視聴率13%超!「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」第7-8話あらすじ:パク・ウンビンが自分を捨てた母に正体を明かす

2022年07月23日02時43分ドラマ
Netflixシリーズ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』独占配信中

パク・ウンビンが自閉スペクトラム症を持つ弁護士を演じる法廷ヒューマンドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」。ENAチャンネルで放送を開始、同時にNetflixでも配信中だ。重ねる毎に話題を呼ぶ本作、全国視聴率11.7%と13.1%を記録した第7・8話のあらすじと見どころを振り返ってみよう。



「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(全16話予定)はIQ164の天才的な頭脳を持った自閉スペクトラム症を負うウ・ヨンウ(パク・ウンビン)が、大手法律事務所で新入弁護士として様々な事件を通して成長していく物語だ。

■第7話あらすじ「ソドク洞物語I」
ソウル近郊の新都市開発に合わせて、過疎化が進むソドク洞に「幸福路」と名付けられた道路の舗装建設計画が浮上。地価が安く、満足な補償金も貰えない状況の中で、何よりもソドク洞を愛する村人達は集団訴訟を起こそうと「ハンバダ」を訪れる。

勝訴の見込みは極めて低く、引き受けるのをためらっていた一同も、村長(チョン・ギュス / 特別出演)のなかば強引な薦めで訪れたソドク洞で、素朴な村の風景や人々の姿を見て、裁判を引き受ける事に。

同じ頃、「ハンバダ」のトラブルメイカーで新人弁護士のミヌ(チュ・ジョンヒョク)が、ジュノ(カン・テオ)はスヨン(ハ・ユンギョン)が好きなのでは?と噂を流した事から、もともとジュノに想いを寄せていたスヨンは動揺し、ヨンウも2人に気を遣い始めるが、ソドク洞で転倒したヨンウを気遣うジュノの姿を見たスヨンは、彼が本当に好きな相手はヨンウだと直感、2人にそれぞれ助言を与える。

初めて行われた訴訟裁判で相手側の弁護を務めたのはライバル法律事務所「テサン」のトップ弁護士テ・スミ(チョンギョン)だった。彼女の巧みな戦術により、裁判は不利に進むが、ヨンウは堂々とした彼女の姿に憧れを抱くようになる。これを知った父グァンホ(チョン・ベス)は顔色を変え、ある日「ハンバダ」を訪れると代表ソニョン(ペク・ジウォン)に抗議するが、これを見たミヌはヨンウの入社がコネだったと不満を抱き、ヨンウを罵倒するだけでなく、遂にはネットに書き込みをしてしまう。

ジュノへの気持ちがよくわからないヨンウは、親友グラミ(チュ・ヒョニョン)の助言通り彼に伝え、心拍数を確かめる為に体に触れていいか尋ねる。動揺しながらも「触れないとドキドキしないなんて悲しい」と真剣な顔で近づくジュノ…。

娘がスミと関わるのをどうしても止めたいグァンホだが、父と代表が大学の先輩後輩だったと知ったヨンウはミヌの言葉が正しかった事にショックを受け、父の元を飛び出してしまう。

裁判ではヨンウの天才的な記憶力のおかげで、行政手続き上のミスが発覚し、勝訴に向けて一筋の光が見え始めるが…

■見どころ
第7・8話では、これまで語られてきたヨンウの母親が明かされた他、ヨンウを取り巻く周囲との人間関係の大きな変化が描かれた。

まずは同僚弁護士とヨンウの関係だ。ヨンウが特別扱いされる事に不満を抱き、事あるごとに突っかかるようになったミヌは、和解どころかヨンウの父と代表の関係を知って、より激しくヨンウに敵対心を抱くようになり、意地悪なトラブルメイカーとなってしまった。

一方で、ヨンウのロースクール時代の同期であり、ジュノを巡る恋敵だったスヨンは、当初は何をやっても敵わないヨンウに対して嫉妬心を抱いて意地悪をする様子が描かれたが、徐々に彼女への接し方に変化が見られ、第6話で合同で裁判を担当して以来より一層ヨンウを庇うようになり、ジュノの好きな相手を悟るや否や、遂には恋敵に助言をするなど二人の友情ケミは観ていて気持ちいい。

ヨンウとジュノの関係も一気に進展し、自分の気持が恋なのか確かめようとするヨンウに迫る、いい感じの雰囲気が描かれたものの、その顛末は今回は描かれなかった。この後二人に何が起こったのかも気になるポイントだ。



■第8話あらすじ「ソドク洞物語II」
父から独立する為に家出をしてグラミの家で一夜を明かしたヨンウ。出勤するとミヌが書いた書き込みのせいで、職員から好奇の目で見られるようになっていた。犯人を察していたスヨンは彼を責め、ヨンウの味方をしようとするが、ヨンウは全て事実だと告げる。

