義兵たちの戦いは革命だ!BS日テレ「緑豆の花」第26-最終回あらすじと見どころ:命が尽きるまで~兄弟の運命

2023年08月03日14時30分ドラマ
©SBS

チョン・ボンジュンはイガンに、“戦争”は憎悪が生み出すが、義兵たちの戦いは愛が生み出す“革命”だと教えた!チョ・ジョンソクソンとユン・シユンが異母兄弟で共演する本格時代劇「緑豆の花」(全30話)、BS日テレで再放送の8月4日(金)からの第26話~第30話(最終回)のあらすじを紹介、Youtubeにて日本版予告動画が公開中だ。

※8月11日からは、ハ・ジウォン、チュ・ジンモ、チ・チャンウクの豪華スターの共演で贈る大ヒット作。14世紀、モンゴル帝国の中国領だった元に服属していた朝鮮半島の王国・高麗(コリョ)時代を舞台に、元への貢女(高麗が貢ぎ物として元に差し出した女性)という境遇から皇后にまで上り詰めた女性、奇皇后の壮絶な生涯を描いた作品「奇皇后」を放送する。



「緑豆の花」は1894年、東学農民革命(甲午農民戦争)の歴史の中で農民軍と討伐隊に分かれて戦わなければならなかった異母兄弟の波乱万丈なヒューマンストーリーを描いたドラマ。
【「緑豆の花」を2倍楽しむ】では各話ネタバレ(全24話版)あらすじと見どころ、時代背景、迷子にならないための人物紹介などまとめている。
今回紹介するのは、全24話版の21-24話のネタバレあらすじを参考にされたい。


■キャスト抑えておくべき13人と相関図
ペク・イガン役:チョ・ジョンソク
ペク・イヒョン役:ユン・シユン
ソン・ジャイン役:ハン・イェリ
チョン・ボンジュン役:チェ・ムソン
ペク・カ/ペク・マンドク役:パク・ヒョックォン
ファン進士/ファン・ソクジュ:チェ・ウォニョン
ファン・ミョンシム役:パク・ギュヨン
ボドゥリ役:ノ・ヘンハ

■第26話「命が尽きるまで」
牛禁峠に陣を敷いた討伐軍を東学軍が包囲し、ここが勝負どころと義兵たちを鼓舞したボンジュンは、総攻撃を命令。波のように押し寄せる義兵に討伐軍は圧倒されるが、彼らが手にする武器は竹槍と刀がほとんどで最新鋭の武器を備える討伐軍にはまったく歯が立たない。イガンの目の前で一緒に戦ってきた仲間たちが命を落としていく。予想以上の大敗に東学軍指導部では解散を主張する声が高まり、ボンジュンは決断を迫られる。
惨敗の後の東学軍たちの様子が描かれた。都接長ソン・ボンギルの裏切りから始まった“革命”は仲間たちの裏切りで主導者たちが殺害、逮捕される。吐血しながらも武田が持ち込んだ商談を喜ぶボンギル。そんな父にジャインは、朝鮮人の血で儲けた金で棺を満たしてやるから、まだ死ぬなと嫌みで責めることしかできない。
※この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識は21話22話ネタバレ/全24話版で紹介。


緑豆の花©SBS■第27話「東匪掃討」
牛禁峠での惨敗後、生き残った義兵たちは散り散りになって逃亡し、討伐軍は残党をしらみ潰しに殺害していく。危機感を抱いたペク・カの妻チェ氏はユウォルを逃がそうとするが、ユウォルは連行されてしまう。ジャインは、牛禁峠の戦いを見てもなお日本に協力する意思を変えないイヒョンをなじる。その後、東学教徒を一掃するため古阜にやってきたイヒョンは、郡守を捕らえに行った先で、縄で縛られたミョンシムと再会する。
ユウォルを助けたのはゴロツキたち。どこに連れていかれるのかもわからないまま山中に逃げ込み、岩下に隠れるがホンガに見つかってしまう。ユウォルの顔を見たホンガは、親切にしてくれた恩返しにそのまま見過ごそうとするが、勘違いしたゴロツキがホンガを殺害する。死体になったホンガを見たイヒョンは、「私が死にたくなった時に誰に頼めばいいのか」と呟く。
※この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識はは22話ネタバレ/全24話版で紹介。


