何度見ても元気になれる『天使にラブソングを…』2週連続放送!金曜ロードショーオリジナル吹替版

2022年12月01日21時00分映画
©Touchstone Pictures & Buena Vista Pictures

30年ぶりに新作も制作中と伝わる大ヒットミュージカルコメディが2週連続「金曜ロードショー」に登場!明日2日は、第1弾で日本にゴスペルブームを巻き起こした『天使にラブソングを・・・』(1992年)を、次週9日は第2弾を放送、予告動画は番組公式サイトで公開中だ。



金曜ロードショーでは4週連続でクリスマスに見たい映画をお届け!第1弾は見ると元気になれる『天使にラブソングを・・・』。ナイトクラブの歌手デロリスがひょんなことから教会の聖歌隊を任されることになり、厳格な修道院長に反発しながらも、歌が下手な聖歌隊をゴスペル聖歌隊に成長させていく、歌あり、ドキドキありのコメディ映画だ。

主演は数々の受賞歴があるアメリカで絶大な人気を誇るコメディエンヌ、ウーピー・ゴールドバーグ。そして主人公と反発するが次第に信頼関係を築いていく厳格なカトリックの修道院長役でマギー・スミスが出演。彼女は他にも『ハリー・ポッター』シリーズでマクゴナガル先生や、「ダウントン・アビー」(2010-2015)でバイオレット役として出演していることでもお馴染な女優だ。

この作品の魅力は厳かな修道女、シスターたちがデロリスによってキュートな聖歌隊に変身していくところだろう。聖歌隊が作中で歌う曲で讃美歌は最初に歌われる「Hail Holy Queen」のみ。2曲目の「My God」は、1964年にマリー・ウェルズが歌った「My Guy」を教会用にアレンジ。「映画スターみたいにイケメンじゃないけど、彼と一緒にいれば幸せ」と歌ったラブソングの「彼(Guy)」を 「主(God)」と替え歌し、「讃美歌を歌う」というイメージの聖歌隊をよりポップに演出した。そして最後の「I Will Follow Him」も1963年にリトル・ペギー・マーチが歌ったこてこてラブソング。「深い海の底でも高い山の上でも彼と一緒ならどこでも行くわ」という歌詞が指す「彼」がラストを飾る曲として物語としてもドンピシャにはまっている。しかもそれぞれの曲に、主人公のクラブシンガーらしい演出が加わることでシスターたちが生き生きと歌い踊る姿は観ているこちら側もハッピーにさせてくれる。

また、厳格なカトリックの教会にナイトクラブの歌手が身を隠すという設定が面白いところもこの映画の魅力のひとつ。舞台になったネバダ州リノという街は治安の悪さでも有名だが、その中で不良な街の若者とダブルダッチをするシスター姿のウーピー・ゴールドバーグが最高にクールだ。吹き替え版では金曜ロードショーオリジナル版、ウーピー・ゴールドバーグの声を中村晃子などでお届けする。

30年たっても全く色あせない痛快作。翌週の『天使にラブソングを2』とあわせて、ワクワクするゴスペルでクリスマス気分を盛り上げよう!

■あらすじ
カジノ歌手デロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)はここ一帯を縄張りとするマフィアのボス、ヴィンス(ハーヴェイ・カイテル)の愛人。ある日、ヴィンスが裏切者を殺す場面に遭遇したことで命を狙われるはめに。重要参考人として警察に保護されたデロリスが、ヴィンスの裁判の日まで身を隠す為に連れて行かれた先はカトリック系の聖キャサリン修道院。素性を隠し、名前を「シスター・メアリー・クラレンス 」と偽り、シスターとしての生活が始まるが質素な生活に辟易するデロリス。ある日、修道院長(マギー・スミス)から聖歌隊の指揮者を任されることに。最初は音量も音程もばらばらだった聖歌隊だったが、デロリスは歌手としてのノーハウを生かし聖歌隊を鍛え上げ、ついに発表の時を迎える。厳かな日曜のミサに、聖歌隊のシスター達は美しいハーモニーを披露し、院長はじめ教会の面々を驚かせる。しかしデロリスの仕掛けはそれだけでは終わらなかった。その後シスターたちが見せたのは軽快なピアノに手拍子をつけた讃美歌のアレンジヴァージョンだった…。

大人も子供も楽しめるコメディの名作『天使にラブソングを・・・』は日テレ系「金曜ロードSHOW!」(夜9時から10時59分)にて放送。

■スタッフ
監督:エミール・アルドリーノ
制作総指揮:スコット・ルーディン
脚本:ジョセフ・ハワード

■キャスト
ウーピー・ゴールドバーグ(中村晃子)、マギー・スミス(藤波京子)、ハーヴェイ・カイテル(堀勝之祐)、
キャシー・ナジミー(さとうあい)、ウェンディ・マッケナ(矢島晶子)、メアリー・ウィックス(河村久子)、ビル・ナン(玄田哲章)、ロバート・ミランダ(西村知道)、リチャード・ポートナウ(千田光男)ほか

日本テレビ「金曜ロードSHOW!」番組公式サイト