監督へ賛辞の嵐!『アフター・ヤン』コリン・ファレルとヘイリー・ルー・リチャードソンのインタビュー映像解禁!

2022年10月22日14時00分映画

A24× コゴナダ監督× 坂本龍一× Aska Matsumiyaがタッグを組んで、近未来を舞台にした切なく美しい物語『アフター・ヤン』が好評公開中だが、本日主演のコリン・ファレルと、コゴナダ監督初長編作から連続出演となるヘイリー・ルー・リチャードソン、それぞれのインタビュー映像が到着した。

『アフター・ヤン』は、小津安二郎監督の信奉者としても知られる韓国系アメリカ人のコゴナダ監督が、気鋭のスタジオA24とタッグを組み、派手な視覚効果やスペクタクルに一切頼ることなく、唯一無二の未来的な世界観を構築した作品。さらにオリジナル・テーマ曲を敬愛する坂本龍一に依頼し、音楽を手掛けたAska Matsumiyaの美しいアレンジに加えて、岩井俊二監督作品『リリイ・シュシュのすべて』で多くの映画ファンの胸に刻まれた名曲「グライド」を、Mitskiが歌う新バージョンで甦らせた。



コリン・ファレルは、台本を読んだ瞬間から本作の魅力にのめり込んでいい、コゴナダ監督については「繊細で洗練された人」と評し、「派手な音楽を盛り上げたりして観客をごまかそうとはしない。独特な余白がしっかり残されている。余白で何をするかこそ監督が大事にしていることだ」と分析。さらに、「彼は映画オタクで映画の技術や歴史についてとても詳しい。ビデオエッセイも作ってる人だ。あらゆる映画監督の映像的な技法を解説していて芸術的な信頼を得ている。他の監督が表現の説明を加えることもある。余白や構成に意図が込められていて無意味な演出は一切ない」と監督の類い稀なセンスの源を紐解く。そして、監督との仕事は「初日から一緒に働くのがとても楽しかった。この仕事をして20年になるけどコゴナダ監督との仕事は最高の経験のひとつだ」と満足そうに語ってくれた

はじめは監督から脚本を渡されるもキャスティングの意図は伝えられず、感想のみを求められたというヘイリー・ルー・リチャードソン。実は台本読みが苦手だという彼女だが、本作については「他のことはそっちのけで一気に読んだ。私には珍しいことだと思う。いろいろなテーマが詰め込まれていて監督のすごさを再認識した」と明かし、「独自の世界観があって静的で美しかった。(前作『コロンバス』と)今回の世界観はまったく違うのに、監督で脚本家であり人間としての監督の声が見事に反映されている。すごい。感動した。本作のさまざまな問いについて考えさせられ、どうしてもエイダを演じたくなった。それで“エイダをやらせて”とメールした」と監督との親密な様子も伺えるエピソードを交えて脚本を絶賛。さらに、インタビュー終わりには自ら「監督への愛を語っても?」と提案。「とにかく監督の話を1日中していたい」「文字通りコゴナダ監督が大好き。監督が作る作品なら何でも出演したい」「コゴナダ監督と一緒に過ごすことは心が満たされるすばらしい経験」と溢れんばかりの監督愛を披露してくれた。



■あらすじ
建築学者の父が倒れたという報を受け、韓国に移住していた息子のジンはモダニズム建築の街として知られるインディアナ州コロンバスを訪れる。父との確執から建築に対しても複雑な思いを抱いており、コロンバスに留まることを厭うジンが出会ったのは、薬物依存症である母の看病のため夢を諦めてコロンバスに留まりつづける図書館員のケイシー。ふとしたことをきっかけに出会った、どこまでも対照的な二人の運命が交錯し、建築を巡り、語ることで、それぞれの新しい人生に向かって歩き出す…。

■作品概要
監督・脚本・編集:コゴナダ
撮影:エリシャ・クリスチャン 美術:アドリアーン・ハルスタ 衣装:エミリー・モラン 音楽:ハンモック
出演:ジョン・チョー、ヘイリー・ルー・リチャードソン、ロリー・カルキン、パーカー・ポージー、ミシェル・フォーブス
2017年|アメリカ|103分|原題:Columbus
配給:ブロードウェイ ©️2016 BY JIN AND CASEY LLC ALL RIGHTS RESERVED.

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