幸せなどんでん返し!「気象庁の人々:社内恋愛は予測不可能?!」第3−4話:季節の変わり目〜視程距離

2022年02月21日23時00分ドラマ
Netflixシリーズ
『気象庁の人々:社内恋愛は予測不可能?!』独占配信中

パク・ミニョン×ソン・ガン主演でNetflixでも毎週独占配信中のJTBCドラマ「気象庁の人々:社内恋愛は予測不可能?!」気になる第3話~第4話のあらすじと見どころを見てみよう。

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「気象庁の人々:社内恋愛は予測不可能?!」は、1%の確率で変わる天気を予測し正確に国民に伝える為に奔走する気象庁の職員たちの活躍とロマンスを描く作品だ。
【「気象庁の人々」を2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじと見どころ、キャストの魅力などまとめて紹介している。



JTBC公式チャンネルで公開されている予告映像も合わせて観て頂くと作品の雰囲気が掴めるはずだ。


■第3話「季節の変わり目」
お酒の勢いで一夜を共にしてしまったハギョン(パク・ミニョン)とシウ(ソン・ガン)。動揺したハギョンは車のキーを置いたまま飛び出し、その結果初めて仕事に遅刻。定例会議でも状況把握に手間取ってパニックになってしまっただけでなく、間接的に会議の進行を頼んでいたドンハン(イ・ソンウク)が助けてくれなかった事に不満を覚える。

その頃、沿岸部では風浪警報が出され、漁師達から漁業が出来ないと抗議の声が殺到していた。せめて警報解除の予告を出してくれというギジュン(ユン・バク)にそれは出来ないと反論するハギョンだが、元婚約者への腹いせなのでは?と言われて声を荒げ、シウが止める。

外泊した事で風邪を引いてしまったシウとハギョン。薬を用意して気遣ってくれるシウだが、「一度寝たぐらいで付き合おうなんて言いません」というハギョンを気遣ったシウの言葉に少しだけショックを受ける。ギジュンとの思い出の品をネットで売ろうとして偶然買い取りに来たシウに気まずいハギョンだがネットでの売り方のコツを教えてもらっているうちに距離が縮まる。お礼に食事をごちそうするがそこに同僚が現れて隠れてしまう。どうにか見つからずにその場を脱したがシウはやましい関係ではないと不満を抱き、ハギョンに「好きなら付き合う、そうでないなら付き合わない。僕たちはどっちですか?」と質問を投げつける…。

■第3話見どころ
「キム秘書はいったい、なぜ?」などこれまでのオフィスラブコメディ作品とは異なり、鬼上司キャラを演じるパク・ミニョンだが、シウとの一夜の後、仕事に遅刻したり書類をひっくり返したりとミスを連発したほか、シウとどう接するべきか自問自答するハギョンの姿にはコミカルさも感じられ、ようやくラブコメ女王の本性が出て来たという印象だ。本作では毎回、気象に関するサブタイトルが付けられているが第3話ではサブタイトルの通り、ハギョンの感情の変わり目が描かれた。

第2話で裸を披露し第3話でもシャワーシーンを披露したソン・ガン。彼が演じるシウは気象の事となるとオタク気質を発揮し、若干マイペースではあるが、ハギョンがギジュンとの間で困った状況になると咄嗟に機転を利かせてハギョンを守ってくれるスマートなシーンが目立ち視聴者をときめかせてくれる。

またユン・バク演じるギジュンは結婚直前の浮気、浮気相手とのスピード婚、家財の分配の話と無神経な発言で第2話でだいぶ派手に論破され立つ瀬を失っていたが、第3話でも風浪警報の抗議電話対応に奔走し、ハギョンに対して警報を解除しないのは自分への腹いせなのではと無神経な発言をして視聴者を苛立たせた。ただし、直後にハギョンとシウから「抗議電話の対応をするのも仕事だ」「警報は腹いせではなく人の命を守るものだ」と論破され更に立つ瀬が無くなってしまう。問題を起こしてはその場でたちまち打ちのめされているので毎回スッキリさせてくれるキャラクターだ。

そんなギジュンと結婚したシウの元恋人ユジン(ユラ)はハギョンへの敵対心とシウへの未練を覚え始め、ギジュンと喧嘩をするシーンが登場する。幸せでいっぱいのはずの新婚生活だが、「やっぱり元の恋人がよかった」なんて言い出しそうな危うい雰囲気が二人には漂っていて今後の展開が気になる。

