『アフター・ヤン』公開記念で、コゴナダ監督初長編作『コロンバス』再上映イベント実施、同監督zoom登壇も決定

2022年09月15日14時00分映画

コゴナダ監督作『アフター・ヤン』が10月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開され、これに先立ち、コゴナダ監督が手掛けた初長編作でもある前作『コロンバス』の再上映イベントを池袋HUMAXシネマズにて実施する運びとなった。さらに、本イベントにはコゴナダ監督本人によるzoom登壇も決定した。予告動画は映画公式サイトで視聴できる。



『アフター・ヤン』は、小津安二郎監督の信奉者としても知られる韓国系アメリカ人のコゴナダ監督が、気鋭のスタジオA24とタッグを組み、派手な視覚効果やスペクタクルに一切頼ることなく、唯一無二の未来的な世界観を構築した作品。さらにオリジナル・テーマ曲を敬愛する坂本龍一に依頼し、音楽を手掛けたAska Matsumiyaの美しいアレンジに加えて、岩井俊二監督作品『リリイ・シュシュのすべて』で多くの映画ファンの胸に刻まれた名曲「グライド」を、Mitskiが歌う新バージョンで甦らせた。

『コロンバス』は、日本映画を代表する映画監督・小津安二郎と多くの作品でタッグを組んだ脚本家・野田高梧に因んで自身の名前を決めるほどの敬愛ぷりを見せるコゴナダ監督長編デビュー作。モダニズム建築の街コロンバスを舞台に、建物の声に耳をすませる二人の交錯する運命を描く。
エーロ・サーリネン、エリエル・サーリネン、IMペイ、リチャード・マイヤー、アレキサンダー・ジラルド…、舞台はモダニズム建築の宝庫として知られるインディアナ州コロンバス。建築学者の父が倒れたという報を受け、韓国に移住していた息子のジンはコロンバスを訪れる。父との確執もありこの街に留まることを厭うジンが出会ったのは、夢を諦め母の看病を理由にこの街に留まる図書館員のケイシー。どこまでも対照的な二人の運命が交錯し、建築を巡り、語ることで、それぞれの新しい人生に向かって歩き出す…。

主人公のジンを演じるのは『スター・トレック』『search/サーチ』のジョン・チョー。また、ケイシー役を『スプリット』『スウィート17モンスター』のほか、コゴナダ監督長編2作目で10月21日に日本公開を控える『アフター・ヤン』でもキーパーソンを演じるヘイリー・ルー・リチャードソンが務める。

すべてのカットがコロンバスのモダニズム建築への恋文とも言うべき映像美に彩られ、世界中の映画祭で絶賛された本作をぜひこの機会にご高覧ください。

<イベント概要>
イベント名 【『アフター・ヤン』公開記念】『コロンバス』プレチケ上映
上映作品 『コロンバス』
日にち 10月15日(土)
場所 池袋HUMAXシネマズ シネマ2(東京都豊島区東池袋1-22-10 ヒューマックスパビリオン 池袋サンシャイン60通り)
タイムスケジュール(予定)
17:10 開場
 17:30 開映(上映時間103分)
19:13 終映→準備次第、アフタートーク開始
19:50 アフタートーク終了
登壇者 コゴナダ監督(zoom) MC:SYO
料金 一般:1600円(先着順)※システム利用料として<通常会員:1枚につき160円/Filmarksプレミアム会員:無料>が別途かかります。
チケット購入方法 プレチケWEBサイトにてご購入
(URL:https://premium-ticket.filmarks.com/event/c1zpmv2g2

■あらすじ
建築学者の父が倒れたという報を受け、韓国に移住していた息子のジンはモダニズム建築の街として知られるインディアナ州コロンバスを訪れる。父との確執から建築に対しても複雑な思いを抱いており、コロンバスに留まることを厭うジンが出会ったのは、薬物依存症である母の看病のため夢を諦めてコロンバスに留まりつづける図書館員のケイシー。ふとしたことをきっかけに出会った、どこまでも対照的な二人の運命が交錯し、建築を巡り、語ることで、それぞれの新しい人生に向かって歩き出す…。

■作品概要
監督・脚本・編集:コゴナダ
撮影:エリシャ・クリスチャン 美術:アドリアーン・ハルスタ 衣装:エミリー・モラン 音楽:ハンモック
出演:ジョン・チョー、ヘイリー・ルー・リチャードソン、ロリー・カルキン、パーカー・ポージー、ミシェル・フォーブス
2017年|アメリカ|103分|原題:Columbus
配給:ブロードウェイ ©️2016 BY JIN AND CASEY LLC ALL RIGHTS RESERVED.

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『アフター・ヤン』
■あらすじ
“テクノ”と呼ばれる人型ロボットが、一般家庭にまで普及した未来世界。茶葉の販売店を営むジェイク、妻のカイラ、中国系の幼い養女ミカは、慎ましくも幸せな日々を送っていた。しかしロボットのヤンが突然の故障で動かなくなり、ヤンを本当の兄のように慕っていたミカはふさぎ込んでしまう。修理の手段を模索するジェイクは、ヤンの体内に一日ごとに数秒間の動画を撮影できる特殊なパーツが組み込まれていることを発見。そのメモリバンクに保存された映像には、ジェイクの家族に向けられたヤンの温かな眼差し、そしてヤンがめぐり合った素性不明の若い女性の姿が記録されていた……。

■作品概要
監督・脚本・編集:コゴナダ
原作:アレクサンダー・ワインスタイン「Saying Goodbye to Yang」(短編小説集「Children of the New World」所収)
撮影監督:ベンジャミン・ローブ 美術デザイン:アレクサンドラ・シャラー 衣装デザイン:アージュン・バーシン
音楽:Aska Matsumiya オリジナル・テーマ:坂本龍一 フィーチャリング・ソング:「グライド」Performed by Mitski, Written by 小林武史
出演:コリン・ファレル、ジョディ・ターナー=スミス、ジャスティン・H・ミン、マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ、ヘイリー・ルー・リチャードソン
2021年|アメリカ|英語|カラー|ビスタサイズ|5.1ch|96分|原題:After Yang|字幕翻訳:稲田嵯裕里|映倫:G一般
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ © 2021 Future Autumn LLC. All rights reserved.

★10月21日(金) TOHOシネマズ シャンテほか ロードショー

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