韓国ドラマ「シスターズ」第3話あらすじと見どころ:三姉妹の三女に接近するオム・ギジュン…!青い蘭の正体

2022年09月11日16時00分ドラマ
Netflixシリーズ『シスターズ』独占配信中
画像:tvN番組サイトより

キム・ゴウン、ナム・ジヒョン、パク・ジフが主演を務める韓国ドラマ「シスターズ」が韓国tvNで放送中で、日本でも、Netflixで独占配信中だ。9月10日(土)放送・配信開始した第3話のネタバレあらすじと見どころと、気になる“青い蘭”の豆知識も紹介しよう。

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「シスターズ」 は、貧しい家庭に生まれながらも仲睦まじく生きてきた仲の良い3人の姉妹が巨大な事件に巻きこまれ、韓国で最も裕福で有力な一族に各々の方法で立ち向かっていくドラマだ。

■キャスト
オ・インジュ役:キム・ゴウン
オ・インギョン役:ナム・ジヒョン
オ・イネ役:パク・ジフ
チェ・ドイル役:ウィ・ ハジュン
ウォン・サンア役:オム・ジウォン
パク・ジェサン役:オム・ギジュン
ハ・ジョンホ役:カン・フン
パク・ヒョリン役:ジョン・チェウン
 他

■第3話あらすじ
妹イネの描いた絵がパク・ジェサンの娘ヒョリンが描いたものとして大賞を受賞したことを知ったインギョンは、その事実を問いただした。「もしかして絵を描いてあげる代わりにお金を受け取ったの…?」それは犯罪だと批判するインギョンだったが、イネは聞き入れようとしない。それどころか、そのお金で留学に行くと話すイネ。

インギョンはイネの塾が終わるのを外で待つも、すでにイネはヒョリンの家で開かれる受賞パーティーに参加するため、塾を出ていた。慌ててインギョンはその後を追うが、あいにく招待状がなければ会場には入れないと言われてしまう。カッとなったインギョンはヒョリンの家の外に設置された防犯カメラによじ登り、中にいるイネに大声で呼びかけた。結局、イネは泥酔した姉インギョンを連れて自宅へ。

一方、事故に遭ったシン理事を病院へ運ぶインジュ。しかし、すでにシン理事は息を引き取った後だった。茫然とするインジュのもとに、ドイルが駆け付ける。するとドイルは、引継ぎのためにシン理事と会っただけだとし、自殺したファヨンや会社の裏金の件は警察には話すなと言う。さらに銀行のCCTV映像を見せると、ファヨンが自殺する間際に、現金20億ウォンを出金していた事実を告げるドイル。おそらく国内に共犯者がいるようだと話すドイルの言葉に、インジュは思わず息を飲んだ。

翌日、“コンジュ(姫)”と名付けられた鉢植えの青い蘭が開花したのを見て、ふとファヨンが残した手紙の一文を思い出すインジュ。開花したばかりのコンジュを手にバスへ乗り込んだインジュは、ウォン・サンウ(イ・ミヌ)代表が入院する病院へと向かった。代表と顔を合わせたインジュは、持ってきたリュックの中からおもむろに札束を取り出す。このお金をどうするべきかと口にするインジュに対し、ウォン代表は好きに使えばいいと伝えた。

実は過去、父親が莫大な金額の裏金を所持していると知ったウォン代表は、当時代表を務めていた父を横領の容疑で控訴したという。しかし、結果は惨敗。父親は嫌疑なしとして釈放され、ウォン代表は精心疾患を疑われて病院に入院させられたというのだ。さらにウォン代表は、床に隠しておいた裏金帳簿をインジュに渡す。

そんななか、同じく帳簿の行方を追うドイルが訪ねて来る。慌てて病院を後にするインジュだったが、ふと窓の外へ目をやったドイルは大きなリュックを背負って走るインジュの姿を目撃。しばらくして、バス停でバスを待つインジュのもとへ、ドイルが。実は最初からドイルはファヨンが残した20億の行方を知っていた。そしてドイルは、インジュがウォン代表から受け取った帳簿をネタに自分が交渉するとし、インジュにディール(取引)を持ちかける。

昨夜の泥酔事件がまたしても上司に知られてしまったインギョンは、もう後がないことを悟った。パク・ジェサン側は、インギョンを解雇することを望んでいるという。会社をクビになるかもしれないと話すインギョンに、幼なじみのジョンホは、かつてインギョンが取材した台風報道のニュース動画を見せた。その後、亡くなった情報提供者の弟から連絡を受けたインギョンは、銀行長が病室で自殺した時のCCTV映像を受け取る。そこに映っていたのは、当時弁護を担当していたパク・ジェサンとの面会後、トイレで自ら命を絶つ銀行長の姿だった。

インギョンと一緒に映像に目をやったジョンホは、トイレに向かう前、銀行長が鏡の前で何かの匂いを嗅いでいるようだと話した。銀行長が手に持っていたのは、青い蘭の花びらだった。それが亡くなった情報提供者の事故現場にも落ちていたと知り、眉をひそめるインギョン。