第3話では課長であるハギョンと新しい部下としてやって来た年上のベテラン予報官ドンハンとの微妙な空気が描かれた。ハギョンが遅刻した際、ドンハンに会議の進行を頼んで欲しいと別の職員に連絡をしてドンハンにもそれが伝わるが、彼は何も助け舟を出そうとはしなかった。第3話後半で意を決してドンハンを呼び止めたハギョンは「私が嫌いかもしれないが仕事は仕事だ」と注意をするが逆に「年下の部下は負担かもしれないがちゃんと指示を出さないといけない」と諭される。「今後やむを得ず私が会議に参加できない場合は代わりに会議を進めて欲しい」と正式に指示を出したハギョンにドンハンは笑顔で答えた。一連のシーンは不穏さを感じさせたが一旦は信頼関係が一歩前進したシーンである。そんなドンハンも14年間単身赴任していたせいで一緒に暮らした事がなかった思春期の娘や久々に一緒に暮らす妻との生活に適応できず、自分の家でも疎外感を感じている様子が描かれ、一家の関係がどのように変わっていくのかもこのドラマの見どころとなっている。



■第4話「視程距離」
同僚に関係が知られそうになって、シウの告白を振り切って立ち去ったハギョンは会社でもシウに対して冷たく厳しく振る舞い、周りからはパワハラなのではと噂される。一方のシウは食事の相手が誰だったのかと噂の的となり本当の事を言えずに困っていた。

韓国東部では濃霧が発生し、高速道路で視界不良による大規模な玉突き事故が発生する。当時、気象庁は予報を出していた為、対応に不備はなかった。ハギョンは記者に対して、韓国に濃霧特報が無いのは局地的で実効性が低く正確な観測を行う設備や予算も無いと説明するが、ハギョンに敵対心を持つユジンによって「無能な気象庁」という新聞記事が刊行されてしまう。ハギョンはユジンに抗議をするが止めに入ったギジュンは元婚約者と妻の間で板挟みになり、ユジンもまたギジュンとの間に溝を作ってしまう。

母が勝手に結婚相談所に登録したと知って激怒して、ギジュンと暮らす予定だったマンションにやってきたハギョンは濃霧関連の本論記事の資料をまとめる為に頻繁にシウに電話をかけ、耐えかねたシウはハギョンの家に夜食を持ってやって来る…。

■第4見どころ
これまではギジュンの非常識な態度が描かれてきたが、第4話ではハギョンに敵対心を抱き始めたユジンの暴走が描かれた。ハギョンへのインタビュー内容を捻じ曲げて気象庁を罵倒する記事を書いた事でハギョンとの敵対を色濃くするシーンでは二人の火に油を注ぐようなやりとりもさる事ながらセリフからは韓国の地形的な特徴や気象予報のシステム、国家予算まで天気に気象に興味がない人でも思わず「へぇ〜」と言ってしまいたくなる知識が詰まっており、2倍楽しめるシーンになっている。そんなユジンもギジュンからシウの写真に関して責められた事から溝を感じるようになってしまい、この新婚夫婦の間にも深い霧がかかり始めた。

第3話でも描かれたドンハンの家庭事情もより深く描かれ、14年間家族の為に単身赴任で働き続けた挙げ句に家庭で孤立してしまった悲しいパパの気持ちと、困った時に夫に助けてもらえず周りから未婚の母と思われていた妻の気持ちがぶつかるシーンが登場し結局、ドンハンは家庭でも家族に避けられ孤立してしまう。

そして第4話で最も見どころと言えるのが主人公二人のあっと驚くどんでん返しだ。第3話から続く冒頭のシーンではシウの告白に対して、惹かれた事は認めながらも社内恋愛をするつもりはないと線を引いて去っていったハギョン。しかし、このシーンには続きがあった。「僕は本気です」というシウの一言に立ち止まったハギョンが振り返り、シウにキスをするシーンは冒頭ではあえて描かれなかった。そして続けて描かれたパワハラや新人いじめにも取れるシーンでも実は二人が誰も見ていないところで微笑み合ったり、ウィンクをしたり、なんと手まで繋いでいたという事実が描かれた。この幸せなどんでん返しやふてくされるシウのキュートな姿に「やられた!」と嬉しい悲鳴をあげた視聴者も多いのではないだろうか。続いてマンションでイヤフォンを片方ずつはめて朝日を眺めるシーンはまさに眼球浄化級のベストカップルだ。第5話の予告編でも職場でのラブラブな現場を目撃されて必死に誤魔化す二人の姿が描かれ、コメディ要素がより濃くなっていきそうだ。

韓国では5%台からスタートした視聴率も第3話で7.342%、第4話で9.046%(首都圏)と回を重ねる毎に上昇しており、国内での注目が高まっている事も窺える。

「気象庁の人々:社内恋愛は予測不可能?!」は、JTBCの新土日ドラマとして2月12日(土)より放送開始、Netflixでも毎週土曜日と日曜日に新エピソードが独占配信される。

■スタッフ
演出:チャ・ヨンフン
脚本:ソニョン
原題:기상청 사람들: 사내연애 잔혹사 편

■キャスト
チン・ハギョン役:パク・ミニョン
イ・シウ役:ソン・ガン
ハン・ギジュン役:ユン・バク
チェ・ユジン役:ユラ
ぺ・スジャ役:キム・ミギョン
オ・ミョンジュ役:ユン・サボン
コ・ボンチャン役:クォン・ヘヒョ
オム・ドンハン役:イ・ソンウク
ほか

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