をとり、男子の1位の266.33点をも上回る点数をたたき出した。つまり、男女一緒に競技をしても1位になったのはワリエアということになる。2位は24歳のエリザベート・トクタミシュワだ。10年以上シニア大会で活躍しているが、オリンピックの年に活躍できないジンクスがあった。しかし、今年のトクタミシュワは違うと評判だ。見ているものを盛り上げる力はさすがにベテランの力といえる。3位はマイア・フミロフが4回転のコンビネーションを決めてしっかりと順位を上げてきた。

日本の松生理乃は前半は完璧な演技だったが、後半に崩れ、スタミナが課題であることがわかった。持ち味の美しい演技は指の先まで表現されていて、来月の全日本でどんな演技が披露されるか期待されている。

地上波ではテレビ朝日で録画放送される。また、テレ朝動画では有料でのライブ配信を実施している。フィギュアスケートファンにはリアルで見れることや臨場感から好評を得ているライブ配信だ。詳細はテレビ朝日フィギュアグランプリシリーズ特設サイトにて。

■グランプリ第6戦・ロシア大会 地上波放送スケジュール
11月28日 午前10:00~ 男女フリー

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