「科捜研の女2022」第6話で小菊(松下由樹)が“AI犯罪防止システム”の弱点を熱弁!ネタバレと第7話あらすじと予告

2022年11月30日11時47分ドラマ
@テレビ朝日

11月29日(火)「科捜研の女 2022」(テレビ朝日、よる9時)第6話で第三課の猛者・小菊(松下由樹)が“AI犯罪防止システム”の弱点を暴いた。12月6日(火)に放送される第7話に、動物行動学の准教授役で若手実力派女優・石井杏奈がゲスト出演する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「科捜研の女」は、京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)ら個性あふれる研究員たちが、科学捜査で難事件に挑む人気サスペンス。

11月29日に放送された第6話で、松下由樹が京都府警捜査第三課の“猛者”篠宮小菊役で登場。街を歩いているだけで、“危ない人物”特定されてしまうAIによる“犯罪防止システム”の弱点を見事に言い当てた。小菊は「犯罪を未然に防ぐ」ことこそが大事、まだ一線を超えていない人を犯罪者と認定してしまうことの怖さを熱弁。一度レッテルを貼られてしまうと、引き返せなくなってしまう。それを防ぐのは機械ではなく、現場の人間であるべき、という小菊の主張には「確かにそうだ」と視聴者も唸らされた。

次週12月6日に放送される第7話は、乗馬ファームで馬主の男性が遺体となって発見されるところからスタートする。同時に被害者が所有する元競走馬“ウインター号”が行方不明となっていることも判明。まもなく現場近くの映画撮影所に迷い込んでいるところを無事発見されるが、事件当時、現場で“ウインター号”が犯行を目撃していた可能性がたかいことがわかる。第5話の目撃者は“サル”と“亀”。次回は“馬”だ。

第7話には若手実力派女優・石井杏奈が“動物行動学”を専攻する准教授・生駒遥夏役でゲスト出演する。遥夏から馬には優れた記憶力があり、人間の顔も覚えることができると教えられたマリコは、容疑者の“面通し実験”を提案。協力を持ち掛けられた遥夏は、驚きつつもマリコとタッグを組んで実験することに!

■前回 第6話:ネタバレあらすじ
システム開発会社の社長・梶谷亮一(鈴之助)が、石段の下で転落死しているのが見つかった。榊マリコ(沢口靖子)ら科捜研が鑑定したところ、何者かに突き落とされたものと思われた。付近の防犯カメラを確認したところ、意外な人物が映っていることが明らかになった。

その人物とは、京都府警捜査第三課の篠宮小菊(松下由樹)。彼女は所轄時代から窃盗事件を追い続けてきた、いわゆる“盗犯”ひと筋のたたき上げで、本来は部下の教育係であるにもかかわらず、いまだに自ら街に出て万引きや置き引きを単独で摘発していた。周囲からは、窃盗犯を検挙するためには規律違反ギリギリのことも平気でやると思われている"猛者"だった。

実は、被害者の梶谷はAIで人間の感情をパターン化する“犯罪予測システム”を開発しており、府警本部総務部長の漆原修次(風見しんご)と組んで刑事部への導入を画策していた。小菊はそんな梶谷に対し、「刑事の仕事には長年の経験で培った“目”が必要。AIには、そのかわりは務まらない」などと猛反発していた。小菊にとって、犯罪予測システムは自らの仕事の領域を侵食する存在にほかならない。 

そんな中、小菊を直撃したマリコは、彼女がスーツとは不似合いな外国製の登山靴を愛用していることに気がつく。一方、土門刑事(内藤剛志)は新聞記者の堀野(板倉チヒロ)から、漆原と梶谷が癒着していたという情報を聞き出す。

梶谷の殺害現場には海外製らしき靴の痕跡が残されており、被害者の手首には登山靴の防水に使うワックススプレーが付着していたことから、マリコは小菊が何かを隠しているのではないかとにらむが、現場の下足痕が一致したのは、漆原の息子・海斗(三谷麟太郎)だった。海斗は何者かにメッセージで呼び出されて現場に行ったことを認めたが、その時にはもう被害者は亡くなっており、階段の上に人影を確認していたが、怖くて通報できなかったのだと語る。

その後、梶谷がスーパーで防犯システムのテストをしていたこと、海斗が万引き未遂をしていたこと、小菊が梶谷と揉めていたことが判明。ところが、自宅に戻された海斗が、何者かに呼び出されて行方不明に。科捜研のメンバーは防犯予測システムを使って海斗を探し出すと、すぐそばに小菊の姿が…。実は小菊は、海斗が犯人に呼び出されたと知って、犯人を確保しようとしていたのだった。小菊は海斗を守るために動いていた。小菊はAIによる“防犯予測システム”を使うことで、まだ一線を超えていない人間にも、レッテルを貼らることになってしまうと語る。「一度レッテルを貼られてしまうと引き返せなくなってしまう。それを防ぐのは機械ではなく、現場の人間」それが、自分の仕事なのだと。

マリコたちは“犯罪予測システム”を使って、海斗を呼び出した人物を特定した。それは、新聞記者の堀野だった。堀野は梶谷がシステムを使って脅迫のネタを集めていたことを知り、自分もそのおこぼれにあずかろうと持ちかけ、争そっているうちに転落しさせてしまったのだ。

漆原が不正を認め、“犯罪予測システム”の導入は白紙に戻った。小菊は被疑者を守ったことで訓告処分のみですんだ。君嶋(小池徹平)は、「篠宮さんには、AIでも識別不能な闇が見えるのか…」と感心「だから若い人を救える」とマリコ。君嶋は「僕は自分の娘を闇に取り込ませません。そのために、ここにいるんです」と決意を語った。

■次回 第7話:あらすじ 
乗馬ファームの厩舎の前で、馬主の吉川耕造(吉田輝生)が死んでいるのが発見された。遺体の後頭部と前頭部に外傷が残されていることが判明し、吉川が所有する元競走馬の“ウィンター号”が行方不明になっていることもわかる。ファームのスタッフによると、現在は乗馬体験や撮影などで活躍していたという。
 
直後、思わぬ場所でウィンター号が見つかった。現場から数百メートル離れた映画撮影所に迷い込んでいたのだ。後脚に血液が付着しているのに気づいたマリコらは“ALSライト”を当てようとするが、動物行動学を専門とする准教授・生駒遙夏(石井杏奈)に制止される。遥夏は撮影所から馬に過剰な負担を強いていないかコンプライアンスチェックを任されている人物で、馬は凶器や証拠などの“モノ”ではなく、感情を持った“ひとつの命”だと訴える。さらに遥夏は、馬は優れた記憶力を持ち、人間の顔を覚えることができるとも話す。

まもなく、君嶋直樹(小池徹平)の鑑定により、ウィンター号の蹄鉄と被害者の傷口の形状は一致しないことが断定され、殺人事件であることが明らかになった。脚に血痕が付着していたということは、ウィンター号は殺害時に現場にいて犯行を見ていたに違いない。そんな中、疑惑の人物として、新人俳優・潮田純哉(富樫慧士)が浮上。遥夏の言葉を思い出したマリコは、ウィンター号による「面通し実験」を思いつくが…。

テレビ朝日「科捜研の女2022」は10月18日スタート。出演:沢口靖子、内藤剛志、小池徹平、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、山本ひかる、石井一彰/第6話ゲスト出演:松下由樹 風見しんご 鈴之助 /第7話ゲスト出演:石井杏奈 富樫慧士 吉田輝生 ほか。主題歌:坂口有望『サイレント』。番組公式Twitterアカウントは「@kasouken_women」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「科捜研の女2022」番組公式サイト

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