【北京オリンピック】女子シングル、坂本花織が銅メダル!波乱含みの中、金メダルはシェルバコワ、銀メダルはトルソワの手に!

2022年02月18日09時05分スポーツ

2022年2月17日、女子シングルフリーが行われ、坂本香織が12年ぶりに日本女子にメダルをもたらせた!3回転半をクリーンに決めた樋口新葉は暫定5位、ドーピング問題に揺れたワリエアは暫定4位で表彰台を逃した。2月18日(金)からはペア競技が始まる!NHKオリンピックサイト、JOC公式サイト、IOC公式サイトには関連動画が公開されている。

浅田真央がバンクーバーで銀メダルを取って以来12年、日本女子シングルはメダルから遠ざかっていたが、ついに2022年2月17日に坂本香織が銅メダルを手にした。



オリンピック開幕前まではROC勢がメダル独占と予想されていた。実際、グランプリの成績をみても4回転や3回転半を難なくこなすROC勢の優勢が予想されていたが、技の完成度を目指し、スケーティング技術を磨いて臨んだ坂本に幸運の女神が舞い降りた。ショートで3回転半を決めた樋口新葉はフリーでも加点をもらう出来で3回転半を決め、暫定5位に入った。17歳の河辺愛菜は果敢い3回転半に挑戦したもののダウングレード(2回転半とみなされる)となったことと3回転で転倒が響き、暫定23位となった。

ドーピング問題で揺れた北京オリンピックのメダルをかけた戦いは、最終6組の6人によって争われた。第6組の1番目の滑走は韓国のユ・ヨンだ。紀平梨花たちの指導者で知られる浜田コーチについている。冒頭に3回転半に挑戦するもアンダーローテーション(1/2未満の回転不足で、基礎点が70%にされる)となったが、以外はクリアに決めて、142.75点でフリー単独では暫定4位、合計で暫定6位となった。

その後、滑った樋口新葉は「ライオン・キング」の曲に乗せて滑り出し、冒頭の3回転半を見事に決めると、続く3回転ルッツ+3回転トーループもうまく飛んだと思われたが、トーループで転倒してしまった。そこからはノーミスでステップでも魅了する演技で140.93点、フリーのみでは暫定6位、合計暫定5位となった。

そして登場したのは、演技予定は4回転を4種類5回飛ぶという高難度も高難度のプログラムに挑むトルソワだ。コーチ陣からは4回転サルコウは見送って、4回のジャンプにするように言われたが、自分の意思で5回飛ぶことを決めたという。転倒はなかったものの、ステップアウトと着地でこらえるジャンプが見られた。しかし、技術点だけでいえば10日に行われた男子シングルの羽生結弦、宇野昌磨の技術点を超える106.19点を出し、演技構成点を加え合計で177.13点でフリーで1位となった。しかし、ショートプログラムで2位に入ったシェルバコワが4回転フリップを2回出来栄えもよく決めたことで、最終的にはシェルバコワが金メダル、トルソワが銀メダルとなった。

トルソワが驚異的なプログラムを滑った後に登場したのは坂本香織だ。団体戦ですべに滑り切ったとはいえ、その後、揺れに揺れている女子シングルでは、ドーピング問題に対するロシアの対応に反対する全世界からの応援が坂本に届いているような状況で、緊張が感じられることもあった。しかし、滑り始め、冒頭の2回転半を高く強く飛ぶと坂本らしい圧倒的なスケートを披露し、153.29点の自己ベストを更新してフリーで3位、合計でも3位、銅メダルを獲得した。

ドーピングで陽性判定が出て、出場に関しても世界中から注目され、世界中のOBから意見されることも多かった15歳のワリエワはいつもの生彩は全く感じられず、ジャンプのミス、ジャンプとジャンプのつなぎでうまく音がとれないようなこともあり、141.93点で上位3名に入ることはなかった。

順位確定後、ROC陣営はショックで号泣するワリエワ、4回転5回飛んでも金メダルとならなかったことにショックを受けたのか、トルソワも号泣の末、エリゼコーチのハグを拒絶するなど波乱が起きていたことが海外のニュースで伝えられている。

フィギュアは最終種目のペアが18日(金)から始まり、日本から出場する「りくりゅうペア」こと三浦璃来・木原龍一組の活躍が期待されている。

■今後の放送予定
■2月19日(土)地上波放送スケジュール
NHK総合 19:50~23:10 ペアFS

■2月20日(日)地上波放送スケジュール
テレビ東京 13:00~16:00 エキシビション

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