「暗行御史~朝鮮秘密捜査団~」第7-8話ネタバレあらすじと見どころ:エル、初恋の人と再会、イ・テファンも本格登場

2021年12月25日08時00分ドラマ
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WOWOWにて放送・配信開始した韓国ドラマ「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」、12月24日(金)に放送した第7話「再会」と第8話「暴かれる真実」の詳しいあらすじと見どころを紹介しよう。
12月30日の放送は休止、第9話と第10話は1月7日放送。ネタバレなしのあらすじは1月6日【「暗行御史~朝鮮秘密捜査団~」を2倍楽しむ】で紹介。ここでは、各話のネタバレありの詳しいあらすじと見どころ、豆知識、ドラマの見どころなどまとめて紹介している。



「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」は、朝鮮時代の王室の秘密捜査官である暗行御史と御史団が、民衆の無念を晴らすために不正腐敗に立ち向かっていく痛快時代劇。

■第7話「再会」
イギョムたちを助けた匪賊団の首領は姿を消した弟イボムだった。想定外の再会に驚くイギョムは、地方の士大夫を狙って盗みを働いている弟を拳で殴りつける。民たちから奪われた物を返しているだけと答えるイボムは、かつて一緒に世の中を変えようといった兄イギョムこそ、賭博場に出入りしていると責める。正体を明かすことのできないイギョムは、「イ大監一家を殺したのは匪賊団か」とだけ問い、それを否定するイボムは、「自分たちが到着したときすでに皆殺しされた後で、自分たちは金は盗んでも、罪のない人を殺したことは一度もない」、と答える。スネのことに対して釈明を求めるイギョムに、「スネはこの世にいない」とだけ答え、一緒に帰ろうというイギョムの誘いを「両班の犬に戻るつもりはない」ときっぱり断る。「盗みでは世の中を変えられない。 覚えておけ ! 」という兄の声を背中で聞くイボムは、チュンサムに「兄を頼む」とだけ告げ、仲間を引き連れ去っていく。
※士大夫(サデブ):儒学を学んだ支配層のこと。特に文人を指す。

使道はイギョムたちを匪賊団の仲間として一人残らずとらえるよう命じる。一方、アジトに戻ったイボムたちを出迎えたのはスネだった。

寺に身を隠したイギョムたち。「捜しているのは、お前を苦しめた人物か?会ってどうするのか?」と問うイギョムに、ダインは「会ってみないと分からない。真実を知るのは怖いけれど、知らなければ一生恐怖におびえながら過ごすことになるから」と答える。そして「愛する人を亡くす悲しみは簡単には克服できないから、無理しないで」と、イギョムの傍に寄り添うが、すぐに居眠り。そんなダインをイギョムはいとおしく見つめる。

その頃、王宮ではソ・ヨンから報告を受けた領議政キム・ビョングンが、暗行御史が現地で賭け事に興じていると王に上訴。真相究明のために、チェ武監がイギョムらの元へ派遣されることに。

村では、イ太監に借金した民たちが役所に連行される。使道は、イ太監の死亡後、財産は役所に帰属したために、借金の返済も役所に返済せと迫る。不平を口にしたために尻叩きの刑に遭った男を家まで送り届けたイギョムたちは詳しく事情を聞く。男は税が払えず仕方なく借金をしたが、賭博場で儲ければ返済できると唆され、賭けに負けて借金を繰り替えすうちに300両にまで膨らんだのだと。使道はそれを取り締まるどころか多額の賄賂をもらって見逃していたのだ。イ太監が亡くなるや否や、賭博場の持ち主に収まった使道の狡猾さに驚くイギョムに、「反対では?賭博場を得るためにイ大監を殺したのでは?」と疑問を口にするダイン。使道はその罪を匪賊団に擦り付けるつもりだった。御史団3人はイ太監の屋敷へ向かい、殺人が起きた現場と思えないくらい綺麗に整理されていることに違和感を覚える。

