“ネトフリ俳優”続々登場にビックリ!「アンナラスマナラ-魔法の旋律-」エンドロールまで見逃し厳禁!あらすじと見どころ

2022年05月08日00時19分ドラマ
Netflixシリーズ『アンナラスマナラ-魔法の旋律-』
独占配信中

チ・チャンウク主演のミュージカル・ファンタジー「アンナラスマナラ-魔法の旋律-」(全6話)が5月6日(金)よりNetflixで独占配信を開始した。一体どの様な作品で視聴者はどのように受け止めているのだろうか?考察してみよう。
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「アンナラスマナラ-魔法の旋律-」は同名のウェブ漫画を実写化した作品で辛い毎日を暮らす女子高生アイ(チェ・ソンウン)と廃墟となった遊園地に暮らす魔術師リウル(チ・チャンウク)が出会い、繰り広げられるNetflixオリジナル韓国ドラマとしては初のミュージカル・ファンタジー作品だ。
【「アンナラスマナラ-」を2倍楽しむ】では、あらすじや原作紹介、韓国での評判、キャラクター写真などまとめて紹介している。



Netflixから公開されているキャストコメント付き予告編を観て頂くと登場人物がどのような事情を抱えているのか、映像美やストーリーを含む世界観を掴んで頂けるはずだ。


■あらすじ
高校3年になり新学期を迎えた春、バスに乗り遅れて遅刻したアイ(チェ・ソンウン)。彼女は幼い頃に母親と別れ、事業に失敗して連絡が取れない父の代わりの小学生の妹ユイを養いながら貧乏な生活を必死に耐え抜いてきた。ある日、運良く見つけたコンビニのアルバイトの帰り道に稼いだ5万ウォン札が風に飛ばされ、辿り着いたのは森の中にある廃業した遊園地。人を切断したり、人を本当に消してしまう怪しいイケメン魔術師が出没すると噂の場所だった。突如現れたリウル(チ・チャンウク)に驚いて逃げ帰ったアイのポケットには蝶の装飾が施された招待状が入っていた。

初めは半信半疑だったアイも傷ついてはリウルに救われ、数々の不思議なマジックを体験するうちにリウルに心を開き始める。学年1位の成績トップを誇るイルドゥンもまた、アイに惹かれ彼女を追って訪れた遊園地でリウルと出会い、これまで疑問を抱いた事がなかった自分の進む道に疑問を抱き始める。

二人が希望を抱いて自分自身を取り戻していく一方で、街で発生したひったくり事件やアイのクラスメイトの失踪事件にリウルが絡んでいるのではという疑いが強まり、リウルのもとに警察が迫る。そんな中アイとイルドゥンはリウルの意外な過去を知る事になる…。

アンナラスマナラ
■見どころ
メインキャストについては配信前から注目を集めていたが、配信後に登場人物を見て驚いた視聴者も多い事だろう。演出のキム・ソンユン繋がりだと思うがイルドゥンの両親を演じたユ・ジェミョン、キム・ヘウン、コンビニの店長ドゥシク役のユン・ギョンホ、更には2話に特別出演でコンビニのアルバイト役で登場するリュ・ギョンスなど「梨泰院クラス」に登場していたキャストが多い。アイの父親役には「海街チャチャチャ」のチョ・ハンチョル、担任教師役に「社内お見合い」のイム・ギホンが出演するほか、「サイコだけど大丈夫」では精神病院の患者で院内恋愛を反対されて駆け落ちする純真無垢なアルムを演じたチ・ヘウォンが本作では最後まで性格の悪い女子高生ペク・ハナ役を熱演している点にも注目したい。

ファンタジー・ミュージカルとあるだけに登場する歌も多く、Apple MusicなどでリリースされたOSTには歌詞がついていない曲や、バージョン違いなどを含めると実に86もの曲が収録されている。メインキャストの3人が歌う曲は、自身が置かれた環境や、弱い自分から変わっていく心境の変化を歌っている「聞かせる曲」が多いが、中でも冒頭で学生たちが学校を舞台に踊る圧巻の「Magic In You」やチ・チャンウクが歌う希望に満ちた歌が魅力的だ。