イネから留学の件を聞いたインジュは、ヒョリンの下女にでもなったのかとイネを怒鳴りつけた。その後、ヒョリンの母ウォン・サンアのもとへ足を運んだインジュは、カバンから現金7千万ウォン(約700万円)を取り出し、サンアへ差し出した。しかし、イネの留学費用は自分が出したのではなく、夫ジェサンの財団で、正当な審査のもと支給されたものだとサンアは言う。そして、イネが作成したポートフォリオをインジュに見せるサンア。そこには、どこか殺伐とした暗い絵が並んでいた。その内の1枚を指差し、そこに描かれた少女は誰かと尋ねたサンアに、イネは「私ではなくお姉さんです。死に行くお姉さん…」と答えたという。インジュが家を後にすると、すかさずサンアはインジュの動向を調べるよう指示を出した。

その頃、ジョンホが作ったキムチを冷蔵庫にしまおうとしたインギョンは、タッパーに入った現金を発見。しばらくして、ヨガを終えて帰宅したインジュに、この金は一体何かと尋ねるインギョン。「これは泥棒よ、絶対に許されることではない。」そう話すインギョンに、インジュは幼い頃に自分たちの他にもう一人の妹がいたことを伝えた。ロクな治療も受けることができず、命を落とした妹。その時、インジュは思ったという。どんな金であれ、金さえあれば生きることができただろうと。

その後、再び20億ウォンの入ったリュックをヨガスタジオのロッカーに預けたインジュは、その足で大伯母のもとへ向かった。三姉妹で暮らすアパートを買いたいと話したインジュは、少しでも罪悪感を拭い去るためには自分の頼みを聞くしかないと主張した。結局、インジュの頼みを聞き入れることにした大伯母。

一方、ヒョリンの家に泊まることになったイネは、誰もいないリビングでミニチュア模型に目を奪われた。その中から小さな人形を手に取り、そのままリビングを後にしようとするイネ。ジェサンが声をかけると、イネは思わず人形を後ろ手に隠した。そんなイネに、運転手の息子だった自分がどのようにして今の地位についたのかを聞かせるジェサン。そしてジェサンは、欲しいものを手に入れるために愛する人々を裏切ることはできるかと尋ねた。



■第3話見どころ・感想
複雑に絡み合う三姉妹とパク・ジェサン一家の関係。
前回のエンディングで、三女イネが描いた絵がジェサンの娘ヒョリンの作品としてコンクールで大賞を受賞する姿が登場し、視聴者に衝撃を与えた。長女のインジュが懸念していたことが、現実となってしまったのだ。さらにイネは、最初から自分の絵がどのように使われるかを知っていた。その上でまるで自分がヒョリンになりきって、作品を完成させたというイネ。まだ幼いイネが自分の感情を押し殺して絵を描く姿は、なんとも切なかった。

そんななか、ついに青い蘭の存在に近づいた次女インギョン。自分が取材をすすめるパク・ジェサンと妹イネの繋がりに不安を抱えるインギョンだったが、彼らの繋がりはそれだけではなかった。長女インジュが勤めていた建設会社こそが、ジェソンの義理の父が会長を務めるウォンリョングループの傘下にあったことが明らかになったのだ!結局、三姉妹はみなウォンリョングループ、そしてウォンリョン家と関わりを持つことに…。

登場人物も多くストーリーもなかなか複雑だが、キャストそれぞれの演技力が非常に高く、あっという間に1話が過ぎていく、そんな印象を受けた。次回予告では、パク・ジェサンを知っていると話す大伯母の姿が登場。いまだに謎のベールに包まれる三姉妹の大伯母が今後、ストーリーにどのような影響を与えるのか興味深い。

AFPBB News:幻の花「幽霊ラン」、再生へ研究者が奮闘 米フロリダ幻の花「幽霊ラン」、再生へ研究者が奮闘 米フロリダ
写真:AFP通信より
※豆知識:ちなみにカン・フン扮するジョンホが“青い蘭”が“幽霊”と呼ばれているのを突き止めたが、実際に「幽霊ラン」という花がある。学名「Dendrophylax lindenii」で形状などもよく似ており、「かつてはフロリダ州のエバーグレーズ(Everglades)に多数自生していたが、専門家によると現在は州全体で2000株足らずしか残っていない「絶滅危惧種」だ。対岸のキューバでもいくらか確認されているが、その数についてはよく分かっていない。」とAFP通信記事で紹介されている。2016年と少々古い記事だが、気になる方は一読を。

3話視聴率は、ニールセンコリア全国5.587%、首都圏16.110%。

Netflix公式ページ
tvN「작은아씨들」番組サイト
 2022年9月3日-10月9日(予定) 土・日放送・配信

kandoratop【作品詳細】【「シスターズ」を2倍楽しむ】