その頃、イボムはこれまで稼いだ有り金を仲間たちに分配して、人間らしく平凡に暮らせと匪賊団の解散を告げる。そしてスネには、「兄にスネは死んだと伝えた」と話す。

イ太監の屋敷で一晩過ごした御史団3人は幽霊のように徘徊している少女に遭遇。エランと名乗る少女は惨劇から唯一生き残ったイ太監の娘(庶女)で、屋敷には毎月、お金を山積みした荷車が入ってきて、太監はそれを帳簿に付けていたという。そこでイギョムは、帳簿と荷車に積んだ金を盗む計画を立て、イギョムは首尾よく金を盗み、ダインもチュンサムの機転で帳簿を盗み出すのに成功する。
※庶女(ソニョ):身分の低い女に産ませた娘。

イ太監の屋敷で合流した御史団3人。帳簿には使道の記録もあったが、イ太監を殺害したという証拠にはならない。そこである計画を思いついたイギョムは、暗行御史出頭の準備をしようとするが、その時、スネがイギョムの目の前に現れ…。

■見どころ
1992年3月13日生まれのエル(イギョム)と1995年2月21日生まれのイ・テファン(イボム)。役柄と同じようにエルが3歳お兄さんだが、178cmで韓国俳優としては線の細いエルは、188cmでモムチャンなイ・テファンに少々貫禄負けしている。だが気品ある顔立ちながらも母が賤しい身分のために幼い頃から働かされずくめで鍛えられたのかと、イ・テファンのキャスティングに納得がいく。

またまたイギョムの元へ派遣されるチェ武監。行きたくなくて「イギョムと親睦がない」といったが、それなら適任と派遣されてしまう。演じるシン・ジフンの困り顔が大人可愛い。

暗行御史ep8■第8話「暴かれる真実」
かつての想い人スネが現れるが、詳しい事情を聞く間もなく、イギョムを狙うソ・ヨンが彼を襲う。ソ・ヨンに打ち勝ち、黒幕を聞こうとするが逃げられてしまう。一方、チュンサムたちはチェ武監の助けがあって難を逃れる。王命で御史団たちの素行を確認に来たというチェ武監に、賭博場には潜入捜査で、どれほどイギョムが苦労しているかとダインが凄い剣幕で抗議する。

ダインの指示でスネを連れて山寺に着いたチュンサムは、イギョムが今もスネのことを想ってうなされていると教え、暗行御史だと明かしてしまう。

尻叩きの刑に遭った男を使って、使道をイ太監の屋敷に呼び寄せたイギョムは、暗行御史だと名乗って捕らえるが、使道はイ太監殺しについてしらを切る。エランを呼び出したイギョムは、彼女が惨劇のあった当夜、蔵に隠れていたと教えると、使道は「イ大監は死に値する罪を犯した。 貧しい民たちに高利で金を貸し、賭博場で莫大な富を得ていたため、村の使道として極悪罪人を殺害しただけだ ! .」と、自らイ太監殺害を口にする。だが、エランは何も見ていなかった。まさに語るに落ちた使道!これこそが賄賂の証拠はあっても殺しの証拠まではなかったイギョムの計画だった。

イギョムは、彼が漢陽に戻るための賄賂として蓄えた金や米を民に分配し、イ太監殺害事件を見事解決。今度こそスネから事情を聞こうとするが、彼女は手紙を残し去ってしまう。手紙には、「全て自分が選んだこと。どうぞイボム様を許してください。そして両班と庶民が平和に暮らせる世を作るという旦那様の願いが叶います様に。心から尊敬し、お慕いしておりました」と認めてあり、姿を消した理由は書いてなかった。

民たちの「万歳!」の声に見送られ次の目的地へ向かう御史団。スネが去ってからすっかり元気をなくしたイギョムに幻滅するダインは、「御史という使命をお忘れなく」と喝を入れ、「任務が終わるまで一緒にいさせてください、という願いを忘れてもいい。恋人か弟か、それとも御史の使命かどれを選ぼうと、恨まないから」とあきらめ顔。そんな彼女に「俺は既に選択した。お前との約束を忘れることはない」というイギョム。

