上川隆也「遺留捜査season7」木曜ミステリーもラスト2話!最終章に高橋英樹登場!第8話ネタバレと第9話予告

2022年09月02日09時49分ドラマ
@テレビ朝日

9月1日に「遺留捜査season7」第8話が放送され、ボクサーへの夢を閉ざされた青年とその原因を作った男の悲しい話が展開された!テレビ朝日 2022年9月8日(木)よる8時から放送される第9話からは本当に本当の最終章!ゲストに高橋英樹を迎え刑事の殺人事件を扱う。糸村(上川隆也)が最後に見つける遺留品に隠された秘密とは?PR動画は番組公式サイトで公開されている。



「木曜ミステリー」のラストを飾る「遺留捜査season7」の第8話が9月1日に放送された。人助けをしたことで怪我を負い、ボクサーの夢をあきらめざるをえなかった青年と犯人の話となった。名バイプレーヤの徳井優が見るからに「優しい近所のおじさん」といった風情で登場したが、演じる楠見武は遺体で発見される。さらに7年前の強盗事件の犯人ということもわかった。強盗事件の際、侵入された家の主婦が心臓の発作で亡くなっている。さらに助けを求めた大学生・宮平瞬(玉城裕規)は将来有望なボクサーだったが、この時の怪我でボクシングをあきらめざるを得なかった。7年前の事件は雨宮宏(永井大)も捜査に加わっていたため、宮平への「熱い想い」が各所にでていた。

犯人は実は、侵入された家の主人で、妻を心臓発作に見せて殺すために強盗を楠見に頼んだのだ。ただの強盗の出来レースのはずが、主婦は死に、助けに入った宮平の将来をつぶした。このことを楠見はずっと悔いていた。そして、自首しようとしたときに強盗を頼んできた主人に殺されてしまったのだ。

毎度おなじみの「3分だけ僕に時間をくれませんか」として、楠見が宮平になんとか謝ろうとしていたこと、宮平に前を向いてもらいたいと思っていたことを糸村(上川隆也)が宮平に告げる。最初は頑な態度だった宮平も次第に心を開き、雨宮の言葉にも耳を傾けるようになった。

9月8日に放送される第9話からは最終章に入る。木曜ミステリーが今作をもってその幕を閉じることが発表されているため、「遺留捜査」の最終章は、木曜ミステリーの最終章となる。第9話、15日に放送される最終回の第10話の2話連続の話となる。インサイダー情報を不正売買しているサイトの組織「土竜」を追っていた京都府警組織犯罪対策2課の刑事・氷室翔太(崎山つばさ)が殺される事件を扱う。

ゲスト出演となる高橋英樹はオファーを聞いて「やっと来ましたか」といい、主演の上川隆也のことを「前々から、彼の活躍を拝見しておりました。長いせりふをスラスラとしっかり覚えて、スッと演じきる。すごい役者です」と評する。公開されている予告動画ではかなり悪い顔で「用心しろといったのに」と呟いているが、高橋英樹演じる役は善か、悪か。

最後の事件に遺されている遺留品から、糸村はいったいどんな秘密を見つけるのか?空気を読まない糸村の「お構いなく」というセリフや「僕に3分だけ時間をくれませんか?」という名言を聞けるタイムリミットが迫ってきた。

■前回:第8話ネタバレあらすじ
アパートの一室で、住人の男性・楠見武(徳井優)が絞殺されているのが見つかった。臨場した糸村聡(上川隆也)は、楠見が手に透明の糸のようなものを握っていることに気づく。楠見は酒屋の運送などを引き受ける仕事をしていて、とてもまじめで取引のある店の片づけを手伝ったり、相談にも乗っていた。

まもなく、楠見の指紋が、7年前の未解決強盗事件の容疑者のものと一致した。当時、捜査を担当していた特別捜査対策室メンバー・雨宮宏(永井大)によると、盗難に会った家の主婦がショックで死亡、その後、盗品が売りに出されることもなければ有力な容疑者が浮かぶこともなく、事件は迷宮入りしたという。

雨宮は、宮平瞬(玉城裕規)のことを思い出す。宮平は7年前の事件の際、ジョギング中に悲鳴を聞いて被害者宅に助けに入り、犯人ともみあいになり負傷してしまい、そのケガにより彼はチャンスを失い、ボクサーとしての夢をあきらめていた。宮平は将来世界にも打って出られるような才能があったが、怪我のためにすっかり心を閉ざしていた。

