全長150時間!シベリア鉄道の車窓を動画で完全再現―Googleロシア

2010年03月29日10時24分暮らしと文化
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総延長9000キロに及ぶ世界最長距離を走るシベリア鉄道の車窓を完全網羅した動画サイトが、Googleロシアに登場した。

シベリア鉄道は、ロシアの首都モスクワからウラル山脈、中央アジアを貫き、バイカル湖畔などを経て沿海州の極東・ウラジオストクまでを結ぶ全長9297キロメートルの、世界最長を誇る鉄道だ。この区間を走行する特急列車ロシア号は、この行程を7泊8日かけて走破する。

Googleロシアとロシア鉄道が制作した動画サイトでは、このロシア号の車窓映像約150時間分を間髪無くつなぎ合わせ、そのまま流していくというもの。列車の走行音なども響き、バーチャルでシベリア鉄道を満喫することが出来る。

動画画面の下には走行中の区間をGoogleマップで表示。右横にある通過地点をクリックすれば、好みの場所まで直接飛んで、区間ごとの車窓が楽しめる仕組みになっている。

また、音声は走行音だけでなく、「バラライカ」などロシア民謡やロシアで放送中のラジオ、さらに19世紀のロシア人作家・トルストイの「戦争と平和」のロシア語による朗読などに切り替えられるようになっており、日本にいながらにしてロシア体験に浸れる。

なお、本サイトはロシア語表記だが、Googleのブラウザ「chrome」の翻訳機能を使えば比較的ストレスなく閲覧できる。

シベリア鉄道バーチャルトラベル Googleロシア(ロシア語)