NHK「上陽賦~運命の王妃~」第16話:“王ケン”チャン・ツィイーに託された使命!ネタバレあらすじ|全43話

2022年12月04日20時00分ドラマ
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最後の望みを託された王ケンが秘密の通路を使って城外に出る!NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で12月11日放送の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第16話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。

「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。

※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。本作は架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。



■キャスト押さえておくべき5人
王儇(以下、王ケン)/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか

■第16話:
王ケン(おうけん)は、宮殿の皇帝の寝殿から外へ通じる秘密の通路があることを皇帝から聞かされる。それは徳宣(とくせん)皇太后の墓に通じる道。かつて、皇位を奪うために兄の高宗を殺めた粛宗に腹を立てた皇太后は慈安寺に身を寄せた。死後は皇帝陵に葬らないよう遺言を残した皇太后のために、粛宗は慈安寺の地下に墓を作って埋めたのだった。墓には出口が2つ。1つは慈安寺、もう一つが皇帝の寝殿・式乾殿(しきけんでん)だったのだ。驚く王ケンに皇帝は計画の遂行を託し、馬子律に証書と遺言を書くので3日間の猶予をくれと頼む。式乾殿からの帰り道、皇后を訪ねようとする王ケンは兵士に止められ、皇后の寝所の昭陽殿に桓宓がいると知る。そこでは婚礼の準備が着々を勧められていた。

牢にやってきた子律に、これまでの全てが子律の計画だったと敵ながら感服する王藺。子律の怒りは桓宓を娶った王夙に向けられるが、「子律の恋情を知りながら桓宓を嫁に迎えた」と自分に怒りを向けさせる王藺。子律は数日後に王藺の為の宴を開いて生き地獄を味わわせてやると、その場を立ち去る。

その夜、皇帝は病の悪化を理由に王ケンを呼び出す。王ケンは、皇帝の密証を持って秘密の通路へ。すべての任務を果たして、朝までに戻ってこなければならない王ケンは、虎符を無事手に入れ慈安寺の母・馬瑾若を訪ねて事情を話す。危険を理由に止める瑾若をなだめた王ケンは、宋懐恩を伴って西門に向かう。王ケンと再会した懐恩は桓公の企みを報告する。

一方、蕭キの軍営では桓公が皇都で変事があったと蕭キに伝えていた。懐恩からの連絡も途絶え、部下たちは皇都に戻るかどうかで口論を始める。蕭キは桓公軍と寧朔軍との出陣決意を桓公に伝える。桓公はそれを受け入れながらも、皇都での王ケンの危険をことさら匂わせ、蕭キの不安を煽る。そこに、胡瑶が兵が次々と倒れていると報告に来る。実は、何者かが飲み水に毒を入れていたのだった。



その頃、西門に急ぐ王ケンたちは、途中で魏将軍の母親を人質に取し、将軍の妹だと偽って西門を守る将軍に面会する。将軍はすでに子律を通して皇帝の密証を受け取っていた。ところが王ケンが虎符と新たな密証を持って来たことに混乱する。皇都での子律の反乱を説明するも信じない魏将軍。ところが将軍の母親・魏夫人が王ケンの肩を持つ。実は魏夫人はこれまで様々な修羅場を潜り抜けてきた女傑だった。王ケンに会えたことを喜び、大義のために王ケンに従うよう息子を説得し、魏将軍は開門を決断する。懐恩に虎符と密証を託して西の軍営に急ぐよう命じる王ケンは、宮殿に向かう。魏夫人の機転でどうにか無事に式乾殿に戻ることに成功する。

一旦、鳳池宮(ほうちきゅう)に戻ることになった王ケンを子澹が待ち構えいた。疲れたという王ケンに「一晩中どこにいたのか」と詰る子澹。「夜通し待っていた、宮殿に乗り込もうとした」と、なんの計画性もなくその場の思い付きで動こうとする子澹。王ケンはそんな子律を「独りよがりで」と言い、「ここに来ないで宮殿の外で子律を食い止める策を考えるべきだった」と、子供じみた子澹の恋に呆れ果てる。

その頃、鬼霧谷でケン寧王の反乱軍と対峙していた蕭キは、ついに強行突破の出陣命令を出す。蕭キを生け捕りにしようとするケン寧王は、桓公からの合図の狼煙(のろし)を見て勝利を確信し、谷深く攻め込む。ところが、桓公の裏切りを知る蕭キは周到な準備をしており、反乱軍を撃退する。猛攻を受けたケン寧王は撃退を命じるが、後ろにも寧朔軍が待ち構えており、挟み撃ちに合う。

その頃、西の軍門に到着した懐恩は陸風将軍との面会が適うが…。

■見どころ
第16話は、皇都と鬼霧谷とに分かれて王ケンと蕭キが夫婦で大活躍する。前半は王ケンの手に汗握る脱出劇。この作品は主人公の蕭キ以外の男性キャラクターのダメっぷりが目立つ。その最たるものが子律。私情だけで何の計画性もない子律を、王ケンが完全に見限るのがこの回。一方で、王ケンを始め女性の活躍ぶりが頼もしい本作。今回王ケンに加担してくれた魏夫人もなかなかの女傑。最後の魏夫人と瑾若の連携プレーは、母親だからこそ思いつくアイデア。果たしてどんな機転を利かせるのか?ところで、走り回った王ケンの衣の裾。相当汚れているはず。これをどうごまかすのかもお見逃しなく。

一方、後半の鬼霧谷ではケン寧王の裏をかく蕭キの作戦が大成功!15話で蕭キが秘密裏に作らせていた巨大な戦車がここで大活躍する。また、吊るされた桓公をみて退却しようとした反乱軍を待ち構えていたのは、こちらも15話で胡瑶が見つけた脱出道を使って待機していた別動隊。まさに「戦いの神」の見事な戦略だ。

そして気になるのが宋懐恩。陸風将軍に会って王ケンに託された役目を無事果たすことができるのか?

■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント

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予告編

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