新納慎也の壮絶ラストに涙!「鎌倉殿の13人」第31話覚醒小栗旬が比企を倒す!第30話ネタバレあらすじ

2022年08月08日11時04分ドラマ
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新納慎也が全成の壮絶な最期で退場した8月7日(日)放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第30話「全成の確率」、そして北条と比企の権力闘争が最終局面へ向かう8月14日(日)放送の第31話(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)「諦めの悪い男」あらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開、NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



頼家(金子大地)の呪詛を疑われ流罪となった全成(新納慎也)が、雷雨の中で壮絶な最期を遂げた8月7日放送の第30話。これまで占いも当たらず、呪詛も効かず、九字をきっても風すら起こせなかった全成が、人知を超えた力を見せた退場した。妻・実衣役の宮澤エマは目から大量の涙を流し、最後は笑顔で夫を見送る姿に視聴者ももらい泣き。Twitterでは北条ファミリーの中でもコメディ担当だった全成、実衣の感動シーンに「涙が止まらない。」「実衣ちゃんと全成さんのほんわか夫婦が今後見れないのは残念・・・」「神回すぎる!」と話題になった。

時政に頼まれた呪詛が災いして流罪となり、比企能員(佐藤二朗)の企みにより呪詛の現場を取り押さえられ斬首となった全成。そして比企能員を追い詰めた義時が持ち出したのは、梶原景時から譲り受けた懐刀・善児(梶原善)だった。残忍な暗殺者として登場していた善児だが、今度ばかりは視聴者も応援。「あれ?みんな善児を応援してない?」「今度ばかりは“やっちまえ!”と思った」など声が寄せられた。比企能員役の佐藤二朗が悪い顔で義時に迫る中、「鎌倉殿のもとで悪い根を断ち切る、この私が・・・!」と覚醒した義時。己の手を汚す覚悟を決めた小栗旬の義時に期待が高まった。

そして8月14日放送の第31話では、ついに義時が比企能員を追い詰める「比企能員の乱」が描かれ、北条と比企の権力闘争はついに最終局面へ向かう。すべては鎌倉のために比企を滅ぼすと決めた義時。好きな女の子にきのこを贈り、戦より米俵を数えることが好きだった義時が懐かしく思えるが、ダークヒーローとして権力の頂きへ上る決心をした小栗旬の北条義時がどのような変貌を遂げるのか。次回もお見逃しなく!

■ほっこり小池栄子と宮澤エマの姉妹トーク、女優たちの攻防に注目
頼家への謀反が疑われ流罪となった全成。その妻・実衣にも疑惑がかけられ捕らえられる前に政子のもとでかくまわれた。ドラマでは頼朝の死後、千幡(頼家の弟)擁立の動きを見せた乳母夫である実衣と政子の間に確執が起こり、それ以来疎遠になっていた姉妹。しかし、妹の窮地を救うために力になったのは姉・政子だった。頼朝の妻となり、御台所として京へ上り、華々しい道を行く姉を妬んだこともあった実衣。久々の姉妹の対面は、互いに緊張しながらも、尼装束の政子に対し「その中身、どうなってるの?」「蒸れない?」など素朴な質問を投げかけ、政子も誰もいない時はこっそり扇いでいると明かすなど、久々に見せる他愛ない姉妹の会話にほっこりさせられた。

「鎌倉殿の13人」では度重なる戦や権力闘争の裏で女性たちが暗躍する姿も印象的に描かれている。第30話でも堀田真由演じる比奈が、比企と北条の争いを止めるべく叔父の能員館を訪れ、“自分は頼朝肝いりの北条と比企の架け橋”と宣言する一方、堀内敬子演じる比企の妻・道が“木の橋だと半分にすればいいけれど、それが人となると難しい”と比企と北条の対立を回避することは難しいことを示唆するなど、女性同士の攻防も見どころのひとつだ。宮澤エマ、小池栄子、宮沢りえ、堀内敬子などが手堅い演技で固める傍ら、堀田真由、山谷花純など若手が安定した演技が彩る大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。男たちの権力闘争と同時に、女優達が見せる女の強欲さや優しさにも注目したい。



