「鎌倉殿の13人」第34話に義時の妻・のえ役で菊地凛子が登場!第33話ネタバレあらすじと予告動画

2022年08月29日10時00分ドラマ
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8月28日(日)に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)第33話「修善寺」では修善寺にて頼家(金子大地)が誅殺された。9月4日(日)放送の第34話「理想の結婚」に義時の妻役で菊地凛子が登場!予告動画は番組公式サイトで公開、NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



8月28日放送の第33話では、源実朝(嶺岸煌桜)が三代鎌倉殿に就任し、執権別当に就任した北条時政(坂東彌十郎)が政治の頂点に立った。一方、修善寺に追いやられた頼家(金子大地)は再起を図るも北条義時(小栗旬)らの謀略により誅殺。頼家を殺めた善児(梶原善)も、弟子のトウ(山本千尋)に殺され悲しい最期を遂げた。サブタイトルである「修善寺」は頼家終焉の地でもあるが、この回で退場となった善児にとっても「終・善児」となった。

また、兄・宗時(片岡愛之助)の仇が善児とわかった義時だったが、比企を滅ぼし、一幡を殺した義時に善児を責めることはできないと吐露する姿に、義時に降りかかっては潜り抜けて来た苦悩がにじみ出る。久々に登場した運慶(相島一之)が15年ぶりに再会した義時を見て「悪い顔になった」と確信を突くも、「己の生き方に迷いがある。その迷いが救いなのさ。」という言葉が重く響く回となった。

そして9月4日放送の第34話では、欲深いりく(宮沢りえ)の尻に敷かれる時政が、いよいよ身内である畠山重忠(中川大志)を追い詰めていく。第33話で武蔵の国をわが物にしようと企む時政と、それに懸念を抱く畠山の場面が出てきたが、ついに畠山の退場を近づいてきた様子。また、りくは実朝の予告では義時第3の妻となるのえ役の菊地凛子の姿も登場。ぬえは二階堂行政の孫で執権に登り住める義時を支えていく。サブタイトル「理想の結婚」は何を指すのか?第34話もお見逃しなく!

■相島“運慶”、久々の登場にネット沸く
頼家が死に、善児が死んだ第33話の中で救いを見せたのが相島一之演じる運慶の言葉だった。パワーゲームの渦中にいながら自責の念に駆られる義時に対し、「迷いこそ救い」と説き、「いつかお前のために仏を彫ってやりたいなぁ。いい仏ができそうだ。」という台詞に視聴者からは「すごく心に沁みる」「今日の中で一番好きなシーン」など感動の声が持ち上がった。

相島は善児役の梶原善、幼い実朝に「テテテテテッ」とユニークに五七調を教えた三善康信役の小林隆と共に三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズの俳優で、三谷作品には欠かせない存在だ。「鎌倉殿の13人」では運慶役を演じ、まだ八重が生きていた15年前に義時と運慶は出会っていた。久々の登場に際し相島は自身のTwitterで「面白いドラマ!我が家も毎週唸りながらオンエアを見ています。」と一視聴者として大河ドラマを楽しんでいる様子を明かしながら「まだまだ修羅の道は続くんだろうな・・・小四郎頑張れ!」とエールを送っている。飄々としながら確信を突いてくる芸術家・運慶の再登場を心待ちにしながら、義時が進む修羅の道に救いがあることを望みたい。

■前回(第33話)ネタバレあらすじ
源頼家が修善寺に送られ、政子の次男・源実朝(嶺岸煌桜)が第代鎌倉殿となった。建仁3年(1203年)10月9日、実朝体制がスタートし、執権別当に就任した時政が、政治の指導者となった。しかし坂東武者の中には北条が権力を持つことを良く思わない者があらわれ、義時や時房(瀬戸康史)は避けられるようになっていた。夫が国守となり、りくは「次は武蔵の国」と欲を出し、そして都から御台所を向かい入れようと時政に提案した。一方、京の後鳥羽上皇(尾上松也)は北条の台頭を牽制し、鎌倉に源仲章(生田斗真)をスパイとして送り込むのだった。

その頃、北条を目の敵にする頼家は、修善寺で再起を図ろうとしていた。鎌倉では頼家をどうするか議論され、頼朝の子であることを理由に殺すことを渋っていた。同じ頃、鎌倉殿となった実朝を心配する政子(小池栄子)は、実朝の好きなことを伸ばそうと、三善康信(小林隆)に和歌の指導を依頼。しかし、乳母の実衣(宮澤エマ)に見つかり「余計な口出しはしないで」と釘を刺されてしまう。実衣は実朝に武士として周りをけん引する存在になって欲しいと願っていたので、和歌にうつつを抜かすことを快く思わなかった。その後、三善が実朝に和歌を教えているところに、実衣に連れてこられた源仲章が現われ、三善は役目を奪ってしまった。

一方、政子は頼家が大好きな干しあわびを持参し会いに行くが、頼家は北条を拒否して会おうとはしなかった。畠山重忠(中川大志)が説得するが、頼家は「あの女子はもう母とは思っておらぬ」と拒絶した上、都からの知らせで時政が武蔵守の座を狙っていることを耳打ちする。武蔵が本領である重忠にとって、これは信じがたい事実だった。

頼家が都と通じている可能性が出て来て、いよいよ頼家が危険な存在となってきたので、義時ら重臣は頼家を殺すことを決断する。それを聞いた泰時(坂口健太郎)は猛反対し、頼家に逃げるよう伝えるため修善寺へ向かった。義時は善児に仕事の依頼をしに家を訪れると、偶然にも兄・宗時(片岡愛之助)の忘れ形見を発見する。宗時を殺したのは善児だったことを知った義時だったが、比企を滅ぼした今の義時に善児を責めることは出来なかった。そして善児を見つけると、頼家を殺すよう指示するのだった。

修善寺では、泰時が頼家に逃げるよう進言していたが、いずれ殺されるとわかっていた頼家は「座して死を待つつもりはない。最後まで盾ついてやる」と逃げることを拒んだ。そして京から来た猿楽を鑑賞しようと泰時を誘った。そして猿楽が始まると、その中に一人、演奏をしていない者がいた。おかしいと思った泰時が斬りかかると、それは頼家の命を狙った善児だった。たちまち泰時と善児の斬り合いが始まり、トウ(山本千尋)も加わり頼家を追い詰めていく。しかし、「一幡」と記された紙を見た善児が躊躇した瞬間、頼家が善児を刺し反撃をした。そこにトウがあらわれ、背後から頼家を刺して殺した。頼家は享年23歳の若さでこの世を去った。

致命傷を負った善児はその後、トウによって殺された。両親を善児に殺され、弟子として育てられたトウ。親の仇を討つ瞬間をずっと待っていたトウは、弱った善児を刺して殺したのだった。

■第34話「理想の結婚」あらすじ
源実朝(柿澤勇人)が後鳥羽上皇のいとこと婚姻することが決まり、りくが喜ぶ傍ら、政子は不安を募らせる。一方、京では後鳥羽上皇が源仲章、慈円(山寺宏一)らと鎌倉の行く末について思いを馳せていた。そんな中、北条時政から代々受け継ぐ惣検校職(そうけんぎょうしき)のお役目を返上するよう求められた畠山重忠(中川大志)が、懸念を抱き義時に相談する。そして義時は妻となるのえ(菊地凛子)と出会うのだが・・・。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第34話は9月4日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/坂口健太郎/小池栄子/金子大地/坂口健太郎/坂東彌十郎/宮沢りえほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kamakura13」。第34話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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