「暗行御史~朝鮮秘密捜査団~」第11-12話ネタバレあらすじと見どころ:エル(INFINITE)がクォン・ナラのために…

2022年01月15日09時30分ドラマ
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全羅道に着いたイギョムたちは任務遂行のため状況を調べ始めるが…WOWOWにて放送・配信中の韓国ドラマ「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」、2022年1月14日(金)に放送した第11話「謀略」と第12話「証拠」の詳しいあらすじと見どころを紹介しよう。



「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」は、朝鮮時代の王室の秘密捜査官である暗行御史と御史団が、民衆の無念を晴らすために不正腐敗に立ち向かっていく痛快時代劇。【「暗行御史~朝鮮秘密捜査団~」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレありの詳しいあらすじと見どころ、豆知識、ドラマの見どころなどまとめて紹介している。



■第11話「謀略」
父フィヨウングンの死の真相を探ることを焦るダインは一人、監営に冊婢として潜入し、真相を知る観察使キム・ミョンセと対峙する。そんなこととは、知らないイギョムは監営の者と弓で対決することになり、対決の結果、弓の腕を買われ米を運ぶ護衛の助けをすることに。
※冊婢(チェッピ):本を読みたい人に専門的に読んであげる職業女性。

王宮では、「逆賊を擁護した都承旨チャン・テスンを罰してください」という声が日増しに高くなる。テスンは「フィヨングンが逆賊となったのは、反逆ではなく自決したからで、その死に疑いがあり、暗行御史が戻れば真相がわかるので御史が戻るまで待ってください」と王に懇願する。

その夜、酔っぱらったイギョムは、「自分の傍にいたものはみんな離れていく。お前も去るのか?」と呟き、「記憶を失くしてくれる酒があるというが…」と“酔生夢死”の話を持ち出し、2人はそれぞれ酒を飲んでも忘れられないほど辛い記憶を思い浮かべる。
※酔生夢死(취생몽사チュイセンモンサ):何もせずに、むなしく一生を過ごすこと。酒に酔ったような、また、夢を見ているような心地で死んでいく意から。

イボムたちは全羅道のスネの縁がある陶器村に辿り着き、そこで生きることを決める。イボムは長老オンジャンに正直に盗賊だったと打ち明け、悪徳両班たちから奪った金を全て渡して人生をやり直したいと願う。村で暮らし始め、スネの明るい笑顔をみてイボムも次第に明るさを取り戻す。そんなある日、イボムは市場でかつての盗賊仲間と遭遇し、チョン・ゲスと名乗る男を紹介されるが…。

観察使に読み聞かせを終えたダインは、酷い皮膚病のせいで苦しむ彼に、一人の眉目秀麗の官吏の物語を話し始める。その話とは、「早く王になりたい世子が美しい官吏に父王を殺害させる。秘密を知る官吏は王に地方に追いやられ、途中、水面に映った自分の顔が野獣の顔に代わっていたことに驚愕する」いう話だった。野獣の顔に代わった理由を、王の死の真相を話さなかった罪悪感からと続けるダインは、フィヨングンの名前を口にし、驚いた観察使は刀を突き付け、ダインを投獄させる。

一方、寺に供米を運ぶ軍官たちを護衛するイギョムとチュンサムは、ぺ裨将たちが観察使を騙して供米を商人に横流しして私服を肥やしていることを知る。怒り心頭のイギョムはこれを使って観察使にフィヨングンの死の真相を白状させようと考える。その時、冊婢としてダインが連行されるのを目撃したイギョムは、監営に駆け込み、観察使の前にぺ裨将を突き出し、彼の罪を暴露して暗行御史だと名乗って裨将たちを逮捕させる。
※裨将(비장ピジャン):朝鮮時代、地方官に随行した幕僚格の武官。

次にイギョムは、フィヨングンの死の真相を聞き出そうとするが、そこに領議政の息子キム・マニが宣伝官として現れる。「罪人ソン・イギョムは、都承旨と結託し、王命と称して逆賊の残党ホン・ダインと謀反を企てたために、暗行御史から解任し漢陽へ召喚する」という教旨を読み上げ、イギョムとダインを捕縛する。イギョムはダインを守るために、フィヨングンの調査を指示したのは自分だと供述する。
※宣伝官(선전관ソンジョングウァン): 王直属の側近。王の警護と命令を伝える役人。

