ジュノの熱い愛の告白「赤い袖先」第9-10話あらすじ:ドクイムがサンの絶体絶命のピンチを救う

2022年05月15日08時00分ドラマ
©2021MBC

ジュノ(2PM)×イ・セヨン主演の韓国時代劇「赤い袖先(原題)」(全17話)がKNTVにて日本初放送!2022年5月14日(土)の第9−10話のあらすじと見どころを紹介、予告動画はKNTV番組公式サイトで視聴できる。

※8冠を受賞した「2021 MBC演技大賞」で最優秀演技賞を受賞したジュノは、5月7日に発表された「第58回百想芸術大賞」で男性最優秀演技賞、および一般投票によるTikTok人気賞を受賞した。

詳しいあらすじを知りたくない方は、見どころと※豆知識をご覧になって、あらすじは確認用にどうぞ。また、次の金曜日に再放送するので、見逃した方はチェックをお忘れなく!



「赤い袖先」は1700年代の朝鮮を舞台に、自分が選択した人生を守ろうとする女官ソン・ドクイムと、愛より国を優先する帝王世孫イ・サンの切ない宮中ロマンスを描く。
【「赤い袖先」を2倍楽しむ】では時代背景や見どころ、韓国での評判、キャストの魅力などまとめて紹介している。

■キャスト主要人物紹介
イ・サン役:ジュノ(子役:イ・ジュウォン)
ソン・ドクイム役:イ・セヨン(子役:イ・ソラ)
ホン・ドンロ役:カン・フン(子役:チェ・ジョンフ)
英祖役:イ・ドクファ
提調尚宮チョ氏役:パク・チヨン
ソ尚宮役:チャン・ヘジン

akaisode©2021MBC■第9話あらすじと豆知識
幼い頃に出会った初恋の宮女がドクイム(イ・セヨン)だと知ったサン(ジュノ)は彼女への想いを深めていくが、一方のドクイムは庭に並べて干してある凧に話題をそらそうとする。それは王に危険を知らせる為の信号凧だった。幼い頃、祖母を亡くして孤独だった自分を唯一慰めてくれたドクイムを探していたと告白するサンに対して気持ちを認めるべきなのか思い悩んだドクイムは「あの時の出会いは偶然に過ぎない」と言って自分の気持ちに蓋をしてしまう。

朝鮮王朝21代国王英祖(イ・ドクファ)に呼ばれたサン。英祖の認知症は進行していて呼び出した理由も思い出せない状態になっていた。サンは英祖の代わりに稜幸を命じられ、軍隊を動かすのに必要な虎符を授かる。
※稜幸(ヌンヘン):王が歴代王や王妃の陵墓に行幸する事。 ※虎符(ホブ):軍隊を動かす為に下す命令書のようなもので王と守護庁が半分ずつ所持し合わせると「発兵」の文字が完成する。

サンの稜幸を聞きつけた提調尚宮チョ氏はサンが王宮を離れたタイミングを狙ってサンを暗殺する計画を企てる。サンに同行した宮女達は長く使われていなかった行宮の大掃除を始め、サンの寝床を温める為に布団に入ったドクイムは絹の布団の寝心地に感動してそのまま眠ってしまう。
※行宮(ヘングン):王が王宮以外で滞在する為の施設。離宮。

稜幸の途中で国民から20年間に100人を超える少女が、王の名を騙って誘拐される事件が起きていると擊錚を受けたサンはすぐに事件を調べようとする。即位するまでは権限が無いから耐えるべきだというドンロ(カン・フン)に止められながらも刑曹と捕盗庁に調査を命じる。自分の無力さに苛立ちを覚えたサンは部屋で寝ていたドクイムを見つけて彼女を優しく見つめる。
※擊錚(ギョクジェン):平民が王宮や王の行進が行われる際に楽器を打ち鳴らしながら庶民の間で起きている事件を直訴する事。※刑曹(ヒョンジョ):現在の法務部と司法部の法院に該当する機関。※捕盗庁:王宮周辺で罪人を捕らえる現在の警察に該当する機関。

