「還魂」第12話あらすじと見どころ:イ・ジェウクが結界に閉ざされ、チョン・ソミンは暴走?

2022年07月25日08時00分ドラマ

次々に謎が明かされていく…韓国tvNの新土日ドラマでNetflixでも同日独占配信中のイ・ジェウクとチョン・ソミン主演の韓国ドラマ、「還魂」(全20話)第12話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。

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「還魂」は、水を操る術で栄え、歴史にも地図にも存在しない大湖(テホ)国を舞台に、魂を変える“還魂術”によって運命がねじれた主人公たちがこれを乗り越え、成長していくファンタジーロマンスドラマだ。⇒【各話のネタバレあらすじと見どころ】

■キャスト
チャン・ウク役:イ・ジェウク
ムドク(ナクス)役:チョン・ソミン(コ・ユンジョン)
ソ・ユル役:ファン・ミンヒョン(NU’EST)
パク・ダング役:ユ・インス
パク・ジン役:ユ・ジュンサン
キム・ドジュ役:オ・ナラ
チン・ム役:チョ・ジェユン
チン・ホギョン役:パク・ウネ
世子コ・ウォン役:シン・スンホ
 ほか

チン・ムにより還魂させられた青年は老いたカン客主の姿で商団に逃げ込むが、刺客に襲われ絶命する。
※客主(きゃくしゅ) :商業関連業務を行った人々。またはその主人。

一時は対戦相手を追い込んだウクだが、結局池の中に落とされてしまう。残り2人!ずぶ濡れになったウクのために手ぬぐいを持って部屋に入ったムドクは、そこに優し気で優雅なユノクの姿を見る。部屋を飛び出したムドクは、濡れた服のままの戦いの復習をしているウクを見つける。ユノクの待つ部屋に行かせたくなくて、部屋に戻ろうとするウクを引き留めてしまう。ウクは自分のために濡らしたムドクの足をふいてやり、乱暴な言葉で労わる。部屋に戻ったウクは残された豆の殻からユノクが来ていたことに気づく。

玉が価値のあるものだと知り持て余す世子。その時、玉はそれぞれ光を放ち、世子とウクは導かれるように歩き出し、橋の上でお互いの姿を見て不快感をあらわにする。世子から玉が持つ威力を聞いたウクは、必ず勝つので水の気を吹き込まずに返してほしいと頼む。

次の相手はウクに勝算があるとムドクに教えたユルは、その笑顔を見て「ナクスがウクを鍛えている」と確信する。

パク・ジンとホ・ヨンがテガン通運の商団に出向くが、新客主は刺客に殺害された不名誉を口実にパク・ジンたちの弔問を断る。遺体の検視もせずに今夜すぐに火葬をすると聞いたパク・ジンは、邪術を行ったナクスとの関連を調べるために、松林の総帥として火葬の延期を命じる。だが、そこにやってきたチン・ムが口出し無用と言い、同行した鎮妖院のチン・ホギョンまでがチン・ムに同意し、火葬を防ぐことができない。ホギョンが自分の味方になったことに満足のチン・ムは、着々と計画を進めていた。

繐竹院で治療を受けていたウクは、パク・ジンと麻衣導師イ先生が連れ立ってやってくるのを見て隠れる。カン客主の死の裏に何かあるのではと疑うパク・ジンは、客主は術力が高いが重篤な病でわざわざ刺客を送って消す必要がない。そこには刺客が出た理由があるはずだと、チン・ムの悪事に対する推論をイ先生に話す。

これまでナクスが首を斬り落とすのを、自らの腕を誇示するためと疑わずにいたが、それはチン・ムが還魂させた元の体を始末するためかもしれない。チン・ムはチョ・チュンの幼い娘を刺客に仕立て上げ、父が松林に殺害されたと信じ込むナクスは、親の敵を取るためにチン・ムに従った。ところが、順調に処理したはずの還魂人が死ぬ前に暴走したせいで還魂術のしっぽを掴まれ、松林がナクスを追いはじめると、悪事の発覚を恐れたチン・ムが、死ぬと知りながらナクスを松林に送りこんだのだと…。

さんざん利用され無残に殺されたナクスの寒々しい人生を知ったウクは、水くみに行くムドクを見かけ、口実を作ってムドクを抱きしめ温めてやる。そして、ムドクが世子に渡したお陰で、陰陽玉で作った一対の卵の飾りに不思議な力があると分かったと教え、必ず取り戻してムドクの手に握らせてやると約束する。

パク・ジンはサンオとユルをお供にカン客主の火葬に立ち会う。実は、パク・ジンはカン客主の還魂相手をあぶりだすために治水の域に達しているユルに、死体を暴走させるために水の気を注ぎ込むように指示していた。
※術士のレベル:集水⇒流水⇒治水⇒換水(神の領域)。詳細は3-4話で。

火葬中に暴走し石化していた死体を隠そうとした新客主が真のカン客主だと確信したパク・ジン。ユルに殺さず、確保するよう指示する。ユルの剣で傷つき石化し始める新客主。ユルが追い詰めるが、チン・ムの手下ヨムスが新客主を殺害してしまう。死体を引き取ったパク・ジンは、ホ・ヨンに生き返らせてほしいと頼む。