翌日、ダインとのぎくしゃくした関係も解消できたイギョムだが、無理がたたって高熱で倒れてしまう。

一方、罪人をつれて漢陽に戻ったチェ武監は、王に暗行御史の監察として「任務を忠実に遂行しており、不正に対する上訴は誤解だ」と報告する。これに異を唱える領議政には、「御史への不正が誤解でなければ、何者かが御史を陥れるための偽りだ」といい、王も「御史は余の目であり耳でもある。 余が信じず誰が信じようか... 」と納得する。チェ武監はイ太監の帳簿を王に差し出し、王は帳簿に記載されている者たち全員を逮捕するよう都承旨テスンに命じる。

テスンはチェ武監から、イギョムたちがいよいよ全羅道に向かったと聞くが、それを立ち聞きしている者がいた。その頃、一人山道を歩くスネが襲われるがイボムに助けられる。スネはイギョムが暗行御史になっていたことを伝え、本当のことを言えずに戻ったと話す。

高熱で倒れたイギョムはクィソンという薬草で生計を立てている女性の家で目を覚ます。夜、甕(カメ)の水を飲んだイギョムは体に異変を感じ、そこに突然現れたソ・ヨンに襲われる。騒ぎを聞きつけたチュンサムたちが見たのは、一人で暴れるイギョムだった。実は、甕の水は、痛み止めのためのケシの実を煎じたもので、一気に飲んだために幻覚を見たのだった。

世話になった礼に3人は、下の村に暮らすクィソンの従姉妹に薬草を届けにいくが、従姉妹は縛られて殺害されており、傍には奇妙なお面があった。役所に通報すると、やってきた使道は検視もせずに遺体を村の外に捨てろと言う。聞き捨てならぬ言葉にイギョムは暗行御史だと名乗り遺体を検視させ、強姦されたうえ殺害されたと判明する。医員の言葉から他にも遺体で発見された女性2名と行方不明の女性1名いると分かり、御史の権限で直接事件捜査に当たると宣言。

使道から、清に留学していたというキム・テグァンたち3人を村の誇りとして紹介されたイギョムは、宴でもてなすという彼の申し出を断る。
※士/士人(ソンビ):3人をダインが“ソンビ”呼ぶが、これは学識が優れて礼節があって義理と原則を守って権力と富裕栄華を貪らない高潔な人柄を持った人に対する呼称。

事件を報告しにクィソンの家を再び訪ねたチュンサムは必ずイギョムが解決してくれると、ここでもイギョムが暗行御史だと明かしてしまう。全て自分のせいだと泣き崩れるクィソンを慰め、必ず仇を撮ってやると誓うチュンサム。その頃、事件簿を精査するイギョムたちは、犯行手口が似ていることから同一犯の犯行と考える。
※娘子(ナンジャ):チュンサムがクィソンのことを“ナンジャ”と呼ぶが、これは結婚していない女性に呼びかける時代劇でよく使われる言葉。

チュンサムが帰った後、この地を離れようとするクィソンは、仮面をかぶった男によって殺害されてしまう。同じころ、イギョムは不吉な夢にうなされ目が覚める。翌朝、クィソンの遺体が家から少し離れた場所で発見され、報告を受けたイギョムたちが現場に駆けつける。彼女の家に向かったイギョムたちは、覆面をした男が家から出てくるのを目撃し…。

■見どころ
凄腕の刺客ソ・ヨンを丸腰でやっつけるイギョムだが、蛇は怖いようだ。でも、蛇のおかげでまたダインとの距離が近づくが、今回もお邪魔虫のチュンサムのおかげで、胸キュンも途中どまり。

初恋の人スネが去ってしまい意気消沈するイギョムに、おかんむりのダインはイギョムの言葉に機嫌を直す。いよいよ本格的に始まりそうなイギョンとダインのロマンスに注目。一方、未亡人に続いて今度はクィソンにときめくチュンサム。彼はクィソンの仇をとることができるのか?

イボムの言葉とスネの手紙からイギョムの夢が「両班と庶民の共生」と分かったが、スネは何に怯え、なぜ当時の事情をイギョムに話さないのか?イボムは何に苦しんでいるのか?謎はますます深まる。



■キャスト
ソン・イギョム役:キム・ミョンス(エル/INFINITE)
ホン・ダイン/ホンラン役:クォン・ナラ
パク・チュンサム役:イ・イギョン


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 2021年12月3日スタート 金19:00-21:25 2話ずつ放送
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