映画『彼女たちの革命前夜』本編映像解禁 伊藤詩織・宇垣美里・前田エマからの推薦コメントも到着!

2022年06月11日09時00分映画

ミス・ワールドで実際に起きた、前代未聞の<大騒動>を『はじまりのうた』のキーラ・ナイトレイ主演で描く驚愕エンターテイメント『彼女たちの革命前夜』(6月24日公開)本編映像が解禁となり、著名人からのコメントが到着した。



本作は世界三大ミスコンテストの一つである「ミス・ワールド」で、実際に起こった前代未聞の大騒動を完全映画化した作品。

この度解禁となった本編映像は、バス停で本を読んでいた主人公のサリー(キーラ・ナイトレイ)が、“男性を幸せに”というコピーが書かれている広告看板に落書きをするジョー(ジェシー・バックリー)を発見するシーンから始まる。その後、巡回する警察官に気付いたサリーは、落書きに夢中になっているジョーに対し警告をするが、結局警官に見つかってしまう。二人は街中を全力で駆け抜け、何とか警官から逃げ切り、難を逃れる。サリーはジョーに対し、「逮捕される危険を冒してやること?ただのスローガンよ」と非難の言葉を伝えるが、ジョーの「好きだから」という突拍子もない返答に呆れかえり、つい溜め息をついてしまう。サリーにとってはとんだ災難に巻き込まれたのだが、この出会いが今後の二人の運命を変えていくのであった。



1970 年にロンドンで開催されたミス・ワールドの世界大会。出場者は理想のスリーサイズを求められ、まるでモノのように品定めされていた。司会はアメリカの人気コメディアンであるボブ・ホープ(グレッグ・キニア)。彼は今までの優勝者と関係を持った経歴がある。そんな女性を見せ物にするミス・ワールドをぶっ壊そうと、サリーやジョー(ジェシー・バックリー)が立ち上がる事になった。一方でミス・グレナダとして出場をするジェニファー(ググ・バサ=ロー)は自身が大会で優勝をする事で、故郷の少女たちに夢を与えたいという目標を持っていた。そして迎えた大会当日。多くの観客が会場に詰めかける中、司会のボブ・ホープは「私はケダモノではない。だが、常に女性に触れてたい」と冒頭からジョークを飛ばす。会場に潜入をしていたサリーらはこの言葉にショックを受け、準備をしていた抗議デモを始めるのだが…。当時絶大な人気を誇っていたミス・ワールドで実際に起きた前代未聞の大騒動を女性活動家や大会の出場者・主催者の三方向から描いたストーリー。豪華キャストを迎え、誰もが楽しめるエンターテイメント作品に仕上がっている事を感じさせてくれる予告となっている。

*推薦コメント一覧(※敬称略・順不同)

伊藤詩織(映像ジャーナリスト)
「普通の女性じゃない」私の人生で何度も突き刺さってきたこの言葉は、この映画のワンシーンからも聞こえて来た。でも、今は普通じゃないことに胸を張っている。
「普通」なんてその時代の決まり事にしがみつこうとしている者が私たちを縛ろうとしているただの言葉の鎖なのだと彼女たちが教えてくれたから。

宇垣美里(フリーアナウンサー)
牛の競りかと見紛うようなおぞましさも
ただ自分の持って生まれたものを
素直に誇りたいと願う気持ちも
ここではないどこかを目指して戦う気持ちも
全部分かるから苦しくて
ところでどうしてこの世界は
1970年から未だ進歩してないんでしょう?

前田エマ(モデル)
人類の歴史は、過去の間違いを繰り返し続けているけれど、
女性の自由への歴史は、本当に少しずつではあるけれど、前に進んでいるはずだ。
その背景には常に連帯する女性たちがいたこと、
だからこそ今日があることを、この映画は教えてくれる。

■あらすじ
1970 年、ロンドン。学問をやり直すため大学に入学をしたサリーは、女性解放運動の活動家であるジョーに出会う。彼女が所属する団体ではミス・ワールドを阻止するための計画を練っていた。その頃、ミス・ワールドの主催者は開催に向けた準備を進めており、司会者にはアメリカのコメディアンであるボブ・ホープを起用し、世界各国からは出演者が続々と集結していた。カリブ海の島国グレナダから参加したジェニファーは自身の夢を叶えるために出場をしたが、白人の出場者ばかりに注目が集まる状況に複雑な心境でいた。それぞれの想いが交差をする中、ついにミス・ワールドの当日を迎える・・・!

6月24日(金)より kino cinéma 横浜みなとみらい・立川髙島屋 S.C.館・天神 ほか全国順次公開

監督:フィリッパ・ロウソープ
出演:キーラ・ナイトレイ、ググ・バサ=ロー、ジェシー・バックリー、レスリー・マンヴィル、リス・エヴァンス、グレッグ・キニア
2019年|イギリス|英語|107分|カラー|シネスコ|5.1ch|原題:MISBEHAVIOUR|字幕翻訳:平井かおり|G
提供:木下グループ 配給:キノシネマ

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