還魂人を斬ったユルは修練館にいるムドクを見つめ、いつかムドクが暴走して石化するのを恐れる。出くわしたウクに、還魂人を斬ってきたと伝えたユルは、還魂人は痕さえ隠せば普通の人間と同じ。だが暴走すれば隠せない。水の気が抜けていけば石になり、人の気を吸い取れば元に戻るがそれは人ではなく化け物だと教える。そして修練館から出てきたムドクを見つめ、そんな化け物から世界を守るのが我々の仕事だとも。ムドクを一瞥したウクは世界から化け物を守る方法もある。化け物を守っていれば何事も起こらない。エリートのユルと違って何もするなと言われ続けた自分は、心の赴くままやると答える。

王妃正体を知るキム内官は、身分の低い内官の体に飽き飽きしたから、別の体に還魂させるようチン・ムに話をつけてくれと王妃を脅す。

ダングが負け試合をしようと名乗りを上げた対戦をウクがを棄権し、残り1試合となってしまう。

死体が気になるチン・ムは松林に出向きパク・ジンとの面会を頼む。パク・ジンは面会を断ろうとするが、ドジュがチン・ムと話し込んでいるのを目撃し、仕方なく2人を部屋に通す。かつてチャン家で世話になっていたチン・ムは、大好物の薬菓をつまもうとするが、パク・ジンがそれを止める。ウクにも会いたいという願いも退け、チン・ムを追い返す。ドジュの手作りを食べさせたくなかったと言い訳するパク・ジンに、食べ物に執着するチン・ムが仕返しするのを心配し、チン・ムに薬菓を届けることに。

パク・ジンは松林の境界を強化し、流水以上の術士に繐竹院へ行くよう命じる。だがウクは例外だからと、家に帰って好きに過ごせと突き放す。気分転換にムドクを連れてチソル楼に行こうとしたウクは、ドジュの使いで天附官に薬菓を届けに行くというムドクに同行することに。

天附官の前に立ち、少女だったナクスが父に連れられてきたことを思い出すムドク。それを察したウクは、ムドクに思い出の数星台を見せてやりたいと、門番を言いくるめて中に入り込む。父との思い出を語り、ウクが生まれた日の星座も父が記録したはずだと教えるムドク。

その頃、天附官の秘密の部屋ではキム内官がチン・ムに、自分も巫女チェ氏のように高貴な人間に還魂したいと頼むが、チン・ムはキム内官を斬りつけ傷口から水の気が抜け落ちる。石化するキム内官は数星台に逃げ込み、ウクとムドクは隠れる。捜しにやってきて、出て来いと喚くチン・ムの前に現れたのはウク。ムドクと薬菓を届けに来たと話して出ていくことを許されるが、ムドクが床の水の気で足を滑らせ、秘密を知られたと察したチン・ムは2人を部屋に閉じ込める。そしてウクを結界に封じ込め、キム内官にムドクの気を吸い取れば、ウクに還魂させてやると約束し、部屋を出ていく。

キム内官がムドクに襲い掛かり水の気を吸おうとする。ウクは絶海の中の崖に立たされていた。ムドクを救うために勇気をだして海に飛び込んだウクは結界を破りムドクの元へ駆けつける。だが、ウクが見たのはキム内官の気を吸い取るムドクの姿だった。ウクに気づいたムドクは自分が暴走したのかと怖れ、ウクに近づくなという。近づけばウクを水の気を吸い取ってしまうかもしない。後ずさるムドクを強く抱きしめるウク。



■見どころ
12話はウクの成長とチン・ムの悪事の全貌が明らかになった。そんな中で、秘密結社の真の団主である王妃の正体が、200年前に争乱を起こしたチェ氏の巫女だと判明。しかも、鎮妖院には弟がいるという。チン家に婿入りしたホギョンの夫は巫女チェ氏の弟なのか?

殺伐とした展開が多かった今回。ウクと世子の橋の上のトキメキの遭遇が笑える。2人を一対の玉と共にロマンチックに誘うOSTは「傷は美しい痕跡になって」。歌っているのは韓国人アーティストのCar the gardenだ。「海街チャチャチャ」で「ララララララ ロマンティック サンデ~」という印象的な歌詞のタイトル曲を歌っている。

ウクの粗削りな戦いに対して、還魂人を斬る二刀流のユルの殺陣が美しい。今回は、そんな二人の還魂人に対する考えも明らかになった。暴走した還魂人は化け物だというユルが化け物から世界を守ると言い、ムドクは化け物を世界から守るという。ウクはその言葉通り、暴走したかもしれないムドクをためらいもなくその胸に抱いた。その後、ムドクの指が水に触れた瞬間の美しい映像もお見逃しなく。

次回予告で流れるユルの「2人を引き離す」という台詞が気になるが…。

全20話予定で描かれるこの夏期待のスペクタクル作品「還魂」はtvNで6月18日(土)からスタートし、毎週土日の夜9時15分から放送、Netflixでも独占配信中だ。

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kandoratop【作品詳細】【「還魂」を2倍楽しむ】