『ミューン 月の守護者の伝説』11月16日(水)発売、デジタル配信とレンタル開始!トレーラー映像公開

2022年09月15日10時00分アニメ

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社は、世界屈指のアニメーション大国であるフランスから誕生したファンタジー・アニメーションの傑作『ミューン 月の守護者の伝説』を11月16日(水)にブルーレイを5,170円(税込)で、DVDを4,180円(税込)で発売、デジタル配信とDVDのレンタルも開始し、トレーラー映像も公開した。

『ミューン 月の守護者の伝説』は、太陽と月が同時に存在する不思議な世界を舞台に、“月の守護者”に選ばれたミューンが仲間と共に困難に立ち向かう勇気と成長の冒険物語。アニメーションの最高峰の映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭にてクリスタル賞(グランプリ)にノミネート、東京アニメアワードフェスティバル(TAAF2015)では優秀賞を受賞するなど、国内外で大きな話題作となった。



●実力派製作陣による「宮崎駿監督作品」に影響を受けた名作
監督を務めたのは、フランスを代表するアニメーション映画監督のミッシェル・オスロが手掛けた『アズールとアスマール』でアニメーターとしてデビューした脚本家兼監督のアレクサンドル・へボヤンと、冒険ものやコメディ、アクション作品を得意とする脚本家兼監督のブノワ・フィリポン。日本のアニメーション、特に宮崎駿監督作品に多大な影響を受けたと語る2人を中心に、ハリウッドでも活躍するアニメーターなど精鋭のスタッフが集結し、3Dと2Dアニメーションを見事に融合させたファンタジー・アニメーションが誕生したのだ。

●豪華日本語吹き替え版声優を起用
さらに、日本版声優には、主人公ミューン役に歌手、ドラマーとしても活躍中の大橋彩香、自信家でマッチョな“太陽の守護者”ソホーン役に小野友樹、“蝋”でできたヒロイン・グリム役を武藤志織が担当するなど、今大人気の若手実力派声優が勢ぞろいし、そして、日本語吹替版エンディングには中国出身のトリリンガル・シンガー、Julie(ジュリ)による書き下ろし楽曲“Rescue me”が起用され、作品のクオリティを後押しし話題となった。ハリウッドの大胆さとヨーロッパのきめ細やかさ、そして日本への情景が奇跡的に結実した『ミューン 月の守護者の伝説』を、ぜひブルーレイとDVD、デジタル配信でお楽しみに!



【PRODUCTION NOTE】※一部抜粋
●宮崎駿のイメージと細田守の表情設計に学ぶ
フィリポンとヘボヤンは異口同音に「日本のセルアニメーション、特に宮崎駿監督作品に多大な影響を受けた」と語っている。確かに『もののけ姫』の神秘的な森やシシ神=デイダラボッチのイメージは、本作の夜の世界の神殿に被って見える。ミューンの操る糸を吐く蜘蛛たちのデザインは『となりのトトロ』(1988年)、『千と千尋の神隠し』(2001年)に登場するススワタリに似ている。

言うまでもなく日本は2Dセルルックアニメーション量産大国である。本作の作画は3DCGがメインであるが、夢のシーンは2Dセルルックの手描きで制作されている。手描きパートのみ、ゴブラン出身のアニメーターが集うスタジオ「ラ・カシェット」に外注されたという。また、キャラクターデザインも目鼻のパーツの凹凸を陰影でぼかすだけでなく、わざわざ手描き風の輪郭線を残して表現している。
背景美術も写実そのものでなく、平面的で樹木の葉も厚みが強調されていない。これらは、オスロ監督の半立体画風と、日本の2Dセルルックを融合させたものと言えそうだ。

ヘボヤンによると、とりわけヒロインのグリムのデザインと表情の作画について、細田守監督「おおかみこどもの雨と雪」(2012年)をかなり参考にしたとのことだ。大きな眼に小さな鼻と口を持つ細身のヒロイン像には、言われてみれば「おおかみこども~」の母・花や娘・雪の面影がある。同作品のキャラクターデザインは貞本義行である。

『ミューン 月の守護者の伝説』
11月16日(水)ブルーレイ発売/デジタル配信開始
© 2014 ONYX FILMS-ORANGE STUDIO-KINOLOGY
発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン

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