義高の最期、衝撃の鬱回!「鎌倉殿の13人」第18話菅田将暉、壇ノ浦で大活躍!第17話ネタバレあらすじ

2022年05月02日09時33分ドラマ
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壇ノ浦の戦いで躍動する源義経(菅田将暉)に頼朝(大泉洋)が嫉妬?NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)5月8日(日)放送の第18話「壇ノ浦で舞った男」あらすじ、前回第17話「助命と宿命」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



源義経(菅田将暉)の勝利に沸き立つ鎌倉だが、義仲(青木崇高)の嫡男・義高(市川染五郎)の処遇を巡り暗雲が立ち込めた5月1日放送の第17話。これまで“坂東武者の世を作る”という亡き兄との約束を果たすために邁進してきた北条義時(小栗旬)。しかし頼朝から義高を討つよう命令が下され、回を追うごとに冷酷になっていく頼朝と、自分の宿命に苦悩する義時の姿が描かれた。

義高を「冠者殿」と慕う大姫(落井実結子)の命をかけた健気な懇願が感動を呼んだ一方で、せっかく頼朝の追討令が解かれた義高の死は大きな反響を呼んだ。なんとか冠者殿を助けようとするチーム北条と安達盛長(野添義弘)の粋な連携プレーも実らず、追手に殺された義高。そして義高を殺した藤内光澄(長尾卓磨)を死罪、武田信義(八嶋智人)の嫡男・忠頼(前原滉)を謀反の罪という理由で殺害する卑劣な行動に出る頼朝。ネットでは「誰も幸せにならない『鬱回』」、「負の連鎖が辛い」など注目が集まった。後悔と挫折を繰り返しながら頼朝に仕える義時に、そっと寄り添う八重(新垣結衣)の優しさと可愛い息子、金剛のかわいさが救いとなった。

そして5月8日放送の第18話では、栄華を誇った平家が滅亡に至った最後の戦い、壇ノ浦の戦いが描かれる。戦の大将を任された梶原景時(中村獅童)と義経が対立しながらも、陸から範頼軍、海から義経軍が平宗盛(小泉孝太郎)を追い詰める。華々しい源平合戦の最大の見せ場とも言える壇ノ浦の戦いで、軍神と化した義経が躍動する。しかし、それは頼朝の機嫌を損なう序章となるか?

■木曽のプリンス、義高の悲劇
聡明な美男子、木曽義仲の嫡男・義高。『吾妻鏡』によると義高は、義仲が鎌倉方に討たれると、頼朝が自分を誅殺するのではないかと思いを巡らし、女房の姿で抜け出したと言われている。義高役の市川染五郎は、聡く美しい義高を好演。鎌倉で辛い立場に身を置きながら、大姫にせがまれると笑顔で手毬遊びに興じる姿に好感を持つ人も多かったのでは。

ドラマでは、せっかく逃がしてくれた義時を信じ切れなかった義高が逃亡。さらに義時が時間を稼いで欲しいと和田と畠山に指示したことが仇となり、義高は追手に殺されるという悲劇的な展開に。しかも最期は大姫との思い出である手毬が鞘に引っ掛かり、もたついている間に斬られてしまった。これを受けTwitterでは「ただただ辛い回」「思った以上に地獄・・・」「なんて鬼脚本なんだ」など負の連鎖が起こした悲劇に注目が集まった。

■前回(第17話)ネタバレあらすじ
一ノ谷の戦いで平家を破った義経をますます気に入った後白河法皇(西田敏行)は、義経に京を守る倹非違使を任命した。義経は任官されたことを祝う宴で、義経は静御前(石橋静河)の舞に目を奪われる。その頃、頼朝は源義高を討つよう義時に命じていた。義時は気が進まなかったが頼朝に逆らっては鎌倉で生きぬけない。しかし、それを知った政子(小池栄子)は義高を慕う大姫を思って頼朝に命乞いをするも、遺恨を断ち切りたい頼朝は断行しようとする。

諦めきれない政子は、義高を伊豆山権現にかくまおうとする。しかし義高は、頼朝を許すことはないし、父を裏切った義時のことも信用できないから、ここで自分を殺すことを勧めると言い出す。そんな中、鎌倉御所に武田信義が嫡男・一城忠頼と共にやって来る。恩賞がもらえないことに不服を漏らすが、「法皇様の思し召しゆえ」とかわす頼朝。お互い源氏の棟梁という自負があるため決着はつかなかったが、信義は御所にかくまわれている義高を担ぎ上げ挙兵すること思いつく。

一方、和田義盛(横田栄司)が捕らえた巴(秋元才加)から、義時に会いたいと言ってきた。巴は義仲の手紙を預かっていたので、それを義高に渡したかったのだ。巴から受け取った父の手紙には、頼朝を憎まないこと、源氏再興の悲願成就を生きて見届けて欲しいということが記されてあり、初めは生き延びることに抵抗を見せた義高だったが、逃げることを決意。政子たちは伊豆山権現へ逃がす準備を始めた。そして義高を女装させ、八重が連れて来た子供たちに紛れて脱出する計画を立てる。

しかし、義信が義高にこっそり会いに行き、共に頼朝を倒そうと話を持ち掛けていた。義信が義高を閉じ込めている部屋へ行ったことが頼朝の知るところになり、警備が強化されてしまう。政子たちは計画を変更し、全成(新納慎也)が頼朝に扮して義高の部屋に入り、実衣(宮澤エマ)が化粧をほどこした。そして仁田(高岸宏行/ティモンディ)の手引きで女装した義高は部屋を脱出、八重と共に三浦義村(山本耕史)が準備した寺へ入った。しかし、忠頼が義高に会いに行ったことで脱走が頼朝にばれてしまい、頼朝は見つけ次第首を跳ねるよう号令を出した。

憤る頼朝の前に、大姫が政子に連れられ現れた。そして義高を助けて欲しいと言って小刀を自分の喉元に当てて命乞いをするので、さすがの頼朝も折れるしかなかった。すぐに義高を殺さないよう命じるが、その頃義高は、義時が自分を殺すのではないかと疑い、寺を抜け出し信濃を目指していた。そして山中で追手に見つかり命を落としてしまったのだった。それから頼朝のもとには義高を討った藤内光澄と共に首桶が運ばれ、それを見た政子は断じて許さないと声を震わし激昂した。

落胆する義時に追い打ちをかけるように頼朝は次の指令を出してくる。義高の首を取った藤内を明日中に殺すよう記された手紙を受け取った義時は、時政(坂東彌十郎)とりく(宮沢りえ)から説得され覚悟を決めた。翌日、忠頼を呼び出し、義高との接触を頼朝への謀反とみなし殺害、さらに藤内も斬首。そして義信に頼朝を攻めてこないよう起請文を書かせた。卑劣な頼朝と歩むことの辛さに腹をくくった義時は、息子金剛を抱きながら涙を流すのだった。

■第18話「壇ノ浦で舞った男」あらすじ
苛烈さを増す源平合戦。必死の抵抗をみせる平宗盛(小泉孝太郎)率いる平家軍に対し、源頼朝は義経に四国、範頼に九州を攻めさせ、逃げ道をふさぎにかかる。しかし、範頼軍は周防で足止めを食らい、義時と三浦義村らが上京の打開に奔走する。一方、義経は後白河法皇の命により摂津から動けずにいた。そんな中、梶原景時の献策を義経が一蹴してしまい・・・。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第18話は5月8日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/大泉洋/菅田将暉/小池栄子/青木崇高/新垣結衣/佐藤浩市/西田敏行ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ nhk_kamakura13」。第18話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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