その夜、マニからダイン殺害を命じられた観察使は、身の保全のために「フィヨン君が逆賊でないという証拠がある 」と脅し、マニは「裏切れば、家族の命を危険にさらすことになるぞ ! 」と言い捨て立ち去る。

獄中で「ダインは俺の人」と思わず口にしたイギョムは、「暗行御史の同行者は、御史に属する者なのだ」といい繕い、ダインを最後まで守る覚悟を示す。翌日、一人だけ牢から出されたイギョムは「少しの間待っていてくれ。 すぐにまた会える 」とダインに告げ、ダインは、同じことを言って帰らぬ人となった父を思い出して涙を溢れさせる。

護送途中イギョムは、マニから「暗行御史は護送中に自害したと王に伝える」と聞かされる。マニは姿を見せたソ・ヨンにイギョム殺害と、フィヨングン無実の証拠を取り上げたのちに観察使殺害をするよう命じ、漢陽へ戻る。イギョムはフィヨングンの秘密を知るソ・ヨンもいずれ消されると動揺を誘い、駆け付けたチュンサムとチェ武監のおかげで助かる。

盗賊に奪われた供米を取り戻せと命じられたぺ裨将たちは、手っ取り早く周辺の村から米を強奪することにし、抵抗する長老オンジャンを撲殺する。怒りに震えるイボムは、チョン・ゲスの元へ。その頃、観察使はフィヨングンの遺体から持ち出した教旨を仏像の中に忍ばせ、供米と共に山寺へ運ぶよう命じる。その教旨には「軍を組織、養成し異様船の侵入と匪賊の略奪を阻止せよ」と認められていた。

ダインが打ち首刑に処せられることに…。

■見どころ
酒を飲みながらの腕比べ。これは「奇皇后」第1話でも行われ、ハ・ジウォンがチュ・ジンモと勝負して敗北した。イギョムは勝負には勝ったが、酒癖の悪い彼はムチ叩き30回の刑になるところをハトに助けられる?果たして何があったのか?
獄中のダインが父の幻を見るシーンが泣かせる。そんなダインを助けに行く決心をしたイギョムの台詞。「大切な人を失くしたくない」、付け足すように「お前もだ」とチュンサムにかける一言もお聞き逃しなく。

暗行御史ep12■第12話「証拠」
領議政キム・ビョングンの謀略により窮地に陥るイギョムたち。捕らえられたダインを救うため、処刑執行人になりすまし潜入したイギョム、チュンサム、チェ武監は、観察使キム・ミョンセを人質にし、救助に成功する。その中で観察使から、フィヨングンが無実である証拠は、供米と共に運ばれたことを聞き出し、ダイムをチェ武監に託し、イギョムとチュンサムは供米のもとへ向かう。しかし、供米、そして探していた証拠はチョン・ゲス率いる盗賊に奪われてしまっていた。そしてその盗賊の中に、弟イボムがいた。

また盗賊に戻ったのかと、あきれ顔のイギョムに、「元の持ち主に戻すだけ」と動じないイボム。そこに官軍が追いつき、イギョムは「お前たちが盗んだものの中に、大勢の命がかかっている物がある。 何かは分らぬが...」と伝えて、ひとまずその場から逃げる。

その後、祈祷所でダインたちと合流したイギョムは、荷車ごと盗賊に盗まれた後だったと伝える。王へ報告するために漢陽へ戻るというチェ武監に、証拠を探すまでの時間稼ぎをしてほしいと頼み、3人は証拠を取り戻す作戦を立て直すことに。その頃、アジトでは供米と一緒に盗んだ仏像が兄イギョムの捜している物だと察するイボムだが、チョン・ゲスは資金調達のためにこれまで売りはらおうとしていた。それが反乱を起こすための資金だと知り驚くイボム。

