NHK「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」第9話あらすじと見どころ:王女の婿選びで、コンの純愛が執着に代わる|全22話

2021年12月25日09時25分ドラマ
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さらなる巨大な権力を手にするためにコ・ウォンピョは、ピョンガン王女と息子コンとの婚礼を勧めようとする!NHKBSプレミアムにて日本初放送中のキム・ソヒョン×ナ・イヌ主演「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」、次週12月26日は夜9時15分から放送予定の第9話のネタバレ(なし/あり)のあらすじと見どころ、豆知識を紹介、番組サイトで予告動画とメインキャストのインタビュー映像など公開している。

※ドラマ本編[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:韓国語)| 字幕放送有り]
※20話版を視聴してあらすじ紹介しているので、あらすじや見どころが前後している場合もあること、ご理解ください。視聴後調整します。



「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」は、三国時代の高句麗(コグリョ)を舞台に、国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語。

全30話版のネタバレあらすじや、時代背景や、押さえておくべきキャストについては【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】で詳しく解説している。ドラマの見どころは5つの見どころで詳しく紹介している。

■キャスト相関図
ピョンガン/ヨム・ガジン[カジン]:キム・ソヒョン(声:合田絵利)
オン・ダル[タル]:ナ・イヌ(声:三木眞一郎)
コ・ゴン[コン]:イ・ジフン(声:河西健吾)
へ・モヨン:チェ・ユファ(声:甲斐田裕子)
オン・ヒョプ:カン・ハヌル<特別出演>(声:阪口周平)
 ほか

■第9話あらすじ(※豆知識)
ピョンガン/カジンは、かつて逆賊の汚名を着せられ没落した順奴(スンノ)部族を再起させるべきだと、父王に進言。奮起した王が、順奴部族の再起を重臣たちと論議しようするが、それを遮るように、コ・ウォンピョが息子コンとピョンガンの婚姻話を持ち出す。婚姻で王室を押さえ込もうという魂胆にピョンガンは反発し、王も決して認めないと言っていたが…。都に残っていたタルは、ピョンガンに婚姻話が持ち上がっていると知る。

■以下、第9話ネタバレ
法に則って罰を与えると宣言し、へ親子に杖刑を言い渡す。ところが罰を受けたのはへ親子ではなく代理の者。ピョンガンは「罪人の対面を保つ必要があるのか ! 」と怒りを露わにするが罰を受けたのはへ親子ではなく代理の者。ピョンガンは「罪人の対面を保つ必要があるのか ! 」と怒りを露わにする。そして、少女たちを安全に家に帰したというコンに感謝し、彼を味方と認める。
※杖刑:韓国時代劇にたびたび登場する尻たたきの刑。詳しくは「三銃士」杖刑って?
※朱蒙(チュモン):高句麗を建国した伝説の英雄・東明聖王のこと。詳しくは【高句麗王朝系図】で。


その頃、天誅房の頭は松華堂にアジトを移して高句麗の人々を占い、王自らが頭を王宮に招くことになる機会を狙っていた。

翌日、臣下たちの前で順奴部について取り上げようとしていた王を制して、コ・ウォンピョは驚く提案をする。

ピョンガンは逆賊とされ追いやられた順奴(スンノ)部の名誉を回復させるよう父王に進言する。敵同然の高句麗王の娘である自分を救い助けてくれたのも彼らで、誠実な彼らなら心強い味方として、王権強化のために力になってくれると、王を説得する。一方、予想以上に手ごわいピョンガン攻略のために、ウォンピョはコンを利用しようと考え、北方の国境への派遣を取り消し、今後も王女を助けるよう告げる。

ピョンガンの進言に奮起した王が、順奴部族の再起を重臣たちと論議しようするが、それを遮るように、「王女の国婚について」話を切り出す。その相手は自身の息子のコンだ。これを聞いたピョンガンが便殿に乗り込み、王も「王女が望むときに、望む相手と結婚させるつもりだと」強く拒否する。ピョンガンを人質にさらに大きな権力を握ろうとしているウォンピョの魂胆を王も見抜いていた。

便殿画像:@naviconその夜、便殿にやってきた王は、玉座に座るウォンピョをみて驚く。ウォンピョは、王をコ・ヤンソンという本名で呼び、8年前にヨン王妃の胸に突き刺した矢じりを放り投げ、嫉妬に狂って妻と民を皆殺しにした男が王座に座り続けることができるのは、自分のおかげと言い放ち、「許可は自分が下す。朝には国中に王女の国婚の知らせが届くだろう」とほくそ笑む。そして反対すれば「王女を始末して、病弱な太子を王宮から追い出す」というウォンピョに王は「子どもたちには手を出すな」としか言い返せない。

