【SPネタバレ】上野樹里「監察医 朝顔2022スペシャル」時任三郎の「元気でな」の一言に号泣!

2022年09月27日15時57分ドラマ
@フジテレビ

2022年9月26日(月)よる9時からフジテレビ「監察医 朝顔2022スペシャル」が放送された。朝顔(上野樹里)と桑原(風間俊介)が優しく平(時任三郎)のことを説明するシーンが涙!TVerにて見逃し配信を実施中だ。



2019年7月期に第1シーズン、2020年10月期・2021年1月期と2クール連続で第2シーズンをフジテレビ月9枠で放送し大人気となった「朝顔」が一年半ぶりに戻ってきた。最終回からのその後を描く「監察医 朝顔2022スペシャル」が2022年9月26日に放送された。

1年半の月日が経ち、次女・里美(中村千歳)が誕生し、一層にぎやかな日常を過ごしている。幼い里美に手がかかるため、朝顔(上野樹里)も桑原(風間俊介)は朝からてんてこ舞いだ。幼い子供を育てている視聴者に多くの共感を覚えさせるシーンでドラマは開始された。妹の誕生を心待ちにしていたつぐみ(加藤柚凪)だが、つい、わがままをいって自分のことも見てほしいと駄々をこねてしまう。「朝顔」の第1シーズンから見ている視聴者は幼かったころの加藤柚凪を思い出してその成長に驚く。

忙しさに怒りだすこともなく対処する朝顔だが、一番の不安は父親・平(時任三郎)のことだ。つぐみが抱きついてもわからず、冷静にその手を振りほどく。そんな平をみて「じいじ、元に戻るよね?」と心配げな表情を見せるのが切ない。「もとのじいじに戻るよね?」という問いは涙無くしては見れない。

施設に入るために仙の浦にやってきた朝顔一家。ラストラストのシーンで、平と朝顔が二人並んで家族が遊んでいる海を見る。そこに母親・里子(石田ひかり)のまぼろしをみる。平は正気に戻った表情で「朝顔、元気でな」と言った。このシーンも涙無くては見られない切ないシーンとなった。

■ネタバレあらすじ
里子(石田ひかり)の遺体の一部と対面を果たした朝顔(上野樹里)と平(時任三郎)。終わりのない悲しみを互いに癒やしながら、次女・里美(中村千歳)が誕生し、一層にぎやかな日常を過ごす。しかし、2人の育児や認知症が進行した平の様子に朝顔の心は落ち着かない。

一方、真也(風間俊介)が野毛山警察署へ戻ってきた。歓迎ムード一色かと思いきや、昇任試験を経て警部となった真也が山倉伸彦(戸次重幸)の上司となり、強行犯チームでは気まずい雰囲気が漂っていた。

そんな折、同時にひき逃げされたとみられる男女の遺体の解剖依頼がくる。朝顔たちが事故現場に到着すると、高齢男性は所持品から身元がすぐに判明していたが、中年女性は靴すら見つからない状況だ。高齢男性の服はすべて名前と住所が記載された布がついていた。警察は認知症を疑ったが、朝顔が話して、男性は東京大空襲を経験し、身元不明の死体をいくつも見てきたため、自分がそんなことにならないようにとつけていただけで認知症ではなかった。

中年女性は、つぐみの同級生・岸川聡(佐藤遙灯)君の母・由美子だとわかった。小学生のが目撃していたのだ。聡は母親が車にひかれるのを見たという。聡は朝顔の家でいったん預かるが、里美をみて「妹がいるから」と言って涙をみせる。高齢男性は自動車事故で間違いないが、由美子は解剖からみても、事前に別の事故にあっていた可能性があることがわかった。新聞記者の中には育児ノイローゼで自殺したのではないかという意見もあった。

朝顔は真相を知るために、交通課の鈴井(速水もこみち)の反対を受けつつも、現場にもう一度行き、調べる。部屋には睡眠薬があったが、解剖の結果では何も検出されなかった。由美子が学生時代に陸上選手だったこと、腰の怪我を負ったことがあったこと、ベランダにあるはずの物干しざおが落ちていたことから、朝顔は、高齢男性がいるのに危険な運転をしてきた車をみて、助けようとしたのではないかと考えた。そのためにベランダから物干し竿を使い、棒高跳びの要領で飛んだが、失敗したのではと。聡が嫌いで自殺したのではない。高齢男性の遺族も由美子の夫、聡も涙にくれた。

自動車を運転していたのは暴力団の構成員で薬物中毒だとわかった。薬物を摂取した状態で運転していた。被害者に肩入れし過ぎなのではと悩む朝顔に茶子(山口智子)は寄り添う。そして、監察医は今生きている人のための仕事だという。

家にもどった朝顔は平が使っているパソコンのデスクトップ上にある「朝顔へ」というメモを読んでしまう。そこに書かれていることを見ると涙が止まらない。平の認知症が進んでいた。音に敏感な平はつぐみが「じいじ、今日はカレーだよ」と喜んで伝えると「うるさい」と一喝してしまい、つぐみは泣き出してしまう。その夜、里美が来たから平が病気になったんだといいだした。里美なんていらないというつぐみを叱るとつぐみは平の元に駆け込む。泣いてすがるが、平はことの次第がわからない。

朝顔と桑原はつぐみに、つぐみのことがいかに大切かを伝え、朝顔は平が元気だったころに書いたメモを読みだした。桑原には残す家族のことを託し、里美には元気ですくすくと育つように、つぐみにはいかに大切かと約束を守れないことを悲しいといい、自分が嫌われる前に別のところで暮らしたいと伝える。朝顔には生まれた日のことを細かく覚えていること、人の家の朝顔をみて女の子が生まれると確信したこと、名前は朝顔という名前にしたことをつづり、行きたい施設を託していた。そこは里子のふるさとである仙の浦の介護施設だった。朝顔はその願いをかなえるために、桑原とつぐみの意見を聞く。3人は平の願いを聞くことにした。

そして5人での最後の家族旅行として仙の浦を目指す。平も微笑みながら列車に乗る。平は何年か前まではボートにのり、海の捜索をしていた。最後にもう一度船に乗る。朝顔は施設に行き、説明を聞く。迎えに来ていた美幸(大竹しのぶ)は、「幸せな時間は短いね」という。

祭りを見ながら朝顔は平に「お父さん、離れてたくない」というが、平は「ありがとう」と口を動かす。海を見に行った一家。朝顔は平の隣に座り、海を見る。そこには母親の里子の面影があった。平は朝顔に「朝顔、元気でな」と伝えた。

フジテレビ 9月26日放送「監察医 朝顔2022スペシャル」。出演:上野樹里、時任三郎、風間俊介、加藤柚凪、山口智子、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES)、三宅弘城、杉本哲太、板尾創路、平岩紙、大竹しのぶほか。番組公式Twitterアカウントは「@asagao2_2020」。PR動画は番組公式Twitterにて公開中。

フジテレビ「監察医 朝顔2022スペシャル」番組公式サイト

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