緑豆の花©SBS■第28話「将軍への餞別」
イガンはジャインに、ボンギルの命の代わりに軍資金をよこすように要求する。「すべて終わった」と諦め気味のジャインに、イガンはまだ諦めていないと伝える。そしてイヒョンを自分の手であの世に送ると誓う。ジャインは、牛禁峠で目撃した惨い光景から生きる希望を失っていたが、イガンの強い意志に心を動かされてやり直すことを決意する。一方、兄の帰りを心待ちにするミョンシムの元に、ファン進士が無言の帰宅を果たす。
やりきれない展開の中、チョン・ボンジュンとチェ・ギョンソンとの“イガン談議”のほのぼのとさせられる。生真面目すぎるギョンションをからかっても面白くないと、2人でイガンを懐かしがる。かつて“あれ”だったイガンが、革命の将であるチョン・ボンジュンに「奴が我々の証拠」とまで言わしめたのだから、すごい成長だ。弔問に来たペク・カは「ペク家と縁戚になるくらいなら廃族を選ぶ」の言葉通りになったと故人に話しかける。
※この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識と一緒に22話ネタバレ23話ネタバレ/全24話版で紹介している。


緑豆の花©SBS■第29話「1枚の写真」
1年後、ボンギルが死亡。喪主を務めるジャインの元にイヒョンが現れ、大芚(テドゥン)山で拾ったイガンの革手袋を置いていく。その後、イヒョンは古阜郡守に就任。ボンジュンらの裁判が始まる前、イヒョンはボンジュンに大院君の指示だったと自白するように促すがボンジュンは応じず、判決が下される。人々がボンジュンの姿を記憶にとどめることができるようにというジャインの計らいにより、移送されるボンジュンの写真が撮影される。
日本の狙いが開港や朝鮮を守ることではなく、日本の領土にするための侵略だったとイヒョンが気づく。遅きに失した“気づき”を前に、「どうすればいいのか?」とチョン・ボンジュンに訊いても答えがもらえないイヒョン。漢陽への道中、チョン・ボンジュンとイガンの会話。
※この回の詳しいあらすじと見どころについては23話24話(最終回)ネタバレ/全24話版で紹介。


緑豆の花©SBS■第30話(最終回)「緑豆の花」
チェ氏が、イガンが生きていることをペク・カに話してしまい、ついにイガンが捕まる。一方、ボンジュンらの処刑の時は刻一刻と近づいていた。最後に「死んでもこの国を見守り続ける」と言い残して、ボンジュンらは処刑される。ペク・カは弟のために自ら命を絶てとイガンに言い渡す。イヒョンは獄中のイガンに会い胸に去来する思いを打ち明けたのち、最後の晩餐だと言って包みを置いていくが、中に入っていたのは…。
獄を挟んだ兄弟の会話。イヒョンが少年時代の嘘を告白。ここで流すイヒョン役ユン・シユンの涙が絶品!号泣でもなくすすり泣きでもなく、取り返しのつかない後悔の涙…この回最高の見せ場だ。それにしてもボンジュンはイヒョンの心に潜む“鬼”を早くから見抜いていたのか?そんなボンジュンが後を託したイガン。畑で師弟で会話した11話の映像がもう一度見ることができる。またイヒョン役ユン・シユンが韓服に戻り、ラストでイガン役チョ・ジョンソクの短髪、洋装も見られる。
※この回の詳しいあらすじと見どころ、最後に登場するキム・チャンス(後の金九)については>24話(最終回)ネタバレ/全24話版で紹介。
また、気になるドラマのその後は最終回考:ドラマのその後は、ユン・シユンの悲しい幻想通りに…で解説している。


BS日テレ「緑豆の花」番組サイト
 2023年6月30日-8月10日 月-金13:00-14:00 再放送
 2022年8月24日-10月4日 月-金13:00-14:00
予告編

kandoratop【作品詳細】【「緑豆の花」を2倍楽しむ】