■前回(第30話)ネタバレあらすじ
蹴鞠の指南役、平知康(矢柴俊博)から勧められ、時連(瀬戸康史)は名前を時房と改名した。そんな平知康の京都へ帰る時期が近づく中、知康は軒下で呪詛の道具と思われる木の人形を発見する。この時、偶然にも病に倒れていた頼家。このことは比企能員によって頼家に知らされた。信じていた叔父に裏切られた頼家はショックを受け、義時は大江広元(栗原英雄)に呼び出され、時政がこの一件に関与していないか問い詰められる。義時は否定したものの、全成の元へ行き、頼家に呪詛のことを聞かれても認めてはいけないと釘を刺した。

しかし、その直後、全成は比企能時に押し入られ人型の呪詛の道具が見つかってしまう。もはや言い逃れできなくなった全成が比企から拷問を受けている頃、義時や実衣らは時政の館を訪れ、全成に呪詛を依頼したことを責め立てた。自ら名乗り出ると言い出す時政を制し、義時たちは、まず兵を集めて比企と一戦交える構えを見せ、御家人たちから仲裁の署名を集めることになった。そして、全成と同罪と見なされるはずの実衣は、政子にかくまってもらうことになった。頼朝亡き後、疎遠になっていた政子と実衣だったが、政子は妹の窮地を助ける決意を固めるのだった。

義時と政子は頼家に全成を許すよう懇願し、大江広元は御家人たちから全成を許す申し状が手渡した。それに反発する比企能員と義時が言い争いをしていると、頼家は政子に免じて実衣は許すが、全成の首は取らないまでも、八田が治める常陸の国へ流罪することを決定した。旅立つ前に面会が許された実衣と全成は別れを惜しんで抱き合った。時政が許せないと言う実衣に、「誰も恨んではいけないよ。」と優しく声をかけた全成は、実衣の赤い髪留めを見て「お前は本当に赤がよく似合うな」と笑顔を見せた。

ある日、所領の再分配をめぐり宿老たちによる評議が行われていた。所領が少ない御家人は喜ぶが、その所領を抱えていた御家人たちから召し上げるとあれば、その者たちから文句が出ることは必然だった。見かねた比企能員が領地の問題を預かろうとすると、それをよしとしない頼家は、「比企が手本となって上野の所領を近くの御家人に渡せ。忠義を尽くしているならできるはずだ。」と命じた。比企は怒りに震え、すぐに全成の元へ行き呪詛の道具を渡した。そして“実衣の身が危ない”と嘘を伝え、全成に頼家を呪うよう仕向けた。全成は比企の狙い通り呪詛を行ったが、その現場を八田知家の家来に抑えられてしまった。

頼家の命を受け、八田はすぐに常陸の国へ行き、全成を捕らえ首をはねようとした。庭に引き据えられた全成がひたすら呪文を唱えると辺りに暗雲が立ち込め、斬首の刀が降り降ろされたその時、近くの木に落雷した。誰もがおののく中、太刀筋が外れ生きていた全成が呪文を唱え続けると、さらに激しい雷雨がやって来た。進み出た八田が全成の首を切り落とした瞬間、嵐はやみ、空には青空が広がった。義時から人知を超えた全成の最期を聞いた実衣は「やってくれましたね。最後の最後に。」と言ってボロボロ涙をこぼした。

そして、義時は負の連鎖を断ち切るため、義時は比企能員を待ち伏せ、全成に呪詛の道具を渡したことを問い詰めた。そして、後ろに善児を控えさせ、引き返そうとする比企の退路を断った。すると比企は、「一幡が鎌倉殿になれば朝廷と直で当たり合える」と欲を見せ、義時に力を貸して欲しいと言い出した。しかし義時は、二度とこのようなことを起こさないために、自分は鎌倉殿のもとで悪い根を断ち切ると宣言。義時は事前に比企と話し合うことを頼家に伝え、襖の向こうで聞いてもらうはずだった。しかしこの時、頼家は意識不明の状態に陥っていた。

■第31話「諦めの悪い男」あらすじ
源頼家(金子大地)の後継者をめぐり、北条と比企の争いは激しさを増す。比企能員はせつ(山谷花純)が産んだ頼家の長男・一幡(相澤壮太)を推し、早々に朝廷の許しを得ようと躍起になる。しかし、大江広元(栗原英雄)らは取り合おうとしない。一方、義時は比奈(堀田真由)に頼んで比企の動向を探り、三浦義村(山本耕史)にも相談を持ち掛ける。そんな中、政子のもとに北条時政、りくらが集まり、北条と比企は全面対決へ向かう。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第31話は8月14日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/坂口健太郎/小池栄子/金子大地/坂口健太郎/新納慎也/佐藤二朗/坂東彌十郎ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kamakura13」。第31話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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