世界的ミステリーの映画化!『渇きと偽り』意味深なセリフが気になる予告編とポスタービジュアル公開

2022年07月22日11時00分映画

エリック・バナ主演、オーストラリアでロングランヒットとなったクライムサスペンス映画『渇きと偽り』が9月23日(金)より全国公開となる。本日、ポスタービジュアルと日本語版予告編が解禁された。



世界的ベストセラーとなったジェイン・ハーパーのデビュー作「渇きと偽り」(ハヤカワ文庫刊)を、オーストラリア最高峰の映画人たちが映画化。入念に仕組まれた伏線と意外な真相、そして過去と現在が巧みに交錯していく構成が観る者の心をひきつけ、米映画批評サイト Rotten Tomatoes では 90%の高評価を記録している(2022 年 7 月現在)。

主演は本作が12年ぶりのオーストラリア映画主演となるエリック・バナ。そのほか脇を固めるのも、世界中の映画界や演劇界で活躍する実力派オーストラリア人俳優たち。巧妙なサスペンスを描きエンターテイメント作品として人々を魅了しながら、自然に恵まれた観光大国であるオーストラリアがいま直面している問題を生々しく世界に提示する骨太な意欲作でもある。多くの支持を集め、すでに続編も撮影開始されている話題のオーストラリア映画が、ついに日本でも公開を迎える。

ポスターは、物語の舞台となる干ばつに襲われた町の渇いた大地が主役となり、バナ扮する主人公・フォークとその相棒となる警官・レイコーが事件を捜査する様子が描かれている。「本当にお前が殺したのか――」というキャッチコピーがサスペンス感を煽り、物語の意外な真相を予感させる。



予告編でもまず目に飛び込んでくるのは、渇ききったオーストラリアの広大な大地。長い間雨が降らず異様な雰囲気に包まれた町で、フォークは親友ルークが起こしたとされる一家心中事件の捜査を始めるが、それはやがて自身とルークの身に降りかかった過去の事件を思い起こすこととなる。疑惑の目を向けられながらも真相を追い求めるルークだが、「この町で真実を見つけられるとでも?」「長い間ウソをつき続けると、それが習性になる」という意味深なセリフから、町の人々も皆なにかしらの嘘を抱えていることが仄めかされる。渇き果てた灼熱の町で、一体何が起きているのか――。静かな緊張感がみなぎる映像となっている。

■あらすじ
メルボルンの連邦警察官アーロン・フォークは旧友であるルークの葬儀に参列するため、20年ぶりに故郷に帰ってきた。自ら命を絶つ前に自身の妻と子供を殺したとされるルークは、10年以上も干ばつが続き、狂気に襲われたこの土地の犠牲者だと思われていた。気が進まないながらも、町にとどまって捜査を行うことにしたフォークは、自身の古傷となっている、当時 17 歳のエリー・ディーコンの死に向き合うことになる。フォークは数十年も離れて起こった 2 つの犯罪はつながっているのではないかと疑う。ルークの無実だけでなく、自身の無罪を証明すべく奔走するフォークは、彼に向けられた偏見や、怯えた住人たちが抱える鬱屈とした怒りと戦うことになる。果たしてルークは本当に家族を殺したのか―。そして過去の未解決事件の犠牲者、エリーの死の真相とは――?

■映画概要
監督:ロバート・コノリー
出演:エリック・バナ(『ミュンヘン』『NY 心霊捜査官』)、ジュネヴィーヴ・オーライリー、キーア・オドネル、ジョン・ポルソン
原作:「渇きと偽り」(ジェイン・ハーパー/青木創 訳)ハヤカワ文庫刊
2020 年/オーストラリア/英語/117 分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:The Dry/字幕:風間綾平/G
配給:イオンエンターテイメント/後援:オーストラリア大使館 ©2020 The Dry Film Holdings Pty Ltd and Screen Australia

公式サイト
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