Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ|老山綾乃監督『まんたろうのラジオ体操』に注目の新人・片山友希が主演!

2021年12月01日17時00分映画

オンライン動画配信サービス Hulu が、35歳以下を対象とした新世代の映像クリエイター発掘&育成プロジェクト「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ(通称:HU35(エイチユーサンジュウゴ)」の 5 名のファイナリストたちがグランプリを競う作品の第1弾キャストが発表された。



本プロジェクトは、応募資格「35 歳以下」でプロ・アマ問わず参加でき、選考を経て選出された<5 名のファイナリスト>は、制作費1000万円とプロの映画制作チームのサポートを受け、自身がプレゼンした短編企画を監督として制作。
Hulu完成した5作品は、ファイナリストたちの制作過程に密着したドキュメンタリー番組とともにHuluで配信され、5作品の中から最終審査によってグランプリ作品が選出。グランプリ受賞者には、賞金100万円とHuluオリジナル新作の監督権が贈られる。8月3日に実施された「ファイナリスト選考会」で、本プロジェクトの審査員である映画監督の沖田修一(審査員長)、女優の橋本愛、劇作家で小説家の本谷有希子、芸⼈・脚本家のシソンヌ じろうの4名が、849の応募企画から審査を通過した 10 名の候補者のプレゼンを受け「ファイナリスト 5 名」を選出。第⼀線で活躍するトップクリエイターによって選ばれたファイナリスト 5 名の若きクリエイターたちによって、どのようなエンターテインメント作品が⽣まれるのか︖注⽬されている。

「ファイナリスト選考会」での選考後、映画制作のプロのサポートを受け、約 2 ヶ⽉に渡り、脚本づくりと制作準備を進めてきた 5 名のファイナリストたち。⾃らが監督・脚本を務め、Hulu で配信する「短編作品」を完成させるため、2組⽬にクランクインしたのは『まんたろうのラジオ体操』の老山組。本作の監督を務める老山綾乃は、現在、⽇本テレビの報道番組「真相報道 バンキシャ!」のアシスタントディレクター(AD)3年目として働く23歳。ファイナリスト選考会では、AD らしくカンペ⽤のスケッチブック 1 つでプレゼンを敢⾏。報道番組の AD という実際の⾃分⾃⾝を重ねた物語で、誰よりも熱のこもったプレゼンテーションを⾏ったことで、審査員たちの⼼を惹きつけ、ファイナリストに選ばれた際も涙ながらに感謝を伝えていた。プレゼン時はロングだった髪をばっさり切り、監督として気合⼗分で本番撮影に挑む︕

⽼⼭監督が描くのは《報道番組の AD の仕事に疲れ⾃宅に戻った主⼈公・さくらは、毎朝、⼤⾳量でラジオ体操を⾏っている隣家の⽼⼈・万太郎に出会う。さくらが万太郎との交流を通じて、⾃分の⽣き⽅と仕事を再起動させる物語》。本作で⽼⼭監督が焦点を当てたのは「映らない存在」。⼤きなニュースや報道で⾒過ごされがちな社会問題をエンターテインメントとして描く。

Huluそして、本作のキャストが発表され、主⼈公・さくら役には、先⽇発表された報知映画賞で最多7部⾨にノミネートされた『茜⾊に焼かれる』(石井裕也監督)で、苦境の中で⽣きる⼥性を熱演した注⽬の俳優・⽚⼭友希。さくらの⾃宅の向かいに住む、⼤⾳量でラジオ体操を⾏う⽼⼈・万太郎役は、映画、演劇、ドラマとジャンルを問わず独特な存在感と魅⼒を放ち続ける名優・⻑塚京三が務め、映画祭常連監督たちに愛される実⼒派⼥優の渡辺真起⼦が万太郎の姪として出演。そして⽼⼭監督が AD を務める「真相報道 バンキシャ!」から⼼強い応援キャストとして、放送開始から本番組のメインキャスターを務めていた福澤朗が、アナウンサー役で友情出演することも決定︕なお福澤は、「報道の現場では彼⼥は AD でしたので、その気質が抜けていないのか、撮影現場でも監督なのにペコペコしているのが、とても微笑ましかったですし、好感を持ちました。これからも、そのままの姿勢で、もの作りを続けてほしいと思います。」と応援コメントを寄せた。

制作スタッフには、『花束みたいな恋をした』などを⼿掛けた撮影・鎌苅洋⼀、『溺れるナイフ』『⻘くて痛くて脆い』の⾳楽・坂本秀⼀が参加し、制作プロダクションを『聖の⻘春』『茜⾊に焼かれる』などの RIKI プロジェクトが務め、最前線で活躍するスタッフ陣が新⼈の⽼⼭監督をサポート︕

クランクアップした⽼⼭監督は、「⾃分で書いた物語なのに、カットをかける前に涙がこぼれそうな瞬間がありました。現場ではありがとうとすみませんしか⾔えなかった危うい若葉マークの監督でしたが、胸を張って最⾼の作品になると声を⼤にして⾔います、最⾼の作品になります︕︕」と話し、主演の⽚⼭友希は、「⽼⼭監督は何事にも⼀⽣懸命で、私も全⼒で応えないといけないと思いました。」とコメント。
Hulu万太郎役の長塚京三は、「⽼⼭監督の世界に触れることは新鮮でとても刺激がありました。⼈数も機材も最⼩限のコンパクトなチームでしたが、映画の基本に⽴ち返ったような、充実感のある数⽇間でした。」と話し、渡辺真起⼦は、「⽼⼭監督は柔らかく優しくて、脚本・演出どちらからも“⼈を⾒つめたいという欲求”を強く感じました。⼀度作った作品は⼀⽣⾃分につきまといます、⽼⼭監督、どうぞ「まんたろうのラジオ体操」を⼤事にしてください。」とエールを送った。



若⼿クリエイターたちの戦いははじまったばかり︕ファイナリスト 5 名の監督たちの各作品は、制作過程に密着したドキュメンタリー作品と合わせて、来年 2 ⽉頃から Hulu で配信され、<賞⾦ 100 万円><Hulu オリジナル新作の監督権>の獲得がかかる、グランプリ最終選考会&授賞式は 3 ⽉に開催予定。

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