祈祷所で一晩を過ごすことになった御史団の3人。チュンサムの大いびきの傍で眠れないダイン。そんな彼女に盗賊がイボムだったと打ち明けるイギョム。そしてフィヨングンの無実の証拠を探すためにイボムを探すと告げる。同じころ、観察使の元に忍び込んだソ・ヨンは、盗賊に証拠を持ち去られたと聞くと、観察使を斬り殺し立ち去る。

王宮に到着したマニは、暗行御史ソ・イギョムは観察使キム・ミョンセ暗殺に失敗し、護送途中で自害したと嘘の報告をし、馬牌を見せる。都承旨は必死で再調査すべきと抗弁するが、マニは「全て都承旨の指示による」と証言し、御史が書いた供述書を差し出し、王は都承旨を罪人として投獄する。

奪った米を民たちに分けると考えたイギョムの狙い通り、チョン・ゲスが米を配っていた。チョン・ゲスを尾行し、商人を見つけたイギョムは供米と一緒に仏像もあったと聞き出す。そこで客主に変装して仏像を売ってほしいと取引を持ち掛ける。その頃、村を視察していたチュンサムはスネを見かけ後を追うが、怪しいと捕らわれてしまう。イボムのおかげで自由の身に。仏像にイギョムの命がかかっていると聞いたイボムは、自分が仏像を手に入れると、イギョムに伝えるよう頼む。
※客主(きゃくしゅ) : 朝鮮後期に港湾や都市で、商業関連業務を行った人々。チャン・ヒョク主演作に「客主」という作品がある。

その夜、王への報告のために早馬で漢陽に戻ったチェ武監は、マニの手下に急襲されて捕まる。一人で戻ってきた理由を聞かれたチェ武監は、とっさに暗行御史の遺体を崖下で発見したと言い逃れる。

翌日、イギョムたちの待つ祈祷所へ戻ったチュンサムは、イボムからの伝言を伝え、イギョムは一人で待ち合わせの場所へ向かう。約束の場所でイボムから仏像を受け取ったイギョムは、後は自分が解決するから、手を引くようイボムを説得するが、イボムは自分は自分の仕事をすると、引き下がらない。そこにチョン・ゲスが現れ、仏像を手に持つイギョムに刀をむける。米の保管所で仲間を襲ったのがイギョムだと疑うチョン・ゲス。イギョムは自分が暗行御史で、腐敗した権力者たちの悪行を暴く証拠を手に入れたいだけと説明する。イボムに、彼が信用できるかどうかを確かめ、「俺の兄上です。 信用できます」と答えるイボムの言葉に刀を降ろし、仏像から抜き取っていた教旨をイギョムに差し出す。

ついにフィヨングンの無実を証明する証拠を手に入れるイギョムだが、その教旨を読み始めた瞬間ソ・ヨンが放った矢に右胸を射られ…。

■見どころ
執行人として登場する3人。執行人は処刑の前に大刀にマッコリ(白い濁り酒)を吹きかけ踊る儀式を行うが、チュンサムのへっぴり腰の様子に注目。祈祷所の夜。「夢みたい」というダインに、「確かめてみては?」とその手を取って自分の頬に宛てるイギョム。そんないい雰囲気を台無しにするのは今度もチュンサム。
美しい客主に変装するダイン。使用人役に不満のイギョムは、みんなの目からダインを隠すためにどうするのか?ダインのなりきりぶりにあきれ顔のイギョム。
今回、イボムはついにスネに想いを告げ、スネはそれを受け入れる。10話でイギョムについた優しいスネの嘘が真実になった。そして、イギョムとイボムも今話最後にやっとわだかまりが溶けたが、はたしてイギョムの命は?証拠の教旨に目を通したソ・ヨンの表情がどうにも気になる。



■キャスト
ソン・イギョム役:キム・ミョンス(エル/INFINITE)
ホン・ダイン/ホンラン役:クォン・ナラ
パク・チュンサム役:イ・イギョン


WOWOW「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」番組サイト
 2021年12月3日スタート 金19:00-21:25 2話ずつ放送
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