韓国ドラマ「私たちのブルース」高校生カップルとその父親を描いた感動回:第5話、第7~8話あらすじ、視聴率

2022年06月26日18時00分ドラマ
©tvN

イ・ビョンホン、シン・ミナをはじめとした超豪華俳優陣が出演し、視聴者に感動をもたらした韓国オムニバスドラマ「私たちのブルース」が先日についに最終回を迎え多くの視聴者に感動をもたらした。今回は第5話のメインを務めた高校生カップル「ヨンジュとヒョン」、そしてその2人の父親「イングォンとホシク」がメインの第7〜8話のあらすじをご紹介。Netflixでも独占配信中。

「私たちのブルース」はチェジュ島を舞台に人生の終わりや絶頂、始まりに立っているすべての人々の甘くて苦い人生を応援するオムニバスドラマ。2022年4月9日から韓国tvNにて放送開始し、6月12日についに最終回を迎えた。
第5話のメインを務めたのは高校生カップルのヨンジュ(ノ・ユンソ)とヒョン(ペ・ヒョンソン)の2人。第1〜3話「ハンスとウニ」で同級生として登場しているイングォン(パク・ジファン)、ホシク(チェ・ヨンジュン)、犬猿の仲である2人の娘と息子の高校生カップルストーリーだ。また第7〜8話では父親イングォンとホシクにもスポットが当てられ、若いカップルとその父が人生の岐路に立たされる様子を描く。

■第5話「ヨンジュとヒョン」(視聴率7.1%)
ホシクの娘ヨンジュは学年トップの秀才で学級委員という正に模範生。しかし彼女自身は型に縛られるのが嫌な性格で、町内全員が顔見知りというこの環境が嫌でたまらなく、高校卒業後ソウル大に進学しここから脱出する日を心待ちにしていた。そんな彼女にとって、この町内で刺激を与えてくれたのは、ジョン・ヒョンただ一人だった。
ヒョンはヨンジュと同じアパートの上の階に住む幼馴染で、彼もまた成績優秀な優等生。両親が小学校の時離婚し父イングォンと2人で暮らしてきた。いつも他人に虚勢を張り口も悪い父に比べ大人しいヒョンのことを人々は弱気・優柔不断だというが、実際は繊細であれこれ考えがちなだけ。悪口なしでは喋ることができない父がヒョンにはただ無知に見え、心の中では軽蔑していた。
幼ない時から毎日のように顔を合わせてきたヨンジュとヒョンは恋人同士。犬猿の仲である2人の父親には内緒で付き合ってきた正に「チェジュ版ロミオとジュリエット」の2人だが、ある日ヨンジュの妊娠が発覚する。真剣にヨンジュとの将来を考えようとするヒョンに対して、ヨンジュはあと1年でやっとこの島を脱出できるのに、今後の人生が台無しになったと絶望する。そして中絶の薬などインターネットの信憑性のない情報に振り回されるが、その間にもお腹の中の子供はどんどん育っていくのであった。

腹痛のため学校を早退し向かった産婦人科で妊娠6ヶ月と診断され、親の同意なしでは手術もできず途方にくれるヨンジュ。更にはそこで運悪くウニ(イ・ジョンウン)に遭遇してしまい、とっさに生理不順と嘘をついてごまかす。母親のいないヨンジュを心配するウニはそれをホシクに伝え、ホシクは娘の健康を心配するも、真実を打ち明けられないヨンジュにとっては辛いだけであった。

必死で中絶方法を探るヨンジュに対して、ヒョンは子供を産むための方法を考える。ヨンジュに「そこまで好きじゃなかった」と言われてしまうが諦めず、中絶のため一人で勝手に病院に行こうとバスに乗ったヨンジュをタクシーで追いかける。診察室に入った2人はエコーで自分たちの子供を目の当たりにする。自分の体の中で懸命に生きている自分の子供の心拍音を聞いたヨンジュは突然怖くなり、ヒョンの胸で泣き崩れるのであった。


■第7話「イングォンとホシク 1」(視聴率7.9%)
出産を決意したヨンジュとヒョンの2人は今後どんなことがあっても「自分たちが間違っていた」と言わないことを誓い合う。その時、ヨンジュはウニからの電話を受け妊娠を打ち明けるも、自分で父に言うからと口止めする。電話を切ったウニは目の前にいるまだ何も知らないホシクを眺める。呑気なホシクは更に追い討ちをかけるように「ヨンジュがソウル大にいったらまた自分と恋愛するか?」と冗談を言うものだから、複雑な心境のウニはつい怒ってしまうのであった。

これ以上時間稼ぎはできないと思った2人は、意を決してついにそれぞれ父親に報告する。当然のことながら、驚き反対する父親たち。ヨンジュは、「最初は反対しても、最終的には許してくれるはず、いつでも私の見方だから」と前向きに考えていたものの、やはりそう簡単には上手くいく訳がなかった。ホシクはすぐに病院に連れて行こうとする。そこでふっくらと膨らんだお腹を見せ「成績は落とさずにソウル大に行く、子供を産んでもこれまでと何も変わらない」と主張するヨンジュ、ホシクは娘の人生を壊したくないとショックで泣きながら自分を殴る。
対するヒョンは報告後イングォンから罵声を浴びる。もともと口が悪い父に内心嫌気がさしていたヒョン、今回も止まらない悪口に辟易し「それでしか表現できないのか」とついに反抗するが殴られてしまう。