※平原王(ピョンウォンワン):“コ・ヤンソン”というのは実在した平原王の実際の名前。詳しくは【韓流コラム】高句麗第25代・平原王は本当に暴君だったのか?で紹介。

朝、王女の国婚が正式に発表される。一夜にして心変わりした父王に取り消しを訴え、一日中座り込みするピョンガンに王は会おうとしない。コンもまた強引に婚礼をさせようとする父ウォンピョに、権力闘争に利用されたくないと訴える。だが、ウォンピョは婚礼によって邪魔者が消えればそれでいいと言い、お前の望みはいったい何なのか、とコンの王女への恋心を利用しようとする。

外戚となることでさらに強大な権力を手にする桂婁部(ケルブ)に警戒する灌奴部(クァンノブ)と順奴部(スンノブ)だが、余裕の構えのチン王妃をみて、父親のチン・ピルは王妃とウォンピョとの不倫の噂を疑い、ヘ・モヨンはなんとしてもこの婚礼を阻止すべきと養父へ・ジウォルに持ち掛ける。そこに、倒れた王女のための薬に依頼が舞い込む。さっそく木蓮堂へ出向いたモヨンは、「父上、私を捨てないで」というピョンガンのうわ言を聞き、ある作戦を立てる。
※国婚(クッコン):王族の結婚。※外戚(ウェチョック) 皇后や妃の一族 皇后や妃を介して政治に介入し、権力を握ること。

一方、市中で「王女の国婚に関する掲示」を見たオン・ダルは、幽霊谷に戻るプンゲたちと別れて一人都に残る。そのことを知った養母サ氏夫人は大騒ぎし、村で暮らすことになったピョンガンの養父ヨム・ドクに八つ当たり。村は王女の国婚の噂でもちきりになる。

モヨンは、意識の戻ったピョンガンに王宮から逃げるよういうが、ピョンガンはこの程度のことで逃げ出したりしないと答える。そんなピョンガンに「王女の夫になりたい。結婚して下さい」とコンが求婚し、「政略結婚だが、2人で高句麗を変えたいといい。ずっと見守り恋慕していました」と告白する。ピョンガンは、「すでに心に決めた人がいる」といってこれを断る。コンは「たとえ王女が拒んでも、婚礼話を急いで進めてほしい」と父に頼む。

王女の婚礼準備が始まり、多くの貴族子弟が立候補する。ピョンガンは、ウォンピョに脅される父王を情けなく思いながらも、自らの罪に怖れ、王女の帰還が罪を償う機会だと喜び、王女と太子をどうしても守りたかったために、ウォンピョに屈した事情を知る。

モヨンは、タルを利用してピョンガンとコンとの婚礼を阻止するために、タルを長衛将の絹商人のモク・テソンの息子を偽って王女の婿候補に立候補させる。出来レースの婿選びだというモヨンは、「運命に従い、なんとしてもピョンガンと結婚する」と決意を口にするタルだが、それは亡き父と消奴部の民のために、宿敵ウォンピョへの敵討ちでもあった。

ついに諸加会議による婿選びの審査が始まる。ここでウォンピョを殺害しようと考えていたタルだったが…。
※駙馬(プマ):王の婿。詳しくは【韓流コラム】“揀択(カンテク)”で解説。

■見どころ
険悪だったプンゲとタラ・ジンだったが、女性扱いされて悪いいはしないタラ・ジン。今後はこの二人の関係にも注目しよう。

王女とコンとの婚礼に関してモヨンは「権力が1カ所に集中すると、必ず腐敗する」と的をついた言葉を口にするが、果たして理由はそれだけなのか?また、モヨンが長白房の頭に占ってもらうが、一体誰のことを占ってもらったのか?

激しい権力闘争の裏でロマンスも描かれている本作。国婚の話が持ち上がったことで、ピョンガンとタルが互いに代えがたい恋慕の気持ちを確信するが、そんな2人を目の当たりにしたコン。彼の少年の頃からの純愛が執着に代わるのがこの回。さあ、コンは今後ピョンガンにどう向き合うのか?そして、ピョンガンとモヨンとの友情とは違う不思議な絆が生まれるのもこの回だ。そして身なりを整え御曹司風に変身したオン・ダル。少々ぎこちない彼が今後、どう変身していくのか?

NHK「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」番組サイト
 2021年10月31日 日曜21:00~22:00 日本初放送

kandoratop【作品詳細】【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】