韓国ドラマ「緑豆の花」第4話あらすじと見どころ:罠にハマったチョ・ジョンソクがお尋ね者に…

2022年07月28日21時00分ドラマ
©SBS / 画像:SBS番組サイトより

19世紀後半、世界の歴史をも揺るがした朝鮮で起きた農民たちによる反乱の渦中で、運命が変わってしまった異母兄弟(チョ・ジョンソク×ユン・シユン)の過酷な運命を描く本格時代劇「緑豆の花」(全24話)の第4話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識など紹介する。日本版予告動画はYoutubeにて視聴できる。

「緑豆の花」は1894年、東学農民革命(甲午農民戦争)の歴史の中で農民軍と討伐隊に分かれて戦わなければならなかった異母兄弟の波乱万丈なヒューマンストーリー。【「緑豆の花」を2倍楽しむ】では時代背景や各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめて紹介していく。



■キャスト抑えておくべき13人
ペク・イガン役:チョ・ジョンソク
ペク・イヒョン役:ユン・シユン
ソン・ジャイン役:ハン・イェリ
チョン・ボンジュン役:チェ・ムソン
ペク・カ(マンドゥク)役:パク・ヒョックォン
ファン進士(ソクジュ):チェ・ウォニョン)
ファン・ミョンシム役:パク・ギュヨン
ボドゥリ役:ノ・ヘンハ

■第4話:お尋ね者イガン ※豆知識
父ペク・カに吏房の役職を拒むと伝えたイガンは、イヒョンの挙式後、母親と古阜を離れて農作業をしながらほそぼそと暮らすと話す。ペク・カはそんなイガンを殴りつける。最後には承諾するが…。外で2人の会話を聞いていたユウォルはようやく願いがかなうと喜ぶ。きれいな布に包んだ手袋を見つけたイガンは、イヒョンからの贈り物だと思い礼をいう。イヒョンは高価な日本製だというが…。

ペク・カはイガンを手放す気はなかった。ホンガを使ってユウォルに東学教徒の疑いをかけイガンを足止めしようと企む。父の卑劣な計画を知ったイヒョンはひと足先にユウォルを連れ出し、イガンとの思い出の山寺・禅雲寺に連れて行く。イガンは母の濡れ衣を晴らすことが先決だと、偽証した男の小屋に向かう。だが男はチョルドによって殺害されていた。イガンに罪を着せようとするチョルドに胸を刺されたイガンは、身を守るためにチョルドを殺してしまう。そしてイガンは2人を殺害した罪で指名手配されることに。

ファン・ソクジュ進士の元へ駆けつけたホンガは、ペク・カの罠にハマったイガンが殺人を犯したと報告し、イヒョンはユウォルを連れて逃げたと教える。

緑豆の花©SBS / ペク・イファ(ペク・ウネ)イヒョンたちが到着した禅雲寺には東学教徒たちが逃げ込んでいた。東学教徒の疑いをかけられて悔しくないのかと聞くイヒョンにユウォルは、身分差別のない世界でイガンが暮らせるようにと朝晩祈る自分は、東学教徒かもしれないと話す。その頃、怪我を負ったイガンは禅雲寺に向かっていたが、山中で力尽きて倒れてしまう。

一方、男装したジャインはチェ行首と共にチョン・ボンジュンを捜しに茂長(ムジャン)県の人の集まる場所へ向かっていたが、途中で按覈御使イ・ヨンテ率いる監営軍が禅雲寺に向かうのを目撃する。禅雲寺に到着した監営軍は人々を皆殺し、茂長接主ソン・ヒオク率いる東学軍と戦う。監営軍として参戦していた義兄キム・ダンソンが、ユウォルを連れて逃げるイヒョンを見つける。逃げるイヒョンたちをチョン・ボンジュンが助けてくれる。
※按覈御使(アネクオサ):王から特別任務を受け公開的に派遣される御使。 ※接主:教団支部長。

全羅道茂長県のヨシ山。イヒョンはチョン・ボンジュンと向き合う。イヒョンが日本で亡命したパク・ヨンヒョやキム・オッキュンらと同じ寄宿舎にいたと聞いたボンジュンは、イヒョンに仲間にならないかと持ち掛ける。イヒョンは野蛮なやり方をするボンジュンたちの仲間になる気はないと断る。そして開化して世界の先進文明を取り入れることが世の中を変え、新しい世を作る鍵だと答える。ボンジュンは弱小国に攻め入り絞り上げる列強国こそが野蛮だと告げ、イヒョンに文明の光に惑わされるな、文明を作ったのも世の中を変えるのも人間だとと忠告する。そして全州への道のりは楽ではないというイヒョンに「歩いていけば、そこに道ができる」と告げ、父の罪を息子に問うことはしないと、婚礼を控えているイヒョンを帰してやる。
※ヨシ山:現在の全北 高敞(コチャン)郡 帝王(ワンジェ)山。 ※朴泳孝(パク・ヨンヒョ):박영효(1861年7月19日 - 1939年9月20日)。 ※金玉均(キム・オッキュン):김옥균(1851年2月23日-1894年3月28日)。どちらも朝鮮末期の開化・親日派の政治家。