その後学校にも報告するが、やはり周囲からは冷たい目で見られ、学校側からは2人とも転校を望むことを伝えられる。そこでヒョンは学校辞めると宣言。そんな中、一部の同級生が「学級委員が子供を産んで学校に通う」ということに関してクラスでアンケートを実施し、過半数の賛成を得るなど2人をサポートする。

一刻も早くヨンジュを病院に連れて行きたいホシクだったが、ヨンジュが既に学校にも報告をしたことを知り、仕事中にもかかわらずその場で叫ぶ。市場にいた周囲の皆が驚くも、同じ立場であり事情を知っているイングォンは知らないふり。しかしその後トイレで鉢合わせると、イングォンは「病院にいって中絶させろ」とホシクに現金を渡し出て行く。お金を受け取ったホシクはそこで過去にイングォンから屈辱的な仕打ちを受けたことを思い出し、怒りに任せてイングォンに現金を投げつけたのであった。


■第8話「イングォンとホシク 2」(視聴率9.6%)
市場で始まったイングォンとホシクの乱闘。チョンジュンやウニが止めに入るも、この騒動によって市場にいた大勢の人たちにヨンジュの妊娠が知れ渡ってしまう。
乱闘で顔に大怪我を負いながらもホシクは帰宅したヨンジュにこれまで溜めてきたお金を渡す。子供を堕しても人生何とかなる、というホシクに対して子供を産んでもソウル大に行ってみせると主張するヨンジュ。子供を育てるのはそんな簡単なことではないと怒るホシクは、ヨンジュに子供を産むなら出て行けと、お腹の子供をお荷物扱いする発言をする。それに怒ったヨンジュはその場ですぐに家を出てしまう。

行く宛てがないヨンジュはモーテルに身を寄せる。アルバイトを始めたヒョンは、毎日必死に稼ぎながらヨンジュに食べ物を買って届けるなどサポートする。そこでヨンジュの体調が優れないことに気づくが、断固として病院に行かないヨンジュを見かね、ホシクに電話し助けてほしいと伝えた。その電話を受けるや否や走り出すホシク。

その頃、イングォンがヨンジュがいるモーテルを訪ね、病院に行こうと外へ連れ出そうとしていた。ヒョンが止めるもイングォンはお構い無しにヨンジュの手を引っ張る。そこで我慢の限界を迎えたヒョンは「父のことが恥ずかしかった、これ以上父の息子はやってられない」と叫びヨンジュを連れて行く。そしてそこにホシクが駆けつけ再び殴り合いとなった2人は警察へ通報されてしまう。
留置所でもまた言い合いを続ける2人。そこでイングォンは「自分がお前にどんな悪いことをしたのか」と問い、ここでホシクは過去にイングォンから受けた仕打ちを打ち明ける。妻に出て行かれ、お金がないホシクはお腹を空かせたヨンジュのためにイングォンを訪れると、イングォンが幼いヨンジュに「お金をください」と物乞いをさせ、お金を渡したのだった。その時の言葉がどうしても許せなかったホシク。かつては熱い友情で結ばれていた2人が疎遠になった原因がわかり、ようやくその仲を修復させる機会が訪れたのだった。

学校側も2人を認める方向で決まり、面談に来たホシクに対してその旨を伝える。その帰りのホシクを呼び止めるヨンジュは、「間違ったことはしていない」としながらも、「それでもごめんなさい、お父さんは私が全部なのに、そんなお父さんを寂しくしてごめんね。私も寂しい。ヒョンも子供もいるけど、お父さんがいないから寂しい」と泣きながら叫ぶのであった。

ヒョンもまた、父イングォンのもとを訪ねる。イングォンは「父親の何がそんなに恥ずかしいのか?お前を育てようと必死に生きてきたのに。お前に悪いことはしてない」と泣きながら訴える。「何もない自分にとって息子のお前は何よりも自慢だった、それなのに父が恥ずかしい?もう息子じゃない?もう顔をみせるな」するとそこにヒョンが抱きついて謝り、2人で泣き続けるのであった。



■作品紹介
制作国 : 韓国 制作年 : 2022年
スタッフ : 演出:キム・ギュテ「ライブ〜君こそが生きる理由〜」「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」「大丈夫、愛だ」
脚本:ノ・ヒギョン「ライブ〜君こそが生きる理由〜」「ディア・マイ・フレンズ」「大丈夫、愛だ」
企画:スタジオドラゴン
原題:우리들의 블루스(ウリドゥレブルース)
韓国放送:2022年4月9日~6月12日 tvN 土・日21:10~
日本初放送:2022年4月9日 Netflix Nシリーズ

■キャスト
イ・ドンソク役:イ・ビョンホン
ミン・ソナ役:シン・ミナ
チェ・ハンス役:チャ・スンウォン
チョン・ウニ役:イ・ジョンウン
イ・ヨンオク役:ハン・ジミン
パク・ジョンジュン役:キム・ウビン
コ・ミラン役:オム・ジョンファ
カン・オクドン役:キム・ヘジャ
チョン・イングォン役:パク・ジファン
パン・ホシク役:チェ・ヨンジュン
チョン・ヒョン役:ペ・ヒョンソン
パン・ヨンジュ役:ノ・ユンソ


Netflix
韓国公式ホームページ

kandoratop【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】