最終話が終わった後のエンドロールは全て観る事をオススメする。登場人物が一人一人出てきて歌いながら観客に挨拶するカーテンコールは実際にミュージカルの本編終了後によく行われる手法だが、本編では歌う場面の登場しなかったキャスト、特にユ・ジェミョンやキム・ヘウンらが楽曲「Fantasy」に合わせ、ファン・イニョプらと肩を並べて歌いながら踊る姿は役柄だけでなく役者としての素の表情も感じる事が出来て目新しい。

アンナラスマナラ
■続編はあり得る
本作では物語の見せ場になる部分でキャストが歌って踊り出すという点が他のドラマと異なる部分ではあるが、ストーリーを読み解いてみると、大人に振り回されながら辛さを必死に押し殺して生きてきた主人公アイがリウルとの出会いや数々のマジックに触れて希望を取り戻していくという主軸の他に、リウルの過去や周囲で起きる奇怪な事件などサスペンスの要素も取り入れられ、ミュージカルに馴染みがない視聴者でも楽しめるよう配慮がなされている。

この作品には「決められた枠の中でしか夢を抱けない世の中、人から認めてもらうには資格が必要な世の中、自分らしくありたいのになぜ人と違う事をしないように頑張っているのだろうか」「最初から世界にイカれた人は居ない、普通からはみ出しただけだ」というセリフや歌詞からも感じ取れるように、学校や親、警察、同級生から認めてもらえず苦悩する不条理な世の中に疑問を呈するメッセージ性が込められており、同じ事を感じている現代人や、何か人と違う事をしたいけれど一歩を踏み出せない人へのエールにもなる作品だ。

全6話に凝縮されたストーリーでは原作で描かれている通り予想外の犯人が逮捕された事で事件は終結し、それぞれが自分の道を見つけていく場面で落着はしているが、気になるのは続編の可能性の有無だ。これについては現時点では確実な情報は無いものの、時間を超えて手紙を送れるポストに返信がなく、アイを捨てて出て行った母親の消息が描かれなかった事や、リウルのその後、アイとイルドゥンの関係や、イルドゥンが悩まされる頭痛と耳鳴り、肩の傷など意味深に描かれながらも回収されていない伏線が存在する事を考えるとあり得るのではないだろうか。

■視聴者の評判
全6話と一気に観やすいボリュームだった為、配信早々全話「完走」した視聴者も多かったようだ。Twitterなどに挙げられた感想には「ファンタジーにミュージカル、これをドラマにするのは大変だったに違いない」「ファン・イニョプは30代だけどまだまだ高校生役いける!」「新しいジャンル!歌がうますぎてびっくりした」「早速2周目を観てる」「続編があったら是非観たい」と斬新なジャンルの作品ではあるが評価は高いようだ。

「あなたは魔術を信じますか?」作品中で何度も出てくるキーワードだ。世知辛い世の中に生きる我々に疑問を投げかけ、童心に戻してくれる「アンナラスマナラ-魔法の旋律-」は5月6日(金)からNetflixで独占配信中だ。


■スタッフ
演出:キム・ソンユン
脚本:キム・ミンジョン
原題:안나라수마나라

■キャスト
リウル役:チ・チャンウク(子役/ナム・ダルム)
ユン・アイ役:チェ・ソンウン
ナ・イルドゥン役:ファン・イニョプ
ペク・ハナ役:チ・ヘウォン
キム・ソヒ役:キム・ボユン
ソ・ハユン役:オ・ソヒョン
担任教師役:イム・ギホン
アイの父役:チョ・ハンチョル
ナ・ジンマン役:ユ・ジェミョン
イルドゥンの母役:キム・ヘウン
ほか

■放送予定
放送開始:2022年5月6日〜
エピソード数:全6話

予告動画(Youtube)
Netflix公式ページ

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