仲章・生田斗真の“寒い”にSNS大盛り上がり!「鎌倉殿の13人」第46話で小池栄子が尼将軍へ! 第45話ネタバレと予告

2022年11月28日10時37分ドラマ
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11月27日(日)に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)第45話「八幡宮の階段」で“実朝”柿澤勇人が退場!12月4日(日)放送の第46話「将軍になった女」で“尼将軍”小池栄子が誕生!予告動画は番組公式サイトで公開、NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



11月27日放送の第45話では、復讐に燃える頼家の子・公曉(寛一郎)が拝賀式を終えた三代鎌倉殿・実朝を襲撃。その前には同じく親の敵である北条義時(小栗旬)を襲おうとしたが、直前に義時から太刀持ち役を奪っていた源仲章(生田斗真)が代わりに死亡。公曉を煽り、一時は鎌倉の頂点を夢見た三浦義村(山本耕史)は、謀反を疑われるのを恐れ、公曉を抹殺。邪魔者がいなくなり、天命に守られたと感じる義時に恐れる者はいなくなった。食えない仲章をクールに演じてきた生田斗真が、最期はヒール役らしく断末魔を叫びながら退場。「あんな声を出す生田斗真初めて見た」など憎まれ役を最後まで演じ切り、最後は怪演を見せた生田斗真に称賛の声が集まった。

一方、今や頼朝の威光を示せる唯一の人物となった政子。子と孫をいっぺんに失い悲しみの中にいる政子に、義時は非情にも頼朝の教えを受けながらまだ何もしていないと政子を追い込んでいき視聴者たちを震え上がらせた。まさに“毒を食うらば皿まで”と言わんばかりの義時と政子の関係が、切なく悲しくも、そんな2人が辿る顛末を最後まで見届けたくなるラストとなった。

そして12月4日の第46話では、朝廷V.S北条の様子が描かれる。親王を送りたくないけど北条の好き勝手にさせたくない朝廷と、北条の鎌倉を作ると宣言した義時の思惑がぶつかり合う。そして問題解決の使者として京へ行くことになるのが「蹴鞠のトキューサ」としてすでに後鳥羽上皇に認識されている北条時房(瀬戸康史)。今度は一歩間違えれば戦になりかねない大役を見事にやってのけられるか。そして覚悟を決めた政子がついに尼将軍として名乗りを上げる。

■脚本のセンスに生田斗真が脱帽
朝廷のスパイとして鎌倉に送り込まれ、実朝の拝賀式に参列する誉を受けた源仲章。まさか強引に得た太刀持ちという役が仇となって公曉に殺されることになるとは夢にも思っていなかっただろう。仲章を演じた生田斗真は、台本をもらって彼の最期の台詞が「寒い 寒いぞ 寒いんだよー!」という断末魔で終わることに衝撃を受けという。普通、やられた時のシーンは「何故だ!」「貴様!」という台詞がくるようなもの、意表を突いた最期の言葉に役者冥利に尽きると、公式Twitterで公開された“かまコメ”内のインタビューで語っている。

そして、その「寒い」には、ここで仲章の人生が終わる悲しさ、本来死ぬはずだった義時と間違えられた悔しさ、怒りがすべて集約されていたと話す生田。この「寒い」に視聴者からは「期待以上に素晴らしいヒールの最期を遂げてくれた・・・」「脚本も俳優さんもすごい」「『寒い』が“つまらない冗談”に聞こえる」などの声が集まり注目を集めた。脚本の三谷幸喜はその役者を想像して書く“あて書き”をするが、この仲章の最期の言葉を生田斗真に託した信頼と、それを承知で受け取り、見事に昇華させた生田斗真の名シーンとなった。

■前回(第45話)ネタバレあらすじ
建保7年(1219年)1月27日、ぼたん雪が降る中、鶴岡八幡宮では源実朝(柿澤勇人)の拝賀式が終了した。実朝が外へ出ると歩き巫女(大竹しのぶ)が「天命に逆らうな」と言い残し消えてしまう。大階段の下で式の様子を御家人たちが見守る中、三浦義村の前に太刀持ち役で式に参列していたはずの義時が現われた。階段横の銀杏の木に隠れている公曉が義時の命も狙っていることを知っている義村は驚いた。式が始まる前、義時は源仲章から太刀持ち役を奪われてしまっていたのだった。そこへ公曉の狙いを知らせるために北条泰時(坂口健太郎)が駆け付けてくる。すぐに式典を取りやめようと動き出そうとする泰時の腕を義時がつかんで制止した。