裁判長にソドク洞の現場検証を要請したものの、当日はあいにくの悪天候。更に「テサン」は住民から「補償金が値上がりすれば土地を手放しても構わない」という仮の同意書を入手していて、訴訟は棄却の危機に。何とか道路建設反対の署名を集めようとするも、「テサン」は大勢の若いアルバイトを雇って、ソドク洞に住む住民の過半数が懐柔されてしまう。

そんな中、スミから「テサン」に引き抜きの話を持ちかけられたヨンウは、父親抜きで仕事を得る為に転職を真剣に考えるが、これを知ったグァンホは遂にスミがヨンウの母親だと明かし、二人が学生時代愛し合っていたが、家柄の違いで結ばれず、彼女の将来を邪魔しない事を条件にヨンウを産んでもらい引き取った事を打ち明けた。

ショックを受けて階段から足を踏み外したヨンウは病院に搬送されるが、父の話から裁判を巻き返すヒントを得る事に。

ソドク洞を見渡す丘の上にある一本の榎の大木。かつて天然記念物の調査を受けたとされるこの木が、実は何の調査も受けていない事を突き止めたヨンウ。更に、調査をしたように見せかけていた道庁の職員の持っていた傘から、裁判長と新都市計画の意外な接点に気づく。

ヨンウと道庁を訪れたジュノは気まずそうに、「あの夜」の事について尋ねた。ヨンウが気持ちを確かめようとした夜、彼女は体がくっつくほどに近づいてきたジュノから思わず逃げ出していた。しかし、心拍数が高まった事を認め、好きみたいだと明かす。これに対して何と答えればいいのか分からないジュノ。

裁判長が持っていた傘が、新都市開発のモデルルームで配布されていたものだと指摘したヨンウは、公平な裁判の為に裁判長の忌避を申請する。裁判は中断され、再調査の結果、榎の木は天然記念物として認定。道路建設のルート変更が有力視され、「ハンバダ」が勝利を収める。

「テサン」を訪れたヨンウは、スミに対して、「私が誰か見ても気づかないか」と単刀直入に質問。スミも最初は不思議そうに見つめていたが、グァンホの名前が出ると表情が固まり、涙を流し始める。「私を恨んでいるか」と問うスミに「一度母に会ってみたかった、会えてよかった」とだけ告げてその場を去るヨンウ。

■見どころ
これまでエピローグで少しずつ手がかりが明らかになっていたヨンウの母の正体が遂に明かされた。視聴者の予想を裏切る事なく、やはり「テサン」の代表スミだった。気になるのはいつ・どのタイミングで・どうしてヨンウを捨てたのか?という点だが、これについても父の口から語られた。

家柄の違いから決して結ばれない二人の間に宿ったヨンウの命を、父が引き取って育てる事を条件に産むように頼み込んだというのが経緯なのだが、そうなると厳密にはスミがヨンウを意図的に捨てたというのは少し語弊がありそうだ。

結婚せず、グァンホに育てさせるという条件付きで産んだとは言え、ヨンウに寂しい思いをさせてしまった罪悪感なのか?それとも政界進出の妨げになる「隠し子」の登場に対する焦りや絶望感なのか?ラストで見せたスミの涙は一体何を物語っているのかも気になるところだ。

前回、キスをしてもおかしくない程に接近したヨンウとジュノのシーンが登場したが、その顛末が明かされた。結局、未遂に終わるという想像に難くない展開だったが、素直に気持ちを伝えるヨンウに対して、返事を躊躇うジュノの煮え切らない様子がじれったい。これまでジュノもヨンウが気になっている様子が度々描かれているにもかかわらず、彼が答えを躊躇してしまう理由とは何なのか?

これまでで最高の全国視聴率全国13.1%、首都圏15.0%、瞬間最高16.8%(ニールセンコリア調べ)を記録。韓国内でも注目を受けている話題作「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」は2022年6月29日(月)からENAチャンネルで放送されNetflixでも6月29日から配信中だ。

■スタッフ
演出:ユ・インシク
脚本:ムン・ジウォン
原題:이상한 변호사 우영우(イサンハン ビョノサ ウ・ヨンウ)

■キャスト
ウ・ヨンウ役:パク・ウンビン
イ・ジュノ役:カン・テオ
チョン・ミョンソク役:カン・ギヨン
クォン・ミヌ役:チュ・ジョンヒョク
チェ・スヨン役:ハ・ユンギョン
トングラミ役:チュ・ヒョニョン
ハン・ソニョン役:ペク・ジウォン
テ・スミ役:チンギョン
ウ・グァンホ役:チョン・ベス
キム・ミンシク役:イム・ソンジェ
ほか

■放送予定
配信開始:2022年6月29日〜
エピソード数:全16話予定

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kandoratop【作品詳細】【「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を2倍楽しむ】