“誰かの母、誰かの妻”に息苦しさを感じた…チョン・ユミ×コン・ユ『82年生まれ、キム・ジヨン』dTVで配信スタート

2022年04月27日11時30分映画
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韓国で130万部を超える大ベストセラーを記録したチョ・ナムジュの同名小説を、『トガニ 幼き瞳の告発』『新感染 ファイナル・エクスプレス』などで共演してきたチョン・ユミとコン・ユを迎えて映画化した『82年生まれ、キム・ジヨン』が映像配信サービスdTVで配信スタートした。



本作の主人公は、タイトルどおり82年に生まれて現代社会を生きてきたとある女性=キム・ジヨン。広告会社でキャリアを築きながら、結婚・出産を機に仕事を辞めて専業主婦となった彼女は、今や育児と家事に追われる日々。自分自身ではなく「誰かの母、誰かの妻」でしかない生活に息苦しさを抱えるうち、ジヨンは時々他人の人格が憑依したような言動を取るようになる。

本人は無自覚で憶えていないというその症状を目の当たりにした夫・デヒョンは思い悩み、ひとりで精神科に相談に行くことに。ジヨンはなぜそこまで追い詰められてしまったのかーー物語は、歩んできた半生を振り返るようにして彼女の心情に迫っていく。

ジヨンの目線を通して映し出されるのは、子ども時代、思春期、そして就職や結婚、出産に育児などさまざまな場面で多くの女性が感じる「生きづらさ」。

ジェンダーギャップやセクハラなど現代社会でも問題になっている事象がリアルに描写される中で、翻弄されるジヨンをチョン・ユミが繊細に演じている。
強さと弱さを併せ持つ等身大の女性像を表現し、多くの共感を呼んだ存在感は必見!

そして、チョン・ユミと3度目の共演にして初の夫婦役となるのは、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」『SEOBOK/ソボク』のコン・ユがジヨンを献身的に支えるデヒョンを演じているほか、「ゴー・バック夫婦」のキム・ミギョンがジヨンの母親役を務めるなど、実力派俳優が重厚な群像劇を繰り広げていく。

2018年に演出した短編映画『自由演技(原題)』が話題となったキム・ドヨン監督が女性ならではの視点でメガホンを取り、原作とは違うエンディングを描いた『82年生まれ、キム・ジヨン』。この機会に、ぜひdTVでチェックしてみては?





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