振り払い行こうとする泰時を時房と義村も一緒になって止めたその時、暗闇から公曉が現われ太刀持ちをしている源仲章を斬り捨てた。とどめを刺された仲章は「寒いんだよ!」と叫びながら絶命。次に公曉が狙いを定めたのは敵である実朝だった。“天命に逆らうな”という声を聞いた実朝は鞘にかけた手を外し、その瞬間に公曉に斬られてしまった。それを見ていた義時は、大階段の下から「斬り捨てよ」と号令を出し、警護の御家人たちが一斉に公曉を取り押さえようとするが逃げられてしまった。

義時はすぐに実朝の遺体を御所に移し、事の顛末を後鳥羽上皇に送るよう指示を出した。大江広元(栗原英雄)は義時の無事に胸を撫でおろし、邪魔だった仲章の死を「お陰で一つ手間が省けました」と話した。自分の代わりに仲章が殺され、義時が生き延びたことは天命であると感じていた。政子に実朝が殺されたことが知らされ、動揺が走る。実衣は公曉を討ち取り御所の正面に晒そうと主張するが、政子は頼朝と自分の血を引いているから命は助けてあげたいと考えていた。それぞれの思いが交錯する中、残された千世(加藤小夏)もやってきて涙を流した。

一方、三浦館では義村が躍起になって公曉を捕まえようとしていた。もし公曉が捕まれば三浦が謀反に加担していたことがばれてしまい、三浦は生き残れない。義時から公曉が自分を殺そうとしていたことを知っていたのではないかと問い詰められても「相談は受けたが断った」と知らぬふりを突き通した。信じてもらえなそうだったので、義村は正直に自分の気持ちを打ち明けた。一度は実朝を殺し頂点を目指そうとしたが、力にしがみつき、恨みを集め、怯えている義時を見て、取って代る夢は諦めたと打ち明けた。義時は天が味方についたから今後は好きなようにやらせてもらうと、まるで頼朝かのように話し、義村は馬から落ちないよう気をつけろと忠告するまでに止めた。

さらに義時が「私に・・・死んで欲しかったのではないのか」と問いかけると、義村は「お前を殺すことを知っていたら、公曉をその場で殺していたよ」と言ってその場を後にした。義村が三浦館に帰ると、公曉が助けを求めて来ていた。「京へ戻りたい。園城寺ならかくまってくれる。」と言って、京で態勢を整え再び立ち上がることを語る公曉。話を合わせ、段取りをつける素振りを見せながら、義村は背後から公曉を刺した。その首を御所へ持って行き、義時に検分してもらった。これで鎌倉殿の仇を討った三浦は謀反を疑われることなく生き残ることができた。

その頃、京では鎌倉での出来事を受け、後鳥羽上皇(尾上松也)が頼仁親王の鎌倉殿就任を白紙に戻そうとしていた。鎌倉でも、頼仁親王を鎌倉殿に迎えるか否か意見が割れていた。義時はもっと扱いやすい人物に鎌倉殿になってもらおうと考えていたが、親王を迎えなければ朝廷の信頼を損ねるということで、なんとか向こうから断ってもらうように画策する。その頃、失意の政子は伊豆に帰ろうとしていた。しかしそれを強く引き留める義時から、頼朝の妻だからこそ、今後もその威光を示し、力は強くなっていくと言われ、とことん付き合ってもらうと圧力をかけられる。そして義時は気乗りしない運慶を説き伏せ、義時に似た仏像を作るよう依頼するのだった。

■第46話「将軍になった女」あらすじ
実朝が死に、新たな鎌倉殿を迎えようと朝廷にお伺いを立てる義時と大江広元。実衣が野望を燃やし、三浦義村が暗躍する中、京では鎌倉への具新刊を高めた後鳥羽上皇が、藤原兼子(シルビア・クラブ)、慈円(山寺宏一)と共に今後を見据えて鎌倉へ圧力をかけてくる。一方、北条家では、思いや悩む泰時をよそに、のえ(菊地凛子)が愛息・政村(新原泰佑)を使い・・・。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第46話は12月4日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/坂口健太郎/山本耕史/菊地凛子/小池栄子ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kamakura13」。第46話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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