チュ・サンウク主演「太宗イ・バンウォン(原題)」第7話・第8話あらすじ:チョンモンジュの最期と継母の企み

2022年10月31日10時00分ドラマ
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チョン・モンジュを殺害しようとしたバンウォンだったが…KNTVで日本初放送の韓国本格時代劇「太宗イ・バンウォン(原題)」(全32話)10月30日(日)の第7話と第8話の詳しいあらすじと見どころをご紹介、日本版予告動画も番組公式サイトで公開している。。

詳しいあらすじを知りたくない方は、見どころと※豆知識をご覧になって、あらすじは確認用にどうぞ。また、次の土曜日に再放送するので、見逃した方はチェックをお忘れなく!

「太宗イ・バンウォン(原題)」は朝鮮王朝の礎を築いた第3代王“太宗”となるイ・バンウォンの生涯を新たな視点で描く本格時代劇だ。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、時代背景や登場人物とキャストの紹介などまとめている。



■キャストイ家の家族・俳優紹介
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
 ほか

■第7あらすじ※豆知識
寝入ったチョン・モンジュン(チェ・ジョンファン)を殺そうとしたバンウォン(チュ・サンウク)だったが、師匠を手にかけることができず、涙ながらに「父イ・ソンゲの行く手を塞がないでほしい」と頼む。だが、チョン・モンジュは1枚の手紙を残して開京に帰っていく。

チョン・モンジュと志を同じくするイ・セク(ナム・ミョンリョル)らが朝廷に戻る。コンヤン王(パク・ヒョンジュン)はチョン・モンジュを守侍中に昇進させ、イ・ソンゲを判門下事に任命。そしてイ・ソンゲに明から帰国中の世子の出迎えるために黄州(ファンジュ)ヘ向かうよう命じる。チョン・モンジュは、大業への未練は捨てるよう最後通告するが、イ・ソンゲは聞き入れない。

イ・ソンゲの妻カン氏(イェ・ジウォン)は、なんとしてもチョン・モンジュを殺害しなければ大業が果たせないとバンウォンの妻ミン氏(パク・ジニ)に話す。カン氏の焦りは、イ・ソンゲが王になれば自分が王妃になれると計算してのこと。すでに高麗に見切りをつけたカン氏を警戒するミン氏。

黄州で世子出迎えの任務を終えたイ・ソンゲは、義弟イ・ジラン(ソン・ドンヒョク)たちと狩りに出る。そこでチョン・モンジュの処遇を巡り口論になる。その後、狩りが始まるが、イ・ソンゲの乗った馬が何かに驚き、その拍子に落馬したイ・ソンゲは岩に頭を打ち付けて流血、意識を失くす。知らせを受けてカン氏と息子たち、ミン氏も駆けつける。

イ・ソンゲの落馬事故を知ったチョン・モンジュたちは、千載一遇のチャンスとばかりにチョン・ドジョンの罪をでっちあげ、それに関与したとナム・ウンたちイ・ソンゲ派の大臣を芋づる式に罪に問い、配流する。黄州でこれを知ったカン氏は、頼りになるのはバンウォンしかいないと墓守する彼を迎えに行かせる。妻である自分に相談もなく夫を呼び寄せたことで、ミン氏は不快感を露わにする。

イ・ソンゲが何の行動も起こさないことで、怪我が重篤だと考えたチョン・モンジュたちは、後に禍根を残さないためにも捕えたイ・ソンゲ派の大臣たちを処刑をしてしまおうと考える。

一方、イ・ソンゲの健在を知らしめるために、父を開京に連れて帰るべきだと提案するバンウォン。最初は反対した兄たちだったが、他に策はなくバンウォンに従うことに。道中、意識が戻った父にバンウォンは起き上がって健在ぶりを見せてほしいと励まし、イ・ソンゲは痛みをこらえて輿に座って都入り。

イ・ソンゲの生存を知ったコンヤン王は怯え、罪人たちの即刻処刑の教書を出すことをためらう。どうにか尋問の許可を取り付けたチョン・モンジュは、一刻も早く罪人たちに罪を自供させて処刑するよう指示する。一方、無事屋敷に戻ったイ・ソンゲはバンウォンの行動を誉めるものの、あとは父に任せて墓守に戻るよう告げる。バンウォンは今回のチョン・モンジュのやり口は残忍で、父の友は政敵になったと訴えるが、それでもイ・ソンゲはチョン・モンジュの殺害を認めない。

イ家の家族たちは誰もがチョン・モンジュを殺害すべきと考えるが、実行する者はいない。ミン氏はバンウォンが早まった行動に出ないように忠告するが…。その頃、刑場ではチョン・ドジョンたちが酷い拷問にかけられていた。

■第7話見どころ
前回ラストで短刀を振り上げたバンウォン。歴史に詳しい時代劇ファンならチョン・モンジュがここで死ぬはずはないと察したはず。その見立て通りに始まった第7話は、残虐になっていくチョン・モンジュに対して、イ・ソンゲは相変わらず彼を守ろうとする。第8話の予告動画でいよいよチョン・モンジュの最期が描かれるようだが、イ・ソンゲとバンウォンの間の溝はどう描いていくのか。

太宗カン氏(イェ・ジウォン)これまで一枚岩だった嫁ミン氏と姑カン氏の間にわだかまりができはじめるのもこの回。第一夫人亡きあと、イ・ソンゲが王位に就けば王妃になるカン氏。一方、父ミン・ジェ(キム・ギュチョル)から、イ・ソンゲはバンウォンを世子にするつもりだろうから、くれぐれも父に逆らうことのないようにと釘を刺されていたミン氏。嫁姑共に願いはイ・ソンゲを王にすることだが、その先にある夢の“世子の席”に座らせたいのは違うようだ。



