撮影監督ロビー・ミューラーのドキュメンタリー映画『光に生きる ̶ ロビー・ミューラー』配信開始、本国版ポスターと予告動画解禁

2022年05月10日18時00分映画

映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」では、映画界の異端児・個性派と呼ばれ、いまや巨匠として世界中に知られる監督たちを支え続けた撮影監督ロビー・ミューラーの生涯を辿るドキュメンタリー映画『光に生きる ̶ ロビー・ミューラー』を今夜24:00よりプレミア配信し、本国版ビジュアルとYoutubeにて予告動画も解禁する。



また、<ロビー・ミューラー特集>と題し、ロビー・ミューラーがこれまで携わってきた数々の名作のなかから、3作品をセレクトして時を超えて愛され続ける作品もお届けする。

ヴィム・ヴェンダース、ラース・フォン・トリアー、ジム・ジャームッシュ…個性的で、誰もの心に残り続ける名作を世界に放ち続ける巨匠たち。ロビー・ミューラーは彼らを若手時代から⽀え続け、2018年、78歳にしてその人生の幕を閉じた。ドキュメンタリー映画『光に生きる ロビー・ミューラー』では長年撮りためたプライベートな映像や写真、ミューラーと深い繋がりのある監督や編集者、照明担当、家族など、彼の仕事や⼈となりを知る人々のインタビューとで生涯を辿っていく。



解禁となった予告編では、『パリ・テキサス』や本特集でも配信を予定している『ダンサー・イン・ザ・ダーク』など数多くの傑作のワンシーンが登場。留守番電話に残されたデヴィッド・リンチやジャームッシュの声⾊からは、”仕事仲間”というだけの関係性を超えた”盟友”として親交を築き上げてきた歴史が感じられる。

「ロビーには遊び⼼がある。ワクワクしながら発⾒を楽しんでいる」とインタビューでしみじみ振り返るジャームッシュは、『ダウン・バイ・ロー』や『コーヒー&シガレッツ』を初め、過去に6度もミューラーとタッグを組んできた。ハリウッドとは違う視点を求めていたというミューラー。ひとつひとつのカットがもつ⼒強さと美しさの秘密を探る本作と併せて鑑賞することで、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、『都会のアリス』、『アメリカの友⼈』からも新たな魅⼒を発⾒できる特集となっている。

RM

『光に⽣きる ̶ ロビー・ミューラー』(2018年/オランダ)
5⽉11⽇(⽔)〜 ※プレミア作品 ※60⽇間配信
ヴィム・ヴェンダースやジム・ジャームッシュ、ラース・フォン・トリアーの撮影監督として知られるオランダ出⾝のロビー・ミューラー。彼が⾒ていた世界、光の扱い⽅、構図は多くの映画監督に影響を与えた。⽣前の本⼈や家族のインタビュー、⻑年家庭⽤ビデオやポラロイドカメラで個⼈的に撮りためたアーカイブ、アニエス・ゴダール(撮影監督)やスティーヴ・マックィーン(映画監督)ら同業者のインタビュー、そしてヴェンダースやジャームッシュ、トリアーら共に映画を作り上げた監督たちのインタビューと映画のシーンから、2018年に⽣涯を閉じるまでのロビー・ミューラーの仕事ぶりと⼈となりを辿る。

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000年/デンマーク)
5⽉15⽇(⽇)〜
2000年カンヌ国際映画祭パルムドール&主演⼥優賞(ビョーク)受賞。奇才ラース・フォン・トリアー監督、世界中が涙した衝撃の感動作。チェコからアメリカにやってきたセルマは⼥⼿ひとつで息⼦を育てながら⼯場で働いている。セルマを⺟のように⾒守る年上の親友キャシー、何かにつけて息⼦の⾯倒を観てくれる隣⼈ビル夫妻、セルマに静かに思いを寄せるジェフ。様々な愛に⽀えられながらもセルマには誰にも⾔えない悲しい秘密があった。病のため視⼒を失いつつあり、⼿術を受けない限り息⼦も同じ運命を辿るのだ。愛する息⼦に⼿術を受けさせたいと懸命に働くセルマ。しかしある⽇、⼤事な⼿術代が盗まれ、運命は思いもかけないフィナーレへ彼⼥を導いていく・・・。

『都会のアリス』(1973年/アメリカ)
5⽉22⽇(⽇)〜
アメリカをさすらっていたドイツ⼈⻘年フィリップは、仕事を諦め帰国することを決意。そして彼は空港で、同じくドイツに帰ろうとしている少⼥ア
リスと⺟親リザと出会う。リザからひと⾜先にアリスを連れて戻ってほしいと頼まれた彼は、やむなく受け⼊れるが、現地で待てども⼀向にリザは
現れない。フィリップはアリスとともに、彼⼥の祖⺟を訪ねる・・・。

『アメリカの友⼈』(1977年/⻄ドイツ、フランス)
5⽉29⽇(⽇)〜
ヨーロッパで贋作を売るトムはミノという裏社会の男から殺し屋の紹介を頼まれる。ハンブルグの額縁職⼈ヨナタンを紹介し、家族の将来に不安を抱いていたヨナタンも報酬⽬当てにその危険な仕事を請け負ってしまう。やがてヨナタンは必死の思いで仕事を遂⾏するが、容赦なく第⼆の殺⼈を求められる。それを知ったトムは、ヨナタンを助けるため列⾞に乗り込んだ。