NHK「DOC あすへのカルテ」第6話でリッカルドの辛い過去と アンドレアの関係が明らかに!ネタバレと第7話のあらすじと予告

2022年11月14日10時37分ドラマ
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11月13日(日)「 DOC(ドック)あすへのカルテ 」(NHK総合、夜11時)第6話は10年前のアンドレアとアニェーゼの仲睦まじい姿にホッコリさせられた。翌週はFIFAワールドカップカタール カタール2022が放送されるため、11月27日に第7話の放送が予定されている。NHK番組公式サイトで予告動画とインタビュー動画を公開、NHK+で最新話を見逃し配信中だ。



「DOC(ドック) あすへのカルテ」は、イタリアの病院で医長を務めていた実在の医師の実話をもとに制作されたオリジナルドラマ。過去12年間の記憶を失った主人公アンドレアが、医者から患者へと立場が変わったことに戸惑いながらも、1人の男として、そして医師としての人々の人生に関わりながら、自らの人生を再建していくヒューマンストーリーだ。

11月13日に放送された第6話「岐路」で、10年前のミラノが舞台となった。アンドレアとアニェーゼは仲睦まじく、マルコもエンリコも若々しい。さらに研修生時代の初々しいジュリアとロレンツォも加わり、じつに華やいだ雰囲気の中、アンドレアとマルコの医長の座をめぐる競走が勃発する。2人はそれぞれの方法で少年リッカルドの病気の原因を探るため奮闘するが、病気の原因を突き止めたうえ、失意のリッカルドを慰めた手腕が認められたアンドレアが医長の推薦を勝ち取った。

第1話でアンドレアとリッカルドに何か秘密のつながりがあると匂わされていたが、それが、医師と患者の関係だったとは驚かされた。リックことリッカルドが「歩けないなら飛べ!」というアンドレアの言葉と右足のないヒーローのフィギアを今も大切にそばに置いているシーンにじんわりとした。ジュリアが恋人だと打ち明けていないことも気になっていたが、今後はリッカルドがアンドレアに2人の関係を打ち明けるかどうかも気にかかってくる。

アンドレアが望む子宮筋腫の治療か、自分の心身の健康を考えた子宮摘出かの難しい選択を迫られたアニェーゼ。治療手術に付き添うと言っていたアンドレアは仕事を優先させてしまい、今後もどこまで寄り添ってもらえるかわからない状態ということもあり、アニェーゼは最も体に負担が少ない子宮摘出を選ぶ。アンドレアは患者であるアニェーゼの選択を尊重し、苦悩する彼女を気遣い海につれていき、変わらぬ愛を誓う。愛する人の心にしっかりと寄り添っていくアンドレアが、マッティアの死後に何故あんなにも激変してしまったのか…まだ明かされていない原因があるのかもしれない。

次回第7話の放送は一週空いて11月27日に放送が予定されている。第7話では、アンドレアの娘カロリーナが突然意識を失い病院に運ばれてくる。入院後に喀血し、様々な症状からアンドレアとアニェーゼは、カロリーナが薬物中毒ではないかと疑うまでに…。そして、カロリーナが抱えている問題が明らかになった時、アンドレアはマッティアの死について更なる事実を知ることになる。

■前回:第6話 「岐路」ネタバレあらすじ
10年前のミラノ。アンドレアは、アグネーゼと子供たちとともに幸せに暮らしていた。そんな中、パンドルフィ内科医長が引退することになり、次期内科医長の候補に上がったアンドレアとマルコの競争は激しくなっていた。

ある日、ギリシャの海岸で骨折して内科に運ばれてきた少年リックは、飛行機で帰国してすぐ治療中に呼吸困難になる。さらに翌日、検査の途中に心停止を起こすが、アンドレアとマルコの迅速な措置によって助けられる。遺伝的な要因も考えられたが、リックの母親は心疾患の家系ではなく、潜水士をしていたリックの父親は水中で亡くなっていた。父のこともあってか、母はリックはダイビングはしていないと証言する。

一方、アニェーゼに子宮筋腫が4つ見つかり、診察の結果、摘出手術を受けるよう告げられるが、三人目の子供を望むアンドレアは、子宮を温存できる措置を希望する。温存のための治療手術が行われる日、リックの容態が急変し、アンドレアはアニェーゼに付き添えなかった。アニェーゼは治療中に輸血を必要とする出血を起こす。アンドレアは付き添えなかったことを詫びるが、リックの治療に頭が一杯で、不安を抱えるアニェーゼに気づけないでいた。

リックは、母の新しいパートナーの娘・マリアと恋をしているが、そのことを母に伝えられないでいた。2人は3年後に結婚するという約束まで交わしており、ギリシャ旅行中に2人だけの秘密を持っていた。リックの心疾患の原因はなかなかみつからず、アンドレアがエンリコに相談にいくと、相談する時間があったら患者をしっかり見るべきと助言される。

アンドレアはリックの骨折した右足の壊死が悪化していることに気づき、リックとマリアの秘密に鍵があると気がつく。2人は親に内緒で、無許可の業者を利用してスキューバダイビングを行っていた。業者からなんの告知を受けておらず、ダイビングの後にすぐ飛行機に搭乗したため、減圧症を患ってしまったのだ。右足の壊死は重篤で、リックは切断手術を余儀なくされることとなった。

アニェーゼは今後の治療への負担を考え、子宮摘出を決めたことをアンドレアに伝える。アンドレアは仕事を優先してアニェーゼに寄り添えなかったことを反省し、彼女の意志を尊重することに。そして、アニェーゼを思い出の海へ連れていくと、彼女から子供たちには状況を知らせないようにしてほしいと頼まれる。

右足と恋人を失い、落ち込んでいるリックを、海に連れて行ったアンドレアは、これまでとは違うが、楽しい人生を送ることはできると教える。無断でリックを連れ出したことが病院で問題になっていたが、リックの減圧症を発見したこと、リックを前向きにさせたことなどが目に留まり、医長はアンドレアを推薦すると公言した。

アグネーゼの手術当日、アンドレアは子供たちに手術の心配をさせないため、パリのユーロディズニーに向かって出国。マッティアは、乗り物酔いのような症状をみせるが、そのまま搭乗し、パリに到着したあと症状が悪化、病院に運ばれるが、心停止に…。

そして現在。薬物療法をやめたいというアンドレアに、エンリコは自分の状態を過小評価せずに、助けを求めるべきだと助言、アンドレアは親友エンリコの意見を受け入れ薬物療法を続けることにする。自分はいつまでも病人らしいとリッカルドに愚痴るアンドレア。リッカルドはアンドレアを慰めるように肩を軽くたたいた。

■次回:第7話 あらすじ
アンドレアの娘・カロリーナが公園で勉強中に気絶し、病院に運ばれてくる。カロリーナの症状からアンドレアとアニェーゼは娘の薬物中毒を心配するのだが…。

■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
マルコ・サルドーニ:ラファエレ・エスポジト(声:星野貴紀)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリーザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ほか

原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2020年 イタリア

【放送予定】 総合 毎週日曜夜11時 2022年10月9日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]

NHK「DOC(ドック)あすへのカルテ」番組情報サイト
YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」吹替版予告編 
YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」字幕版2分30秒予告編