BS-TBS「ヘチ 王座への道」第1-5話あらすじ:卑しい王子~再び、生きる者へ

2023年04月16日11時25分ドラマ
©SBS

BS-TBSで再放送の「ヘチ 王座への道」(全24話)は、朝鮮第21代王・英祖の王位に就くまでの苦難の道を描いた、チョン・イルが除隊後初の時代劇!2023年4月17日(月)からの第1話~第5話のあらすじを紹介、Youtubeにて予告動画が公開中だ。BS-TBS 4Kでも放送される。

TOKYO DOME CITY HALLで2023年1月20日に行われた昼公演レポート



「ヘチ 王座への道」は、王になるはずではなかった王子イ・グムが、正義を追い求める3人の仲間に支えられ、不正のない平等な世を目指す朝鮮王朝第21代王、英祖(ヨンジョ)になるまでの不屈の道のりを描いた友情と信念のストーリー。
「ヘチ」7つの見どころ
【「ヘチ」を2倍楽しむ】では、時代背景や実在の人物紹介、キャストの魅力、その他各話のあらすじと見どころ、豆知識などまとめて紹介しているのでぜひ、視聴の参考にしてほしい。

■キャスト
延礽君・李昑/朝鮮21代王英祖役:チョン・イル
ヨジ役:Ara(コ・アラ)
パク・ムンス役:クォン・ユル
パク・フン、イ・ギョンヨン、チョン・ムンソン、ハン・サンジン 他
 ほか

■第1話「卑しい王子」⇒1話ネタバレあらすじ
時は1719年、朝鮮王朝第19代王粛宗(スクチョン)の治世。王位継承者である王の長男、世子(セジャ)イ・ユンに世継ぎができないことが分かり、次の王位を巡って、素行の悪い傍系の王族イ・タン(密豊君(ミルプングン))を推す老論(ノロン)派と王の三男のイ・フォン(延齢君(ヨルリョングン))を推す少論(ソロン)派の2大党派が激しい争いを繰り広げていた。そのころ、身分の低い母から生まれ冷遇されている王の次男、イ・グム(延礽君(ヨニングン))が都に戻ってくる。帰郷早々、名馬を手に入れるためにイ・グムは科挙の替え玉受験を引き受け、会場でおせっかいな若者パク・ムンスと知り合う。
その日は宮殿では仁元(イヌォン)王妃の誕生の宴の日。イ・グムはヨルリョン君と共に宴に出席するが…。夜、妓楼で酒を飲むイ・グムは、妓生に変装したヨジを見かける。ヨジはある人物たちの密会の様子を探っていた。
景福宮(ヘチ)【©navicon(「獬豸(ヘチ)」2019.6.30:景福宮にて)】
登場シーンからチョン・イルの細マッチョな肉体美や馬を駆って砂浜を走るカッコいい姿が拝める。本作はチョン・イルの除隊後初のドラマ復帰作で、主人公のイ・グムは、「トンイ」のヒロインの息子で、後に「イ・サン」「赤い袖先」の主人公イ・サン(正祖)の祖父となる人物をモデルに、大胆にフィクションを絡めた作品。見事な剣舞を披露しているイ・タンを演じているのははミュージカル出身のチョン・ムンソン。タイトルにもなっている“獬豸(ヘチ)”と“夜茶時(ヤダシ=야다시)”についての詳細は、この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識は1話ネタバレで詳しく解説している。


■第2話「あなたの名は」2話詳細(ネタバレ)あらすじ
王族のイ・タン(密豊君(ミルプングン))が催した狩りの場。イ・タンによる殺人の証拠を捜していた司憲府(サホンブ:役人の違法行為を監督する官庁)のヨジが、見つかってしまう。自らも狩りに参加してイ・タンの動向を探っていた王の次男、延ニン君(ヨニングン)ことイ・グムは、ヨジを救って逃がし、彼女が見つけた箱の中身を知るため後で会う約束をする。イ・タンにケガを負わせたイ・グムは、役所で取り調べられることに。
その頃、パク・ムンスは科挙の合格者一覧に衝撃を受けていた。自身の不合格より、優男で酒の匂いまでさせていた“ノ・テピョン”の替え玉受験をしていた男(イ・グム)がトップの成績である壮元及第していたことにショックを受けたのだった。
一方、夜茶時(ヤダシ)で悪事を告発された老論の重臣キム・チャンジュンは、その首謀者ハン・ジョンソクに怒りをぶつける。
そんな中、イ・グムにこっぴどくやられたイ・タンは重臣宅で大暴れ。手が付けられないイ・タンを見たミン・ジノンは…。
ひと目で女だと見抜いたヨジを、イ・グムは得意の弓を使ってどう助けるのか?グム役チョン・イルの見事な弓さばきとアクションに痺れる。他にも取調官相手に色っぽい演技も。取締官の動揺する姿もお見逃しなく。
ムンスに興味を示したタルムン/ダルムン。取り立ての様子を見るとどうもただのごろつきではなさそうだ。今回は、韓ドラ時代劇ファンは見逃せない『九雲夢』や『洪吉童伝』といった看板も出てくる。これについては、この回の詳しいあらすじと見どころと一緒に2話詳細で詳しく解説している。