奇しくも、楠見は瞬が働く焼き鳥店の常連客だったという新事実が発覚する。雨宮から楠見が強盗犯だったと聞かされた瞬は驚きの表情を浮かべるものの、とっくに事件のことなど忘れていたと吹っ来てた様子を見せる。焼き鳥屋で働き、自分の店を持つという夢を実現させようとしていた。

死亡解剖の結果、楠見の死因は絞殺によるものだが、頭部に出血の痕もある。それは殺される2,3日前のものだ。雨宮は宮平の犯行ではないかと疑い、再度店に向かう。宮平の腕に傷があったことを思い出したのだ。事情を聞きに行った雨宮の前では気丈にふるまうが、店を持つ夢はボクサーの夢に比べてあまりにも小さな夢で、毎日、ジョギングすると木にこぶしをぶつけて不条理を嘆いていたのだ。

糸村が現場から持ち帰った透明な糸はテグスだった。アクセサリーにもよく使われるという。糸村は再度楠見の部屋をくまなく調べると、畳の隙間にあった真珠を一粒見つけた。当然のように村木(甲本雅裕)に鑑定してもらうと、少しだけすすがついているという。

糸村は楠見が強盗に入った島野の家が10年前にボヤを起こしていたことを調べた。10年前のボヤ、7年前の強盗。楠見は7年前に別れた妻と暮らしている病気の娘に100万のお金を送っていた。雨宮たちも、島野の行動を不審に思う。

一方、楠見が面倒をみていた酒屋の娘がカフェを開くために頼んでいた司法書士が宮平の店の出店の話にも絡んでいることを知る。酒屋の娘は楠見も一緒に司法書士と会った時に珍しいくらい楠見が激高したという。実はこの司法書士は詐欺師で、娘や宮平をだまそうとしていたのだ。それを楠見は問い詰めると、詐欺師は楠見を殴りつけた。楠見の頭部の出血はその時できたものだ。

宮平は店に最後にきた楠見が「宮平俊様」と書いた封筒に金を入れて宮平に渡したことやその時「こんな騒ぎになるはずではなかった」ということを考えていた。さらに記憶を呼び起こすと心臓発作を起こした主婦は明らかに台所の方に手を伸ばして薬を求めているようだったが、島野はそれを無視していた。

宮平は島野の家を訪ねて、推理を告げる。島野はしらばっくれたが、しまいに、持っていた杖で宮平を襲う。その時、雨宮と沖田(戸塚純貴)がやってきて、島野を捕まえた。島野の話は想定通りで、罪の意識に耐えられなくなった楠見が自首しようとして、それを島野が阻止するために殺したのだった。

糸村はことの次第がわかっても心を閉ざしている宮平に楠見の生前の様子を伝える。宮平に渡したお金も盗品を売ったのではなく、働いて貯めたお金だった。宮平が騙されないように司法書士と名乗る男のところに行ったことも伝える。「あの時から時は終わっている」という宮平に、雨宮も「生きている限り終わりじゃない」と告げる。

■第9話あらすじ
組織犯罪対策ニ課の課の刑事・氷室翔太(崎山つばさ)が刺殺されているのが見つかった。氷室は莉緒(栗山千明)がかわいがっていた後輩で、数日前に会ったばかりだったのだ。糸村聡(上川隆也)は氷室が所持していた金のチェーンが気になる。

氷室は生前、インサイダー情報を不正売買しているダークウェブサイトの組織“土竜(もぐら)”を追っていたことが判明した。さらにここ数日の間会っていたことがわかった舞妓の葉月(森日菜美)や元警察官の警備員・岩瀬隆介(津田寛治)に話を聞くが、二人とも土竜も金のチェーンも知らないという。

そんな中、氷室が過去の通り魔事件の捜査資料を頻繁に閲覧していた事実が浮上。氷室の死と土竜、通り魔事件――この3つの事件には、いったいどんな接点があるのか!?

懸命な捜査を続けた糸村たち特対メンバーは、政界にも太いパイプを持つ大病院の院長・物部泰弘(高橋英樹)に行き当たった。

テレビ朝日 2022年7月14日スタート。毎週木曜日よる8時放送、「遺留捜査season7」。出演:上川隆也、栗山千明、戸田恵子、永井大、戸塚純貴、甲本雅裕、宮﨑香蓮ほか。番組公式Twitterアカウントは「@iryusousa_tva」。

テレビ朝日「遺留捜査season7」番組公式サイト

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