■第8話※豆知識
チョン・モンジュ殺害を決意したバンウォンはイ家の私兵たちを連れて都堂に向かう。見せしめのために白昼堂々とチョン・ドジョンを殺害するつもりだった。だが、チョン・モンジュは死を覚悟してイ・ソンゲに会いに行っており、すれ違いとなる。
※都堂(トダン):すべての政治と全役人を統括する最高の行政官庁。朝鮮王朝で言うところの議政府。

イ・ソンゲと向き合うチョン・モンジュ。彼の表情から王とうまくいっていないと察したイ・ソンゲは「とことんやって、それでもだめなら私の元に来てほしい。新しい国で共に生きよう」と話す。チョン・モンジュは、「自分が儒学者でなければ、王になったイ・ソンゲに仕えたかもしれない」と、寂し気に席を立つ。屋敷を出たチョン・モンジュを待ち伏せする私兵たち。イ・ソンゲの腹心チョ・ヨンギュが橋まで追い詰め鉄槌で殴殺する。
※実在した鄭夢周が殺害されたのは1392年4月26日。開京の善竹橋でのこと。

チョン・モンジュを殺害させたバンウォンは父の前に跪く。命令に背いた息子の胸倉をつかんだイ・ソンゲは、「父とは呼ぶな」と激怒し、「父上のため、家門のためにやった」と縋るバンウォンを屋敷から追い出す。ミン氏はバンウォン単独の行動ではないはずと、カン氏に取り成しを頼み、カン氏は必ずイ・ソンゲを説得すると約束するが…。友の死に嘆き悲しむイ・ソンゲを叱咤するカン氏は、拷問に遭って生死をさまよっている同志の為にももう一度立ち上がるようにと夫を抱きしめて慰める。

チョン・モンジュの無残な最期がコンヤン王に届く。その名を呼んで号泣するコンヤン王の前にイ家の次男バングァが現れ、罪なき大臣たちを殺害しようとしたチョン・モンジュを我らが処断したと報告。そして罪人たちの釈放と、諫官キム・ジニャンの尋問の許可を申し出る。すでに反イ・ソンゲ派の大臣たちは逃げ出した後、王はバングァの言いなりになるしかない。チョン・ドジョンたちは釈放され、イ家に向けられる非難をかわすために、チョン・モンジュを逆賊として市中にさらし首された。ところがこのことがまたイ・ソンゲを怒らせ、バングァたちも屋敷から追い出される。父の予想以上の怒りに戸惑う兄弟たち。
※諫官:王に対して忠告し意見を述べることができる役職。

息子たちに失望したイ・ソンゲ。カン氏は夫を慰めながら、「成長した猛獣は親をも襲うもの」の言葉で夫の息子たちへの怒りを巧みに増幅させる。

その頃、兄弟はバンウォンの家に集まり、今後の対策を講じる。これまでバンウォンを妬んでいたバンガンまでが、弟を誉め兄として謝る。話の中でチョン・モンジュを晒し首にしたと聞いたバンウォンは、殺害現場に駆け付ける。かつての師の無残な最期に責任を感じるバンウォンは泣き崩れる。そこに現れたチョン・ドジョンはバンウォンのお陰で釈放されたと礼をいって、イ・ソンゲを王にして新王朝を拓くと約束する。そしてバンウォンの功績は忘れないとも。

チョン・ドジョンはさっそくイ・ソンゲの説得にあたるが、こんな強引なやり方で王になるつもりはないと首を縦に振らない。門の外ではバンウォンたち兄弟4人とミン氏が門前払いされていた。一緒に責任を取ると言った継母カン氏を信じて待つことにしたバンウォンだったが、屋敷の中ではカン氏は着々とある計画を進めていた。

まず、朝廷内で自分の味方を増やし、自分が生んだ子供たちを田舎から呼び寄せ、息子たちに裏切られたとふさぎ込むイ・ソンゲを笑顔にさせるのだった。

■第8話見どころ
韓国では第7話の7.4%から3ポント近くも視聴率が上昇した第8話は、冒頭から名場面が続く。共に夢を見たかつての同志で友でもあるイ・ソンゲとチョン・モンジュの静かな別れが悲しい。

私兵たちとチョン・モンジュの市中の細い道を馬で激走するシーンはなかなかの見ごたえだ。一方で、チョン・モンジュの死が意外とあっさりと描かれており、スポットは残されたイ・ソンゲの嘆きに当てられたことで、カン氏の企みが際立った。イ・ソンゲを王にするために強引なチョン・ドジョンに対して、カン氏のやり方は実に巧妙。我が子を使って夫を癒し、「どんな決心でも従います」と殊勝な言葉と「宿命」の言葉で夫の消えかけた夢に火をつける。果たしてバンウォンが義母の裏切りに気づくのはいつか?

日本初放送 10月9日(日)スタート
毎週日 20:00~22:10 ※2話連続放送
再放送 毎週土 11:30~13:40 ※2話連続放送

※主演チュ・サンウクの独占インタビュー番組「太宗イ・バンウォン」インタビューSPを日本初放送。
 11月3日(木・祝)深1:30~2:00
 11月5日(土)後4:00~4:30
 12月26日(月)後1:30~2:00

KNTV「太宗イ・バンウォン(原題)」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】



■視聴方法
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