■第3話「美徳の不運」3話ネタバレあらすじ
王の次男、イ・グム(延礽君(ヨニングン))は、王族のイ・タン(密豊君(ミルプングン))による殺人の罪を知る証人として、司憲府(サホンブ:役人の違法行為を取り締まる官庁)に現れる。それでも証拠が不十分だという高官らに、イ・グムは…。一方、イ・タンを王位継承者候補として後押しし、それでも証拠が不十分だという高官らに、イ・グムはもう一人の証人を連行させる。一方、イ・タンを王位継承者候補として後押しし、その悪事を隠蔽してきた老論(ノロン)派の重臣たちは、イ・グムがイ・タンを陥れようとしていると王に訴える。その場に姿を見せたイ・グムは自らの罪を認め、ミルプン君の家来を尾行してノ・テピョンの遺体を発見したのも自分だと証言し、タムナへの幽閉を申し出る。一方、ジョンソクたちはミルプン君逮捕に向かい、司憲府長官もミルプン君逮捕を命じるしかなかった。
その夜、ジョンソクの家にムンスやヨジ達が集まって祝杯をあげることになり、イ・グムも参加する。その後、グムへの誤解を解いたムンスはヨジと3人で義兄弟になることを提案する。
そんな中、さすがのグムも衝撃を受ける噂が広まる。
ヨジたちは誰を連れて来るのか?ジョンソクの家で皆で“すごろく遊び”をする。“人生ゲーム”のような遊びは韓国にもある“スンギョンド ノリ”。果たしで“あがり”は?
また、この回ではイ・タンを推している老論派のミン・ジノンが起死回生に躍起になるが、その裏で王は真相を知るために義禁部の中級役人に会いに行く。なぜわざわざ位の低い役人を選んだのか?現代社会でも通じるその理由は?そして、さすがのグムもショックを受けた噂とはどんな噂なのか?“救恤計(クヒュルゲ=구휼계)”についてとこの回の詳しいあらすじと見どころは、前述の“スンギョンド ノリ”と一緒に3話詳細で詳しく解説している。




■第4話「運命がさまよう夜」4話ネタバレあらすじ
老論(ノロン)派の重臣ミン・ジノンの政治力を思い知らされたイ・グム(延礽君(ヨニングン))。王位継承者候補である弟のイ・フォン(延齢君(ヨルリョングン))を守るため、共に王族の悪事を暴こうとした司憲府(サホンブ:役人の違法行為を取り締まる官庁)のハン・ジョンソクを窮地に追い込んでしまうことに。事情を知らないパク・ムンスは、イ・グムのよそよそしい態度に戸惑う。そんな中、イ・グムを次期王にしたいと考えていた王の粛宗(スクチョン)は、密豊君(ミルプンクン)ことイ・タンのために立場の弱まった司憲府イ・イギョム長官にグムを推戴して老論の長となれと勧める。すでに死期が迫っている王は最期の賭けに出たのだ。ところが、ついにミン・ジノンが動き出す。果たして老論が選んだのは…。
一方、残虐だが臆病者のイ・タンは、罪を重ねながらも赦しを得るために仏教に帰依しており、いつも持ち歩く計屍録を、漢陽を離れるときは龍源寺に預けていた。イ・グムたちは明日ミルプン君は清国の使臣団と朝鮮を離れるので、このチャンスに計屍録を奪うことにするが…。
聡明なイ・グムがなぜイ・フォンに肩入れするのか?イ・グムの本心をミン・ジノンはどう分析するのか?粛宗といえば、何度も政権交代させて、南人、老論、少論を操って来た王。すでに死期が迫っている王は最期の賭けに出たのだのだが…。世子、グム、フォン3人とも大切な我が子という優しい王。なぜ、フォンでなくイ・グムを次期王に選んだのか、今回その理由も語られるのでお聴き逃しなく。この回の詳しいあらすじと見どころは4話詳細で詳しく解説している。

■第5話「再び、生きる者へ」5話詳細あらすじ
イ・グム(延礽君(ヨニングン))は、父王と弟を亡くし悲しみに暮れる。共に正義を求めた司憲府(サホンブ)のハン・ジョンソクも失い、このままでは仲間のパク・ムンスやヨジたちにも危険が及ぶことを思い知らされる。一方、ヨジとムンスは、司憲府のウィ・ビョンジュに必ずジョンソクを殺害した犯人を見つけると言い、腐った司憲府を正すと誓う。
1年後。イ・グムの母違いの兄、イ・ユンが即位し、王の景宗(キョンジョン)となっていたが、気が弱くて決断力もないと重臣たちから侮られていた。そんな中、囚人が集団で脱獄する事件が起きる。国が落ち着かないのは王のせいだと老論の重臣たちが責め、右議政を辞めさせるように迫られた景宗は…。イ・グムはこの1年間、酒も絶って王族として全うに生きてきたが、ヨルリョン君とハン・ジョンソクの命日に近いある日、珍しく酔いつぶれる。
冒頭、内官が嘆きながら屋根の上で服(着衣)を振る姿があるが、これは王の死を知らせるため、王宮殿の屋根に上って、王の普段着を大きく振る儀式「上位復(サンウィボク)」。詳しくは「不滅の恋人」第1話「★豆知識」で。気が弱くて決断力もないと重臣たちから侮られ、女官からも軽んじられる景宗。おまけに後継となる子供にも恵まれない。実在の景宗も子宝に恵まれなかった。実在の景宗とドラマとの違い、演じたハン・スンヒョンについてはコチラ:景宗は、母の刑死を目撃した悲運の王 で詳しく紹介している。この回の詳しいあらすじと見どころと一緒に5話詳細でまとめて紹介している。

原題:해치(ヘチ)

BS-TBS「ヘチ 王座への道」番組サイト
 2023年4月17日スタート 月~金7:00-7:55 再放送
 2022年9月5日-10月6日 月~金12:59-13:55
Youtube予告動画

kandoratop【作品詳細】【「ヘチ」を2倍楽しむ】