騒ぎに乗じてボンジュンたちのアジトを突き止めたジャインとチェ行首は、集まった人の多さに驚く。全州に戻る途中の山中で行倒れたイガンを発見する。山小屋にイガンを運んだチェ行首は後をジャインに任せて、全州に戻る。監察使に東学教徒の数が千人に上ると報告するが、ジャインの言う通り褒美どころか嘘なら首を取ると脅される始末。
※監察使(カムサルチャ):地方官は外官と言い、そのトップは道の観察使。その下に守令の府尹・大都護府使・牧使・都護府使・郡守・県令・県監などがいた。

山小屋で意識が戻ったイガンは、禅雲寺が監営軍に襲撃されたと聞き驚いて寺に向かおうとする。途中で自分の人相書きを見つけ、殺人犯として指名手配をされていることを知り、追いかけてきたジャインと顔を見合わせる。同じころイヒョンも山中で同じ人相書きを見てやりきれない思いになる。

古阜。ペク家の家族は、娘婿キム・ダンソンからイヒョンがユウォルと一緒に禅雲寺にいたと聞いていた。そこにイヒョンが無事に帰宅し喜ぶ。ユウォルの安否を尋ねる父ペク・カにイヒョンは、卑しい身分で邪教を信じたユウォルを殺してきたといい、薄ら笑いを浮かべて指名手配された“あれ”も自分が殺すと告げる。

イガンはジャインを追い返そうとするが、ジャインは右手の傷の責任は自分にあると話し、イガンを助けるために将頭庁での暗殺をチョン・ボンジュンに知らせたのは自分だと打ち明ける。手袋もジャインからの贈り物だと知りあきれながらも、ジャインを後ろに乗せて馬を走らせる。

緑豆の花©SBS / ファン・ミョンシム(パク・ギュヨン)一方、イヒョンはファン進士に無事を伝えに行くが、自分が戻ってくることをファン進士が喜んでいないことに気づく。帰るイヒョンをミョンシムが気遣ってくれ、殺人者になったペク・イガンのために胸が痛いと涙を流す。そしてユウォルの安否を心配するミョンシムにチョン・ボンジュンが助けてくれたと話す。

その頃禅雲寺に着いたイガンは、おびただしい数の遺体を見て狂ったように母を捜し、ついに母と再会を果たす。ジャインは2人を全州の自分の旅閣に匿うことに。

全州旅閣でジャインを出迎えたチェ行首は、指名手配されているイガンと母親を連れ帰ってきたことに驚く。そしてイヒョンの村田銃が届いたと報告する。部屋に通されたイガンたち。イヒョンの結納を運べないことを心配する息子に呆れる母。商人でありながら両班のように気品もあるジャインに惚れ込んだユウォルは、イガンにジャインとはどんな関係かと聞き、答えに困ったイガンは寝たふりでごまかす。

自分がいては迷惑になると考えたイガンは、「待っていれば必ず会える」という伝言をジャインに託して、母を残して旅閣から出ていく。ジャインが指先を切ってくれて使いやすくなった手袋をはめたイガンはチョン・ボンジュンの元へ向かう。一方、イガンを手元に置く計画が失敗したペク・カ。吏房決定の期日が近づき、仕方なくホンガを後釜に据えることにする。

全州監察使はチョン・ボンジュンの元に仲間がどんどん合流し、今やその数4千人を超えると聞き、全羅道各地の監営軍を集結させ、各村には動員令を出して郷兵を募集することに。

古阜で徴兵の準備が始まる中、なんとしてもペク家との婚姻を取りやめたいファン進士は、吏房になったホンガにイヒョンを徴兵対象に入れろと命じる。民乱のときにペク・カの居場所を密告した弱みを握られているホンガは従うしかなかった。その頃、イヒョンはジャインに頼んだ村田銃を手にしていた。



■見どころ
恩師でありながらイヒョンの死を願うファン進士。親でありながらイガンを徹底的に利用しようとするペク・カ。そんな大人たちのために、2人の青年の人生が狂わされる。イガンとジャインのロマンス、イヒョンとミョンシムの婚礼はこの後、どうなるのか?

SBS「녹두꽃」番組サイト
 2019年4月26日~7月13日(全24話(48部作×30分))
公式サイト
 DVD-BOX1~3 発売中
予告編

kandoratop【作品詳細】【「緑豆の花」を2倍楽しむ】