「鎌倉殿の13人」第47話”政子”小池栄子の名演説予告にSNSが早くも興奮!第46話ネタバレあらすじ

2022年12月05日11時12分ドラマ
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12月4日(日)に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)第46話「将軍になった女」では小池栄子と宮澤エマ抱擁が感動を呼んだ。12月11日(日)放送の第47話「ある朝敵、ある演説」で政子の名演説にSNSが興奮!予告動画は番組公式サイトで公開、NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



12月4日放送の第46話では、息子・時元を鎌倉殿するべく実衣(宮澤エマ)が暗躍するも義時の罠にはまり失敗。息子を自害に追い込まれ、自分にも謀反の疑いがかけられる。妹をも処刑すると言い出す義時(小栗旬)、それを止めたい政子(小池栄子)の攻防が緊張感を見せる中、鎌倉に対し圧力をかけてくる朝廷。次期鎌倉殿が朝廷の親戚筋に当たる三寅・2歳に決まり、ますます義時の天下となりそうな展開で、政子が尼将軍として立ち上がった。

尼将軍誕生の裏では、時房(瀬戸康史)V.S後鳥羽上皇(尾上松也)の蹴菊対決、慈円役の山寺宏一が早口で流れるように次期鎌倉殿の系図を披露し、そして処刑宣告を免れた実衣とそれを助けた政子の涙の抱擁など見どころも満載だった第46話。朝廷と鎌倉との対立構造がくっきり浮かび上がったところで、暴走する義時と謀反の疑いをかけられた実衣を守るために立ち上がった政子の勇ましい姿でラストを締めくくった。

そして12月11日の第47話では、後鳥羽上皇が義時に対し討伐の命が下り、日本史上初の朝廷と武家政権の争い・承久の乱が描かれる。予告映像で政子が「三代にわたる源氏の遺跡を守り抜くのです」と力説する姿が放送されると「尼将軍爆誕!ついにあの演説がと思うと胸が熱い」「政子の伝説の演説、これはヤバい!」とSNSが盛り上がりを見せた。物語も残すところあと2回。ここまで物語をけん引してきた義時と政子の闘いもいよいよ佳境を迎える。

■女傑・北条政子を小池栄子が熱演
源頼朝に寄り添い、支え続けた北条政子。夫亡き後は、息子を失いながらも武家社会の中で存在感を出してきた政子がついに第46話で尼将軍として名乗りを上げた。北条政子と言えば、悪女や女傑と言われているが、中世の女性では珍しい行動力で政治の世界で力を発揮した人物。脚本家の三谷幸喜はそんな政子を、伊豆の豪族の娘が頼朝と出会うことで成長していく姿を丁寧に描いてきた。そして政子を初めから気性が荒い悪女として描くのではなく、時代に翻弄されながらなるべくして将軍に落ち着くようストーリーが展開されてきたところに、脚本の秀逸さがにじみ出る。

そんな聡明で情に厚い政子を小池栄子が好演し人気を集めている。第46話で実衣の命を助けるために政の頂点に立つことを決意した政子。しかしそこに到達するまでに、夫や子供を亡くす悲しみを味わい、鈴木京香演じる丹後局に発破をかけられ自分の立場を自覚していく姿を見て来た視聴者にとって、尼将軍宣言は感動シーンとなった。視聴者からは「みんな政子推し」「カッコよすぎる!」と小池栄子への称賛コメントが寄せられた。

■前回(第46話)ネタバレあらすじ
源実朝と公曉が亡くなり、残された源氏の血筋は実衣と阿野全成の息子、阿野時元だけになった。実衣は時元を鎌倉殿にするため三浦義村(山本耕史)に話を持ち掛け、義村は朝廷から宣旨をもらい受ける役を引き受ける。しかし、義村はこのことを義時に報告。実衣が動くことを計算していた義時と義村は時元を挙兵に追い込み、そこを討ち取る計画を練っていた。争いの目は摘んでおきたい義時は実衣すら闇に葬ろうとしていた。一方、京にいる後鳥羽上皇の元に頼仁親王がいつ鎌倉に来るのか催促する書状が届き、朝廷が断って来るように仕向けて来た鎌倉に苛立ちを覚えていた。

建保7年2月22日、阿野時元は義時らの罠にはまり、挙兵を前に義時の準備していた兵に囲まれ自害。そして謀反人となった時元に実衣が関与していたとし、詮議にかけられた。厳罰に処すべきと主張する義時は実衣の処刑を主張するが、政子が援護する。なかなか処罰は決まらず、実衣はしばらく幽閉されることとなった。2月に入り、後鳥羽上皇から今になって鎌倉に送る親王を吟味したいという内容の書状が届いた。鎌倉が断ってくるよう駆け引きをしてきたのだ。一方、民と距離を縮めようとする政子は施餓鬼の備え物を貧しい人に配り、慕われるようになっていく。

その後、実朝の弔問のため、京から使者がやって到着した。さらに上皇は、摂津の国、長江と倉橋の2つの荘園に関して地頭の任を解くように言って来た。この2つの国の地頭は義時だったので、上皇からの嫌がらせに義時は腹を立てる。そしてこのまま朝廷の言いなりにならないよう、そして鎌倉殿の不在を続けられないため、義時は時房に兵を率いて京へ上らせようとする。一歩間違えれば戦になる状況の中、時房は千の兵を引き連れ上洛した。

大軍を率いて上洛した時房に対し、脅しかと問う後鳥羽上皇に対し、あくまで護衛だと言い張る時房。これでは埒があかないと、2人は蹴鞠で勝負をつけることに。審判役の兼子(シルビア・クラブ)が見守る中、一歩も引かない両者。上皇がよろけたところで兼子が引き分けを言い渡した。時房が勝てば生涯朝敵になる恐れがあるため、時房は負けを認めざるを得なかった。時房のお陰で機嫌を損ねることはなかった上皇は、親王の代わりに他の者を送ろうと約束し、一件落着となった。

その後、慈円(山寺宏一)が極秘に鎌倉を訪れ、鎌倉殿に九条一門の三寅に決まったと伝えてきた。三寅はまだ2歳ということもあり、義時たちは扱いやすいと喜ぶ。それから数日して三寅が鎌倉にやって来た。幼い三寅は元服してから鎌倉殿になる流れになるが、義時はそれまで自分が政を行えば問題がないと考えていたが、それに政子が反発。「あなたは自分を過信し過ぎています。2歳の三寅様に、御家人が従うはずがなく鎌倉が再び乱れかねない」と言う政子は、自分が鎌倉殿の代わりをすると言い出し義時を驚かせた。政子は鎌倉殿と同じ力を認めてもらい、尼将軍と名乗ることを宣言。

この日の夕方には政所始が行われ、三寅のお披露目と共に、政子の尼将軍お披露目の機会ともなった。こうして政子は義時以上の権力を持つことになるのだった。

■第47話「ある朝敵、ある演説」あらすじ
幕府の後継者争いが発端となり、乱れる京。朝廷の象徴である内裏が焼け落ちると、後鳥羽上皇は再建費用を日本中の武士から取り立てることを決定する。しかし、義時は政子と大江広元の支持を得て、要求を先送りにする。泰時はじめ御家人たちが後鳥羽上皇との関係悪化を心配する中、三浦義村は京で大番役(御所や京都市中の警固役)を務める弟・胤義(岸田タツヤ)に・・・。そして鎌倉最大の試練、承久の乱へ突入していく。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第47話は12月11日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/坂口健太郎/瀬戸康史/尾上松也/山本耕史/菊地凛子/小池栄子ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kamakura13」。第47話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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