4月日本公開『アネット』“暗然たるおとぎ話”の始まりを予感させる特報映像とポスター解禁

2021年12月20日10時00分映画

2021年第74回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞したレオス・カラックス監督最新作『アネット』が2022年4月1日(金)に日本公開されることが決定、合わせて特報動画とポスタービジュアルが解禁された。



製作プロデューサーも務めたアダム・ドライバーと実⼒派マリオン・コティヤールを主演に迎え、カラックスが初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオペラとなっている。

特報は、ヘンリーとアンの恋の物語から始まる。「初めて恋に落ちた」「彼⼥が僕を変えたんだ」やがて⽣まれる⼆⼈の⼦供<アネット>。しかし⽢い時間は束の間、その後捉えられているのは<何か>に怯える彼らの姿だったー。⽇本でも根強い⼈気を誇り、原案も⼿がけたロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップ・バンド、スパークスの⾳楽をバックに、⼈気スタンダップコメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)と、⼀流オペラ歌⼿のアン(マリオン・コティヤール)、そして⼆⼈のあいだに⽣まれたアネットの“暗然たるおとぎ話”の始まりを予感させる映像となっている。

ポスターは、「愛がたぎる」という、圧倒的な熱情を感じさせるコピーライトと相反するように、冷たい嵐と波に揉まれながら⼆⼈で⼿を取って踊り続けるヘンリーとアンの姿を切り取ったもの。果たしてこれは現実なのか?それとも?劇画タッチのビジュアルが、さまざまな憶測を呼ぶ圧巻のビジュアルとなっている。

35年間で発表した⻑編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出⼒と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきた映画監督レオス・カラックス。1984年、弱冠24歳でカンヌ映画祭に登場した『ボーイ・ミーツ・ガール』、“アンファン・テリブル”(恐るべき⼦ども)と、カラックスの名を世界中に知らしめた『汚れた⾎』、⼆度の撮影中断に⾒舞われながらもロングラン⼤ヒットを記録した『ポンヌフの恋⼈』、ハーマン・メルヴィルの⼩説を原作に映画化を挑んだ『ポーラX』、そして謎に満ちた迷宮的な内容が⾼く評価された『ホーリー・モーターズ』。その⼀作⼀作で、既存のジャンルを軽々と超える、新たな映画体験を⽣み出し、世界中に熱狂的なファンを獲得しているカラックスだが、『アネット』は、『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりとなる最新作。スパークスがストーリー仕⽴てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、カラックスの出会いによって映画へと発展、劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録⾳するという両者のこだわりと、そこにカラックスならではの映像美が相まって、唯⼀無⼆の作品が完成した。また、カラックスが「⽗親になってからの映画」とその特別な想いを語る本作には、カラックス⾃⾝の⼈⽣が⾊濃く反映されていることも⾒所の⼀つとなっている。

2022年4月1日(金)ユーロスペースほか全国ロードショー!
■監督:レオス・カラックス
■原案・⾳楽:スパークス
■歌詞:ロン・メイル、ラッセル・メイル & LC
■キャスト:アダム・ドライバー、マリオン・コティヤールほか
■上映時間:140 分
■コピーライト:© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Télévisions belge) / Piano
■配給:ユーロスペース

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