提調尚宮チョ氏が率いる廣寒宮も本格的に動き始め、亥時(22時頃)にサンを殺すよう命令が下る。ウォルへ(ジウン)の命令でソ尚宮(チャン・ヘジン)と食材を取りに向かったドクイムは廣寒宮の存在を知らされ驚くが、森を抜けた川原で東宮の翊衛司が使う火薬が大量に流れ着いているのを見つけると何かが起こっていると直感し、サンに危険を知らせる為に信号凧を上げサンのもとに急ぐ。

凧を見て危険を察知したサンは銃と火薬が無くなっている事に気づき、ドンロに虎符を託し軍を呼びに行かせ、その間に敵が内部にいるのか外部にいるのかを探り始める。

亥時になり廣寒宮の攻撃が始まると武装した宮女達がサンを襲い始める。作戦部隊を率いるウォルへはサンとの一騎打ちになり、サンは死亡した敵が全員女人で稀少な銃を所持していると知ると謀反を企てた黒幕も王宮に居ると察する。数少ないサンの部隊が窮地に陥ったところでドンロが軍隊を率いて現れる。サンの安否を気にかけ駆けつけたドクイムは「凧を見てくれたか」と尋ね、サンの無事を確認するとその場で意識を失い、サンはそんなドクイムを抱きかかえ、「死を間近に感じて最後にひと目会いたいと思ったのはドクイムだった」と想いを伝える…。

■見どころ
前回、存在が明らかになった秘密組織「廣寒宮」が遂に攻撃に乗り出し、サンがピンチを迎える今回のエピソードではサンや左翊衛テホが敵を相手に殺陣を繰り広げ、虎狩り以上のスリリングな展開が続いた。

序盤ではサンへの気持ちに蓋をしてしまったドクイムだが、サンの身に危険が迫っていると知るや否や、危険を顧みずにサンのもとに向かう姿からはドクイムのサンへの想いが伝わってくる。終盤でドクイムを抱きかかえたサンの心のこもった愛の告白も視聴者の胸を熱くさせた。一方で機転を利かせて信号凧を上げたドクイム。序盤でサンの話をはぐらかすために目を向けた凧がここで役に立つとは…ドクイムはいったいはどんな方法で信号凧を作ったのか、ドラマで確認しよう。



akaisode©2021MBC■第10話あらすじと豆知識
意識を失ったドクイムに想いを告げたサンだが、ドンロは急いで暗殺計画の背後を調べる必要があると急かす。ドクイムを駆けつけたソ尚宮に託したサンはドンロと共に軍隊と合流。

暗殺計画が失敗に終わったと知った提調尚宮チョ氏は左議政を罷免され酒に溺れていたホン・ジョンヨに協力を求める。ジョンヨはサンが王宮に帰還する前に英祖のもとを訪ね、サンが民衆に自分の権力を誇示する為に軍隊を動かしたと虚偽の報告をし、これを真に受けた英祖はサンを東宮殿からより英祖の大殿のそばに移宮させる。

サンが東宮殿を去り、再び書庫に配属されたドクイムはサンの顔を見られない日が続き、つい「会いたい」と呟くとそこにサンが現れ動揺する。凧をあげて危険を知らせてくれたお礼に望みを叶えるというサンに千里鏡(望遠鏡)を使ってみたいと頼んだドクイムは、サンの千里鏡で楽しそうに空を眺めるが、誰に会いたかったのかと聞かれて再び動揺してしまう。

ドクイムの気持ちを探りながら再び自分の気持ちを伝えようとするサンだが、ドクイムはサンの言葉を遮り正式に即位するまで他の事を考えず良き王になって欲しいと告げた。これを聞いたサンは立ち去ろうとするが振り返り、ドクイムの額に口づけをする。

ある日、英祖のもとを訪れた提調尚宮チョ氏は英祖から病状を告白され、過去の仕打ちを謝られる。「どうして私ではなく暎嬪(ヨンビン)を選んだのか」と尋ねた提調尚宮チョ氏に「お前は私と同じ部類の人間だが彼女は優しく、そばにいると安らげた」と語り、「長年一人で悩んでいた疑問の答えが聞けた」と涙する提調尚宮チョ氏に北村の屋敷と100両を下賜する事を告げる。
※暎嬪(ヨンビン)李氏:(1696年7月18日生~1764年7月26日没)。英祖がもっとも寵愛した側室。1男6女をもうけた。

ソ尚宮とウォルへの会話を聞いてしまったドクイムはサンを攻撃したのが提調尚宮チョ氏率いる廣寒宮だと察し、証拠が見つかれば強制的に関与させられたソ尚宮まで処刑されると考える。ボギョンたち仲良しの女官に打ち明け、廣寒宮の会員の手形が押された連判状を秘密裏に処理する計画を立てる。提調尚宮チョ氏の部屋で見つけた秘密通路から廣寒宮に潜入し、思悼世子(サドセジャ=荘献世子)(罪人とされ英祖の命で米びつに閉じ込められ餓死させられた世子)が幼い頃使っていたフィヤン(幼児用の帽子)と監禁され拷問を受けていたパク尚宮を発見して救出した。パク尚宮が消えた事に気付いた提調尚宮チョ氏は表情がこわばる。

英祖が謀反の調査の為に派遣した按覈使が戻れば、廣寒宮の事実が明るみになる危機の中でもサンへの奇襲を諦めていない提調尚宮チョ氏は、英祖の為に開かれる宴でサンを狙う計画を立てる。宴の当日、多くの料理が準備されるがケジャン(生のカニの醤油漬け)と柿を見た英祖は表情を変える。このふたつは先代の景宗大王が毒殺された時に使われたと言われ、当時英祖が犯人だと疑われた事から宮中では禁じられた食品だった。サンが準備した事にして陥れようと企てた提調尚宮チョ氏。怒った英祖は熱されたこてを手にサンの方に歩き出す…。
※按覈使(アネクサ):謀反や反乱など重大な事件が起きた際に政府が調査の為に派遣した使臣。

■見どころ
提調尚宮チョ氏の計画で何度も政治的な危機に襲われながらもドクイムへの想いを深めていくサン。これに対し、心の中ではサンを恋い慕いつつも頑なに気持ちを押し殺すドクイムの姿が焦れったいが、これは第7話で登場した「東宮殿に戻れば必ずサンにとって毒になる」という中殿キム氏の助言が絡んでいるようだ。実際にサンが襲われる事件を目撃したドクイムにとってはサンの気持ちを受け入れる事で自分がサンにとっての最大の弱点になり、政敵に利用されサンの命が脅かされるのを避けたいはずだ。主君を守り抜くと誓ったドクイムの気持ちを理解して視聴すると彼女のサンへの想いの深さや素直に告白を受け入れられない葛藤がよりリアルに感じられるのではないだろうか。

また、冒頭での二人のロマンティックなシーンを打ち破ったドンロが「私も命がけでお守りした」と訴えたり、中盤で「一度抱けば熱は消えます」とサンのドクイムへの想いを一時的な感情と言い切ったりするシーンがある。これは妹をサンの側室にして権力を握ろうと企むドンロにとって、サンの寵愛を受けるドクイムが台頭して計画が狂う事や自分の座を脅かされる事への危惧や焦燥からの発言と読み取る事もできる。このように各人物の態度や発言の裏側に隠された意図をまずは視聴者が推察出来るように委ねている点もこの作品が韓国でヒットした要因の一つなのかもしれない。

提調尚宮チョ氏の策略が勢いを増す中、二人が本当に安心して正直に気持ちを打ち明けられる日は来るのだろうか。今回も絶体絶命のピンチで幕を閉じ、今後の展開からますます目が離せない。

©navicon©navicon8話で廣寒宮の集会場所として龍仁市にある「龍仁大長今パーク」の典獄署を紹介したが、パク尚宮が監禁された地下牢は実際には典獄署から少し離れたエリアにある。詳しくはコチラで。

■KNTV「赤い袖先(原題)」
2022年4月16日スタート 土20:00-22:30 ※2話連続、日本初放送
 (再放送)金11:30-14:00 ※2話連続
話数/クレジット:全17話/©2021MBC

KNTV「赤い袖先(原題)」番組公式サイト
2022年4月16日スタート 土20:00-22:30 2話連続
 (再放送)金11:30-14:00 ※2話連続
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■KNTV
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